作成者別アーカイブ: KONCENT-SHOPstaff

【お知らせ】KONCENT Web shop 夏季休業日につきまして

いつもKONCENT Web shopをご利用いただき、
誠にありがとうございます。

2021年の夏季休業日につきまして、お知らせをいたします。

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Web shop 夏季休業日

夏季休業日:8/13(金)〜 8/16(月)
休業前最終受注日:8/11(水)正午まで
休業前最終発送日:8/12(木)

■夏季休業前の発送をご希望の場合:
【 8月11日(水) 正午まで 】にご注文をお願いいたします。

■ラッピングご希望の場合:
【 8月6日(金)正午まで 】にご注文をお願いいたします。

※各受付締切時間までに確定していないご注文は、【 8月17日(火)以降 】の発送となります。
※取り寄せ、受注生産商品に関しましては上記の限りではございませんので、予めご了承ください。

■夏季休業後 営業開始日:
8月11日(水)13時以降、また休業中にいただいたご注文は、8月17日(火)より順次出荷致します。
※休業期間中に頂いたお問い合わせにつきましては、営業再開後、8/17(火)より順次お答え致します。
※但し、取り寄せ商品・欠品商品に関しましては上記の限りではございません。

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ご利用のお客さまには大変ご迷惑・ご不便をおかけいたしますが、
ご理解いただけますようお願い申し上げます。    

なお、KONCENT実店舗は上記期間中も営業を行っております。
各店の詳細情報につきましては、こちらをご覧ください。

 

「#ネコカップチャレンジ2021」 開催!!

2021年の夏もやります!「#ネコカップチャレンジ2021」

2020年8月から開催している参加型SNSイベント「コネコカップチャレンジ」。
第3回目を迎える今夏は、+d『コネコカップ』にとどまらず『ネコカップ』も対象に加え、
グレードアップした「#ネコカップチャレンジ2021」として開催します!!

また、このイベントを一緒に盛り上げてくれる「無限ネコ製造人」をあわせて大募集!!
ご応募いただいた方の中から抽選で、10名様に『ネコカップ』をプレゼントいたします。

#ネコカップチャレンジ2021」の参加方法、
無限ネコ製造人」への応募方法は、下記をご確認ください。
たくさんのご応募、ご参加お待ちしております!!


< #ネコカップチャレンジ2021 参加方法 >

●投稿受付期間
2021/7/15(木)~2021/8/25(水)23:59

●参加方法
①+d『ネコカップ』もしくは『コネコカップ』を用意します。
②「ネコカップと夏と」をテーマとして、下記のお好きなチャレンジを実行!!
③その様子を画像に収めて、ハッシュタグ「#ネコカップチャレンジ2021」をつけてSNSに投稿します。
*KONCENTの公式アカウント(Twitter / Instagram)のフォローもお願いします!!

●募集チャレンジ内容
◯ ネコ料理部門

ネコカレー、ネコゼリー、ネコシャーベットなどなど、愛らしいネコ料理は、夏バテ解消にも役立つはず!
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◯ ネコ造形部門

食品以外の砂や土、氷などを使ったネコや、『ネコカップ』『コネコカップ』がいる風景など、
夏のひと時を写真に納めましょう。お子様の”自由研究”にも活かせるかも!?
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◯ 猫もいっしょ部門

ご自宅の愛猫や、ご近所の仲良し猫さんなど、本物の猫と『ネコカップ』『コネコカップ』をいっしょに撮影。
種を超えた、新しい友情がうまれるかもしれません。

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選考方法
上記3部門ごとに候補を選び、それぞれの「ベスト オブ ネコカップ」を決定いたします!

