デザイナーinterview: 鈴木マサルさん

今回は、ファブリックブランドOTTAIPNU(オッタイピイヌ)のデザイナー、鈴木マサルさんにうかがいました。
KONCENTでも人気のあるchocotowel(チョコタオル)、ishikoro(イシコロ)など、素材のおもしろさと織りを掛け合わせた豊かな風合いと、遊びのあるコンセプトがOTTAIPNUの特徴です。

 

 Q:「OTTAIPNUの商品についてきかせてください。
コンセプトを思いついたきっかけや、デザインのポイントなど・・・。」

鈴木さん:タオルは「柔らかい」という事が大前提でしたが「柔らかく無くても気持ち良い」をテーマに企画したのがshibafuとishikoroです。芝生に寝転んだ時のチクチク感、裸足で石の上を歩く時の気持ち良さをイメージして作りました。

KONCENTスタッフ(以下K):素材や織り方が違うのはテーマから導きだされてきたものなのですね。Shibafuに紙が織り込まれていると聞いたときは驚きでしたが、確かに触れてみるとテーマがとても伝わります。シャリ感とサラサラした肌触りが、たしかに芝生っぽい。ishikoroのポコポコ飛び出したパターンも、踏んで心地良いきゅっと締まった硬さが、なるほど石ころです。さっぱりしたいお風呂上がりには、とくに良さそうです。chocotowelはどんなきっかけでデザインなさったんですか?

 

鈴木さん:chocotowelは、、、私自身チョコが好きでして、チョコがあるシアワセと言うか何と言うか、、、まあ、これはハンカチなんですけど、どうせ持ち歩くなら楽しいものを、と言う気持ちで作りました。」

「何種類ものカラーサンプルを試作して
イメージに合うカラーを選び、さらに修正をしていきます。」
K:chocotowelはパッケージも凝っていて見る側も楽しいデザインですよね。私もチョコは大好きです。笑

 

Q:ご自分のデザインされた商品以外で、KONCENTで気になる商品はありますか?」
鈴木さん:「今治生まれの白いタオル」です。
自分がタオルに関わっていると言うのもあるのですが、このまったく造作感の無い、素材の良さだけで勝負、的な佇まいにはある種の憧れと敗北感さえ感じます。いつかこういう物を作れたら、と思います。

Q:次に、鈴木さんがデザイナーになったきっかけを教えてください。
 鈴木さん:デザイナーと言うよりは絵を描くことが好きなただのお絵描きちゃんでした。
こういう事が仕事になれば良いな、と漠然と思っていた位で。
気が付いた時には美大へ行く位しか自分を納得させられる道は無く、その後は良い師に恵まれ、良い人に恵まれ、、、とにかく周りにいた人達に恵まれて今があるようなものです。 

K:好きなことからはじまって、つながっていくというのは素晴らしいですね。だからこそ、きっと良い出会いが生まれてくるんでしょうね。

 

 

Q:絵を描くことの他に、好きなことはありますか?例えば現在の趣味とか。

鈴木さん:つまらん人だと思われるかもしれませんが、趣味は仕事です。マイブームも仕事かな。
K:仕事が楽しいっていうのは大事です!人生のうち半分は働いてるわけですから。

Q:次の質問ですが、出没スポットはどこですか?
鈴木さん:事務所が渋谷という事もあり、画材の買出しなどで渋谷の東急ハンズを良くうろうろしています。
K:では、東急ハンズに行けば、鈴木マサルさんを見つけられるかもですね(笑)

Q:尊敬するデザイナーはいますか?
鈴木さん:テキスタイルデザイナーの粟辻博さんです。
K:粟辻博さんは海外でもかなり活躍されていましたね。
日本のデザイン界に多大な功績を残された方です。

Q:今後の展開について教えて下さい。
鈴木さん:自社のブランド、OTTAIPNUの商品を充実させていきたいです。テキスタイルの楽しさをもっともっと表現できればと思っています。
K:ありがとうございました。KONCENTショップでも新商品の発売を期待しています。
楽しい商品群のうしろには、デザインを心から楽しんでいる鈴木さんの姿勢がありました。
 designer_photo
OTTAIPNU(オッタイピイヌ)
http://ottaipnu.com/[外部リンク]

テキスタイルデザイナー
鈴木マサルさん
http://ameblo.jp/ottaipnu/(ブログにて日々の活動を掲載中)[外部リンク]