デザイナーinterview:伏谷美由紀さん

130416-174344_rs今回ご紹介するのは、武蔵野美術大学の伏谷美由紀さんです。
産学連携学内コンペ「MUSABI Product Design Competition」の第1回で見事商品化をしました。
1990年 山口県生まれ
2010年 武蔵野美術大学工芸工業デザイン科入学
現在は、インテリアデザインコースでインテリアや空間デザインを学習されています。

ご自身がデザインした商品について、思いついたきっかけやコンセプトなどをお聞かせください。

130509-105438_rs伏谷さん:洗って乾かしたコップをコップスタンドに立てようとしたことがきっかけです。インテリアとして見せることができ、コップを立てるのが楽しくなるコップスタンドを作りたいと思いました。
そこで毎日コップを使い、コップスタンドを必要とする、うがいや歯磨きのためのコップとコップスタンドをデザインしました。
 
KONCENTスタッフ(以下K):うがいや歯磨き用のコップを乾かそうとして、上向きに置くと水が溜まったり、ホコリが入ったり、逆に下向きに伏せると、口を付ける所が触れてしまい、衛生的でなかったり、確かに今までとても不便でしたよね。
 

KOBITOのおすすめの使い方はありますか?

伏谷さん:家族で色別で使うと、どれが誰のコップかわかりますし、洗面所が華やかになっていいと思います。
K:お客様の中でも2つ買いする方、多いんです。

2つ買うとこんな事もできちゃいますよ~

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■KONCENTショップで印象に残っているものがあれば教えてください。

伏谷さん:Key KeeperTate Otamaです。
一人暮らしの私にとって、どちらもあるととても便利で、使い続けたいと思うプロダクトです。
K:Tate Otamaはこれからのお鍋の季節に必需ですね。Tate Otama miniは鍋のとりわけにとてもちょうど良いサイズです。味見をしたり、立てて置けるお皿もついてます。
 
キーキーパーR
キーキーパーR
タテオタマ
タテオタマ

 

デザインに興味を持ったきっかけは何ですか?

伏谷さん:小学生の時、よく見ていたテレビ番組でインテリアコーディネーターが視聴者の部屋をコーディネートしている所を見た事がきっかけです。
自身の力が求められ、つくりだすものが人々に幸せを与える仕事に憧れました。
はじめはコーディネーターになりたいと思っていましたが、インテリアを見ているうちにデザイナーに興味を持つようになりました。
K:伏谷さんにとってKOBITOがその第一歩になってくれていたら、とても嬉しいです。

大学での生活を教えてください

伏谷さん:生活の中で自分自身で体験したことから、問題点や気になる事を見つけ、それを解決したり新しい価値として提示することで、人々の生活が豊かになるといいな、と考えながら制作しています。
K:生活の問題点に気づくことって簡単そうで、とても難しいですよね。どんどん作品をうみだしてほしいです!

最近凝っていることは何ですか?

ルームフレグランスや柔軟剤、クイックルワイパーのウエットシートに香りがついたものなど、部屋をいい香りで満たすことに凝っています。
疲れている時や落ち込んでいる時などでも、毎日の家事が億劫にならず楽しむことができる方法はないかと考えて、いい香りに癒されながら掃除や洗濯をするようになりました。
日常的な動作に工夫を加えることでちょっとでも見方や感じ方が変わるというのは面白いですね。
K:無臭が流行の時期もありましたが、今や香りの時代ですね~。

自分を一言で表すと?

伏谷さん:細かい。良い意味でも悪い意味でもよく言われます。
K:デザイナーにとってはとても重要な要素かと思います。

休日の過ごし方は?お気に入りの場所などはありますか?

伏谷さん:お気に入りのソファに座って、映画を観るのが好きです。休日は出かけることが多いですが、帰ってきてソファで一息つくことが日課になっています。

K:一息つくことも大切ですね。

アイデアが生まれる場所、見せてください!

伏谷さん:ただの机ですが、KOBITOを考えたのも、大学の課題に取り組むのもこの場所です。カッターマットもパソコンも置くことができる、幅が広く使いやすい机です。

K:シンプルが一番作業しやすいですよね!整理整頓…見習わないとです。

尊敬するデザイナーやアーティストはいますか?

伏谷さん:柳宗理、ハンス・J・ウェグナー

K:どちらもデザインの巨匠ですね。

今後の展開について教えてください。

 
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伏谷さん:知識や技術を吸収して、人々の要望をかなえる事ができる表現力豊かなデザイナーになりたいと考えています。
多くの人と接し、成長してゆきながら仕事をしたいです。

K:伏谷さんのデザインに対する情熱を感じることができました!
インタビューにご協力頂き、誠にありがとうございました。

 

伏谷さんのデザインはこちら▼