●審査員
+d『ネコカップ』『コネコカップ』デザイナー・森井ユカさん

●賞品
各部門の「ベスト オブ ネコカップ」に選ばれた方には下記の賞品をプレゼント!
KONCENT Web shop お買い物券(5000円分)

●結果発表
2021年8月28日(土)を予定
※発表方法、時間等、決まり次第お知らせいたします。
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*対象SNS:Instagram、Twitter、Facebook
*受付期間よりも前に投稿いただいた画像はハッシュタグ「#ネコカップチャレンジ2021」を追記いただくことでご応募が可能です。

*異なる画像であれば、同一アカウントで複数点・複数回のご応募(投稿)が可能です。
*受賞者の方にはKONCENTスタッフから後日ダイレクトメッセージ等でご連絡をさせていただきます。
*非公開のアカウントでの投稿は無効となります。公開アカウントでの投稿をお願いいたします。
*ご投稿いただいた写真の二次利用(ホームページ掲載やリポスト等)をさせていただく場合がございます。
*賞品の転売は一切禁止です。
*『ネコカップ』の食品利用につきましては、お腹にカトラリーマークがあるものをご使用ください。

<無限ネコ製造人 応募方法 >

-Instagramでのご応募
①KONCENT SHOP(@koncent_shop) のInstagramをフォローします。

②上記のキャンペーンバナーをスクリーンショットorリポストで
ハッシュタグ「#ねこ」「#ネコカップ応援@koncent_shopをタグ付けし
ご自身のInstagramにプレゼントキャンペーンの参加表明をお願いします。
プレゼントキャンペーンはご応募完了です

– Twitterでのご応募
①KONCENT SHOP(@KONCENT_shop) のTwitterをフォローします。

②以下の「#ネコカップチャレンジ2021」の内容をリツイートをお願いします。
プレゼントキャンペーンはご応募完了です。

●応募期間
2021/7/15(木)~2021/7/31(土)23:59
当選者の方には、KONCENTスタッフから後日ダイレクトメッセージ等でご連絡をさせていただきます。

お手元に届きましたら「#ネコカップチャレンジ2021」にご参加をお願いします。

●応募条件
①KONCENT SHOP のInstagram or Twitterをフォローしてくださっている方

②当選後「#ネコカップチャレンジ2021」にご参加いただける方
➂日本国内在住の方

*対象SNS:Instagram or Twitter
*非公開のアカウントでの投稿は無効となります。公開アカウントでの投稿をお願いします。
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お迎えいただいた『ネコカップ』『コネコカップ』と、ひと夏の想い出をつくってみませんか?
皆さまのご参加・ご応募お待ちしております!!
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Neko Cupデザインストーリー


#コネコカップチャレンジ2020


#コネコカップチャレンジ2021冬

KONCENT非公式トーク!! 第1回 h tag 『bath towel』

台東区の駒形にあるアッシュコンセプト本社では、日々、さまざまな部署のスタッフが集まって、製品の企画や開発、販売戦略などに関する会議が行われています。その現場に極秘潜入して、こっそりと話を聞いてみようというこの企画。初回となる今回は、2021年7月に「h tag(アッシュタグ)」より発売された『bath towel』に関するディスカッションがされているようです。では入り口のドアをそ〜っと空けて、会議室に入ってみましょう……。どんなお話がされているのかな?

.<今回の参加者>
KONCENT Staff Aさん:広報担当
KONCENT Staff Bさん:製品開発担当
KONCENT Staff Cさん:製品開発担当
KONCENT Staff Dさん:KONCENT Web shop担当
KONCENT Staff Eさん:KONCENT 店舗担当

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【テーマ1】たどり着いた「横幅120cm」がもたらすもの。

 KONCENT Staff A(以降:A):事前に「h tag(アッシュタグ)」の『bath towel』を皆さんにお渡しして、使用していただいたと思います。今日はその感想などを率直にお話していきましょう。
その前にこの『bath towel』は開発に至った経緯はどういったものなのですか?

