開発episode:kakal

この商品の開発以来が舞い込んだ時に、一番悩んだことが、世界で一番こだわりのある種族である日本人のそのまたこだわりのある主婦に向ける、見て眺めるだけの美しければ良いとされる商品ではないことが、しかし・・・だからこそ・・・心が燃えました。
メンバー選定は、私が信頼している、設計が強くそして造形性のセンスが良い吉澤弘さんに連絡を取りました。
男性だけでは、いけない。女性(それも主婦)がメインの道具なので、女性の参加をしてもらいたい、それもこだわりのある方で子供をお持ちで幸せな家庭を作っている女性の工業デザイナーの参加が必要だと痛感した。そこで幸せな家庭を持ちながらセンスの良い方・・・・元SONYの磯野梨影さん!
私はすぐに連絡を取った。

皆から、快諾を得た。
そこに企業の開発者が加わり、決定権を行使してくれる取締役がバックアップをしてくれる社内と社外ブレーンが対等に思いをぶつけられるプラットホームが出来上がり、そこで暴れるメンバーが揃った!
うまくいかないわけが無い!
さて、現状の不満分析が始まった。何が今までの製品で問題なのか?
室内物干しを買いたくても、本当にほしいものが無いとジプシーのようになっている生活者が必ずいるはずだ!
ジプシーに安住の道具を!心は燃えるばかりであった。
吉澤さんが、難しい機構に走り出す。そこで吼える私、「もっとシンプルに!赤ちゃんでも悩まない製品化を!」
磯野さんが「洗濯は隙間がないと乾きが悪くなる。」と生活者の声!
皆で考えた到達点。
「出来るだけ、しまう時は、簡単にたためるようにワンタッチで!」
「ワンタッチなのだから、開くときも、とめ具がノンスイッチのマグネット機構!」
「突然のお客さん来訪時も簡単に動かせるキャスターつけよう!」
「閉まったら、とーっても薄く!家具の後ろなどに隠せる背の高さ!幅はスリムに!」
「軽くて、素材感のきれいで錆びないアルミを使おう!」
「後ちょっとのために、横にポールが飛びさせるなんて素敵!」
「床が傷つかない、ぶつかってもやさしい、ソフト加工をほどこして!」
「色は、アルミ素材そのものと目立ちにくいけれど邪魔にならない温かいグレー調に!」
「いっぱい干せるけれど乾きやすい、隙間の空間設計!」
「ブラウスなども干せるちょっと背の高いサイズ感!」
等などなど・・・・・
   
完成するまで何度と無く試作を繰り返し、ユーザー調査にデザイナーも含めたメンバー全員が立会い、生の感想を聞きながらすぐ修正を繰り返し・・・・ やはり、思い描いたものが完成へと近づいていった。
皆の意見を取り入れながら、デザイン、機能に妥協することなく、
使っていて本当によいモノを完成させることができました。
written by hide
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