今回は、プラスディーの新商品「Kaze guru ma(カゼグルマ)」についてデザインされた阿津 侑三さんにお話をお聞きしました
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*カゼグルマのデザイナー:阿津 侑三さん
子供の頃から親しんでいた風車。
KONCENTスタッフ(以下 K):
まずは、この製品をつくる
きっかけとなった出来事を教えてください。
阿津さん:
ふと、かざぐるまが回っていたら
癒されるのでは?と思ったんです。
論理的に考えるのではなく、
自分が何とくなく良いものを
デザインしようと考えていたら、
自然にかざぐるまが思いつきました。
僕の生まれた袖ケ浦市には、
風車(ふうしゃ)を使った
風力発電所がありましたので、
その影響は大きいのかなと思います。
阿津さん:
ですので、昔からエコエネルギーには、
親しみを感じてはいました。
風がもっと身近になって
欲しいなという想いは
ずっとありましたので、
それもカゼグルマのデザインが
できた理由の一つですかね。
ミリより小さい、回るための工夫
K:
小さくて可愛いカゼグルマですが、
回るためのこだわりが沢山詰まっていますよね。
阿津さん:
回りやすい形状を追求し、
100個以上の試作品を作りました。
捨てた種類も沢山。
阿津さん:
本体のなかに空気が入りよく回るように
羽に丸みを持たせつつ、
実際の風車の形状に近付けるよう、
できるだけ尖った形の羽に
ならないかと何回も試行錯誤しました。
時間があるときは、ひたすら考えては作ってを
繰り返していましたね。
K:
すごい細かそうですね。
阿津さんの本業はグラフィックデザイナーですが、
平面上のデザインではなく、
立体のプロダクトを考えるのは、
難しくなかったのですか?
阿津さん:
実はとても苦戦しました。
羽の調整は、ミリより小さい作業で。
阿津さん:
回るための風の入り口だけでなく、
立体的な美しさの検証を重ね、
壁に付けたとき綺麗に見えて、
なおかつ回りやすい
壁からの高さ「25mm」という
結果に辿り着きました。
その期間があったからこそ、
完成が見えてきた時はとても嬉しかったです。
ため息の風で自然と笑みに
K:
カゼグルマは、見ていると
自然にふーっと
吹きかけて回したくなります。
阿津さん:
そうですよね。笑。
自分の意思ではなくても、
カゼグルマが回っていたら、
気持ちが楽になるのでは、
という想いもありました。
例えば疲れている時、
自然とため息をついてしまった。
そんな時もあると思うんです。
ですが、自分の意思ではなくても、
ため息の風で
カゼグルマがクルクル回っているのを見たら、
何だか癒されて自然と気持ちが楽になり、
不思議と笑みになる。
マグネットという実用性だけでなく、
皆さんの毎日に少しの癒しと笑顔を運んでくれる。
カゼグルマがそんな存在になってくれたら嬉しいです。
K:
それは素敵ですね!
風車は風の力で電気を作り出しますが、
カゼグルマは、癒しや笑顔を作ってくれるんですね。
では、最後にこちらを読んでいただいている
皆さんにひとことお願いします。
阿津さん:
カゼグルマのデザインは、
おじいちゃん、おばあちゃんには懐かしく、
若い方には、新しく感じて頂ける
アイテムではないかと思います。
皆さんの毎日の中で、
皆さん独自の「風」の楽しみ方を
見つけてもらえると嬉しいです。
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