KONCENT Staff B(以降:B):もともとKONCENTで扱っていたタオルは、JAPAN BRANDでつくった「今治生まれの白いタオル」という商品だったよね。それを10年以上にわたって販売してきたんだけど、とある展示会であるタオルに出会ったんだ。

KONCENT Staff C(以降:C):バスタオルってお肌がいちばん敏感な状態になっているお風呂上がりに使うものだから、そのタオルが肌に対する影響を考えて、糸から織り方まで造るのはすごいなって感じたのが、きっかけでしたよね。

B:うん。そこから色々と調査をしていると、意外とお風呂上がりにバスタオルではなく、フェイスタオルを使っている人が多いことが分かったんだ。みんなで議論をしていると、「何日使ったら洗濯をするか」とか「サイズが小さいと干しやすい」、あと男性からは「やっぱり女性にはバスタオルを体に巻いた状態でお風呂から上がってきてほしい」みたいな意見も出てきて(笑)。僕自身、目から鱗が落ちるような発見や気づきがある中で「これは新しい、今の生活にあったバスタオルをつくるべきなんじゃないか」と思ったのがきっかけかな。

あなたはバスタオル派? フェイスタオル派?? それとも……。

 

A:ではやっぱりポイントとなるのはサイズ感ですか?

C:そうですね。従来のバスタオルより小さいけど、それでいて心地よいボリューム感はほしい。そこにはこだわりました。

KONCENT Staff D(以降:D):私はこの商品をサンプルでもらう前から、フェイスタオルとバスタオルの中間くらいのサイズのものを、わざわざネットで探して使っていました。その大きな理由としては、できるだけ頻繁に洗いたいにもかかわらず、一人暮らし用の小さな洗濯機だと、バスタオルだけですぐに洗濯機がいっぱいになっちゃうから。

A:一人暮らしで、週に何度も洗濯をしないといけないのは、ストレスになりますよね。実際に使ってみた感想はどうでしたか?

D:もともと私が使っていたタオルは、もう少し小さいんです。すると髪の毛がビチャビチャに濡れている状態で使うと、全身を拭くにはちょっと物足りなく感じていました。でもこの『bath towel』は、ちょうどいいんですよ。

B:開発段階で調べてみると、似たようなタオルはあるけど、長辺が80センチとか100センチのものが多かったんだよね。『bath towel』の120センチっていうのは意外になくて。

D:そもそも「バスタオルって何%くらい濡れるか」っていう話ですよね。ビチャビチャになるのっておそらくバスタオルの30%くらいで、残りの70%は濡れていないにもかかわらず洗濯をするわけです。でも一般的なフェイスタオルをお風呂上がりに使うと、80%〜90%くらいがビチャビチャになって、使っていて気持ち悪い。その点この『bath towel』は、60%くらいが濡れた状態になると思います。
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しっかり拭けて、濡れすぎない。その絶妙な加減をぜひ試してほしい。

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KONCENT Staff E(以降:E):僕も家で使っているんですが、脱衣所にタオルをかけるバーみたいなのがあるじゃないですか? うちのはその幅がちょっと狭いのか、バスタオルを広げてかけることができなくて。そうするとクシャッとなった状態でかけるしかないから、衛生的じゃないし、乾きも遅くなるんです。でもこの『bath towel』は、サイズが小さいから2枚をかけることができましたよ。

D:そうそう。サイズが小さいと、洗濯の時だけじゃなくて、収納する時にも省スペースになって便利なんですよね。
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乾いた後にコンパクトになるから、収納時にかさばりません。

 

【テーマ2】お風呂にジム、レジャーや習い事まで。

D:私は大きなお風呂に浸かりたいので、家の近くの銭湯に行くことが多くて、これまではバスタオルをリュックに入れて持っていっていたんですが、それだとすごくかさばります。でもこの『bath towel』なら、使い終わったあともクルクルっと巻いてコンパクトになるから、携帯するのにもとてもいいんですよね。

A:なるほど。じゃあジムに通っている人やスポーツをやっている人、あとこれからのシーズンはプールや海に遊びに行く時なんかにとてもいいですね。帰りにカバンがかさばらないのはすごく嬉しいかも。

E:そうなんです。うちは子どもをスイミングに通わせているんですけど、スクールで決められたレッスンバッグがあって、大きなバスタオルだと入りづらいサイズでした。この『bath towel』はちょうどいいサイズだから入れやすくて。あと肌が割と弱い子なので、ちゃんとしたものを使わせたいなと思って子ども専用にしています。

B:『bath towel』は、子どもにガサっとかぶせても床に引きずらないサイズだから、そういう点でも使いやすいよね。
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優しい肌触りと床に引きずらないサイズ感は、お子さまにもピッタリ。

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D:サイズが小さいってことは、本当にたくさんのメリットがあります。さっき言ったように、収納時には省スペースだし、乾くのが早いから時短になって、あと洗濯物の量が減るから節水にもつながるんですよね。つまりメリットばかりで、逆にいうと、なんでデメリットしかない大きなバスタオルを使うんだろうって(笑)。みんな固定概念にとらわれているだけだと思います。「コーヒーはコーヒーカップで飲まないといけない」って思っているようなものですよね。

A:なるほど。「乾きやすい」っていうのもポイントのようですね。

D:そう思います。私がもともと使っていた小さなタオルは、吸収性の高さを謳っていて、確かによく水分をよく吸うんですが、その分、乾きにくくて。この『bath towel』は本当にすぐ乾きます。1枚しか持っていなくても、朝に洗えばその日の夜には使えるんじゃないかな。梅雨の時期に部屋干ししても大丈夫じゃないかなっていうくらい乾きやすいですね。

C:肌に優しくするために、糸のねじれを少なくしていて、それが乾きの早さにもつながっているのかもしれませんね。

E:編み方が関係しているんですね。確かにこの『bath towel』って、何回洗濯しても全然ゴワゴワにならなくて、それもいいですよね。サンプルをいただいてからもう10回以上は洗濯をしていますけど、柔らかさがまったく失われないような気がします。

 

一般的なハンガーにもかけられて、乾きも速いスグレモノ。


 
【テーマ3】“当たり前”を疑うことでうまれる生活の便利さ。

B:もともと“定番を見直す”というのが「h tag」のコンセプトでもあるから、タオルっていう、毎日の暮らしの中でこれだけ当たり前のように使われてきて、サイズもいろいろとある中で、みんながそうやってメリットを感じてもらえるものがつくれたのは、とても嬉しいな。

C:生活者の視点で、本当にピッタリくるものが意外となかったんですよね。これからも当たり前と思っていることを疑うことで、新しい商品が作れるかもしれません。

E:そうですね。今後KONCENTに来てくれるお客様に「普段どんなタオルを使われていますか?」といった聞き方をすると、ほとんどの人が「それが当たり前になっているから」っていう固定観念だけで「バスタオル」って答えると思います。そこで「洗濯物の量、多いですよね?」「乾くのに時間かかりますよね?」みたいな話をしながら、「これだと清潔に使えるし、時短にも節水にもなりますよ」ってメリットを伝えることで、新しい選択肢を与える提案をしていきたいなと思いますね。

A:みなさん、ありがとうございます。たくさんの人の生活を豊かにできると嬉しいですね。

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h tag|bath towel

“愛”こそが支持される理由。多くの人が心を病む今の時代に必要とされるデザインとは?

『デザインプロデューサー』『文筆家』といった肩書を持ちながら、『ギャラリー田村ジョー』の運営も手がけ、日本が世界に誇るインテリアデザイナー、故・倉俣史朗氏の功績を後世へと伝えるプロジェクトを進めるなど、多岐にわたる活動を展開するジョースズキさん。

そんなジョースズキさんとアッシュコンセプト代表・名児耶の付き合いは20年余。今回の対談は、ジョーさんならではの鋭い視点で、『+d(プラスディー)』というブランドを考察すると同時に、コロナ禍の中でこれまでと同じ方法では立ち行かなくなった『見本市ビジネス』への提言など、デザインに関わるすべての人に向けた強いメッセージと示唆に富んだ内容となりました。

緊急事態宣言が出される前のとある夕方、行きつけのお蕎麦屋さんへと向かう前に行われた(!!)2人の対談は、和やかな空気の中で進んでいきます。

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デザインは、愛。20年が経ってなお変わらぬ想い。

名児耶:
僕たち二人が出会ったのは、いつのことでしたっけ?

ジョースズキさん(以下、ジョーさん):
もう20年近く前になりますかね。名児耶さんがアッシュコンセプトを立ち上げたばかりの頃だと思いますよ。
とある媒体で『日本を代表するクリエイターを紹介する』みたいな企画があって、その中で取材をさせてもらったのが最初だったと思います。

名児耶:
そうでしたっけ? もう覚えてないや(笑)

ジョーさん:
何かの雑誌で、『アニマルラバーバンド』を見て「これはすごいな」と感じ、絶対に話を聞かないとと思ったものです。当時のデザイン業界にはイームズのブームがあったり、レトロなものやゴージャスなものが流行ったりしていたんだけど、そのどれとも発想がまったく違っていて、とてもポップで、クスッと笑えるようなものでした。そういったプロダクトって他にはあまりなかったんですよね。そこから関係性がスタートして、その後もずっと製品を追いながら色々なメディアで記事を書いてきました。
ちなみに僕は海外に取材に行く時は『アニマルラバーバンド』をブレスレットのように手首につけて行きます。そしてそれを出会った人にプレゼントして、渡された人が「わ!」って驚いている瞬間を撮影することもあるんですよ。簡単に笑顔の瞬間が撮れるから(笑)

名児耶:
ありがとうございます! ジョーさんとは本当に長い付き合いで、僕はとにかく面白い人だと思っています。とても気さくでデザインに関する知識がすごい。こういう人がメディアで活躍してくれると、我々の製品のこともきちんと伝わるなと思っています。

ジョーさん:
僕は海外のデザイナーと一緒にものづくりをしたり、たくさんのインテリアショップと協力してイベントをしてきた経験があるので、人を集めることやモノを売ることの難しさは分かってきたつもりでいます。文筆以外のそうした活動が、発言の裏付けになっているかもしれないです。

 

 

旧知の仲である二人の対談は、冒頭から大盛り上がり。


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名児耶:
じゃあ知り合ったのは+dに『アニマルラバーバンド』しか製品がなかった頃なんだ。

ジョーさん:
いや『スプラッシュ』もあったと思います。その2つをつくっている会社だったから、余計に惹かれたのだと思います。というのも『アニマルラバーバンド』だけだったら、単なる“おもしろグッズ”というか“アイデアグッズ”くらいの印象で終わっている可能性もありますよね。そして『アニマルラバーバンド』が最初に売れたのがMoMAだったっていう普通では考えられないようなお話も聞いて。

名児耶:
そうそう。製品が出来上がった後、『アニマルラバーバンド』のデザイナーであるパスキーデザインの2人と「さあ、これをどこで売ろうか」っていう話をしていたら「ニューヨークのMoMAは無理ですか?」なんて言われて。「まだ会社を作ったばかりで、そんなつながりはないのに、無茶を言うなよ!」とか思ったけどね(笑)。結果的には僕の知人のつながりから声をかけることができて。「すごく面白い製品なんだ」ってことを伝えると「ナゴヤが言うならいいよ!」って言ってくれたんです。それをニューヨークまで持っていった時には「輪ゴムを売りたくて飛行機に乗ってきたの?」とか言われて(笑)。でもその人も「すごく可愛いから、すぐにやりましょう!」ってMoMAに置いてくれることになったんだ。

ジョーさん:
すごい話ですよね(笑)。どんどん成長していく時期特有のドキドキするお話を聞いて、とても刺激を受けてきました。


世界中の誰に渡しても”驚きと喜び”を与えられるジョーさんが話す『アニマルラバーバンド

 

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名児耶:

“デザイン”っていう共通点の中で知り合ってから、僕はジョーさんのモノゴトに対する見方の面白さや知識の深さをすごくリスペクトするようになりました。それでいてとてもフランクに話ができるからすごく好きなんです。それにアッシュコンセプトを立ち上げたばかりの時から、展示会に有名人を連れてきてくれることもありました。ずっと応援してもらっていますね。

ジョーさん:
そうでしたね。そうやって仕事を通して知り合った後、だんだんプライベートでもお付き合いさせていただくようになりました。今日もこの収録の後、いつものお蕎麦屋へ行く予定ですからね(笑)。ちなみに会社をつくって今年で何年になりますか?

名児耶:
実は来年(2022年)、二十歳になるんです。

ジョーさん:
すごい! いま何ヵ国で製品を売っているんですか?

名児耶:
それがね、35ヵ国に広がったところまでは把握しているんだけど、今は正確には分からない。

ジョーさん:
そうか。僕が出会った時は会社に3〜4人しかいなかったのに、本当にすごいなぁ。確かに当時とは比べものにならないくらい企業としての規模や社会的な責任も大きくなっているけど、その中で名児耶さんは一貫して「デザインは愛だ」っておっしゃっていますよね。「それはちょっと言い過ぎじゃない?」って思うこともあったけど(笑)

名児耶:
アハハハ! でもね、僕は+dの製品を使うのは、自分が本当に好きな人だっていう風に考えているんです。だとしたらデザインをする時に、その人のことを徹底的に考えるし「絶対に喜ばそう」とか「楽しんでもらおう」って思うでしょ? それって僕は愛だと思うんだ。

ジョーさん:
なるほど。時には“ツンデレ”っぽいものがあってもいいかなって思うけど(笑)

名児耶:
それもありますね。愛って「なんでも言う通りにいたします」っていうことじゃないから。相手のことを思うからこそ、時にはすこし冷たくすることもあるし、肩透かしを食らうようなこともあるよね。

ジョーさん:
たしかに、いろいろな愛がありますね。その証拠に+dには「あったらいいな」という便利なものから、プレゼントに使いたくなるようなもの、さらに一見しただけでは何に使うのかわからないけど面白い、みたいなものまで非常に幅広い製品があって、そこが魅力のひとつだと思っています。



+d初期の代表作のひとつ『スプラッシュ』は今でも人気のあるアイテム。

 

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狙いは自由な創造の場の提供。+dは『メンフィス』だった!?

ジョーさん:
1980年代、デザイン業界に『メンフィス』というムーブメントが起こりました。すでに世界的な評価を受けていたイタリアのデザイナー、エットレ・ソットサスが、若手の建築家やデザイナーを集めて、奇抜でカラフルなプロダクトをたくさん発表したことで、非常に大きな注目を浴びると同時に、多くの批判も受けることとなるわけです。

名児耶:
そうですね。本来デザインっていうのは「LESS IS MORE」という言葉に象徴されるように、削り取って、削り取って、その結果うまれるものであるべきなんだけど、そういったシンプルで簡素なものだと、あまり注目してもらえないという課題があった。そこでデザインというものをもっとアピールして、たくさんの人に知ってもらうための運動がメンフィスであるというのが僕の認識です。

ジョーさん:
それが少々予想外な面があって。当時の僕は、歴史の文脈を知っている訳ではなかったので、ソットサスっていう変なおじさんが出てきて、デザイン業界を引っ掻き回したっていう印象を持っていました。でも調べてみると実はそうではなくて、もともとソットサスという人はデザイン史に残るようなタイプライターやオフィスチェアなど、合理的できちんと売れるものをつくり出すのが上手い人だったんですよね。メンフィスをやるまではむしろそういう文脈で知られていたようです。そういう人たちが「期間限定で普段はできないことをやろう!」って仲間たちに声をかけて、わざとおバカなことをやったのがメンフィスだった。つまりずっと真面目にデザインをやっていた人たちが「このままありきたりのものだけデザインしていたら、創造性が失われてしまう」っていう思いから始めた運動だったんです。

名児耶:
僕が+dをつくったのも「もっとデザイナーに注目を集めたい」っていう思いがあったからなんです。よくよく考えたらメンフィスと似ているなぁ……。

ジョーさん:
そう! 今日はそれを言いたいと思っていて。+dがやっていることって、メンフィスと似ているんですよ。違うのはメンフィスの場合はソットサスが中心となり、彼が旗を振ることで戦略的に広がっていった部分があるけど、+dはそうではない。名児耶さんがすべてを計画的に進めているわけではなくて、デザイナーそれぞれが「+dって面白いよね」って自発的に集まって来ている感じ。

名児耶:
僕は昔から無計画な男なんで(笑)

ジョーさん:
いやいや、それは違います。誤解を恐れずに言えば、ある意味、神に選ばれているんですよ。それに本人だけが気づいていないっていうか。そういう人って時々いるんですよね。

名児耶:
そんなこと言ってもらえるなんて、嬉しい!

ジョーさん:
そんな感じがしています。僕は倉俣史朗の家具などを復刻しているので研究をしているのですが、彼も「すべて計画的なのはダメ」「夢で見たり、ふと天からアイデアが降りてくるものがあって、それをカタチにした時に、本当に動き始める」といったニュアンスのことを話しています。やっぱり頭で考え過ぎるとダメ。だから名児耶さんも自分では「無計画」とおっしゃっているけど、逆にそれだから成功したんじゃないかな。

名児耶:
ありがとうございます。あの時代にメンフィスに参加した人たちと同じように、今の時代のデザイナーたちにも「こんなものがつくりたい!」っていう思いがすごく溜まっていて、にもかかわらず、それをつくって売ってくれる会社が当時はなかったんですよね。だから「君たちがつくりたいものを、僕がつくるよ」っていう思いでアッシュコンセプト、そして+dを立ち上げました。ここで大事なのは、つくるのは“アート作品”ではないということ。やはりデザインっていうのは“ビジネスの上にあるべき”だと僕は思っているから、デザイナーの作品を一緒に製品にしていく感覚でずっとやってきました。逆にアートはビジネスとは関係なく存在してほしいものでもあるからね。

ジョーさん:
デザイナーたちが本当につくりたいと思っているものが製品化されているってことは重要ですよね。今、自分で働いている会社ではできないデザインは多いはずですから。

名児耶:
そうなんです。特にインハウスデザイナーって、自分がつくりたいものをデザインしているわけではない場合が多くて。例えば自動車メーカーには、ひたすらハンドルのデザインだけをしている、みたいな人もいます。もちろん自分が望んでそれをやっている人もいるんだろうけど、そうではない人もたくさんいるわけで。そんな中で「あそこだったら、自分が本当につくりたいものを扱ってくれるんじゃないか」って感じで、たくさんのデザイナーたちがプラスディーに飛んできてくれます。つまりメンフィスと同じで、商業的なきちんとしたデザインができる人たちが、会社やクライアントからのオーダーではなくて、自分がつくりたいものを持ってきてくれているってことですね。だから+dって、いい意味で“めちゃくちゃ”な製品ラインナップになっています。



ほら、この通り。確かにラインナップが”めちゃくちゃ”ですね。

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ジョーさん:

だからそれが逆に、不思議なパワーになっているんだと思うんです。ところで今年(2021年)は、倉俣史朗没後30年ということもあって、ワイングラスのカタチをした照明『SAMBA-M(サンバM)』を復刻することになりました。
倉俣さんは、これで監修した展覧会のオープニングパーティーの来場者を驚かせたらしいですよ。

名児耶:
僕は息子である倉俣一朗さんと親交があって、彼から聞いた話なんですが、倉俣さんってとても楽しい人だったようですよね。冗談が大好きで。作品を見ていると、もっとピリピリした鋭利な感じの人なのかなって思っていたけど。

ジョーさん:
そういう面もあったみたいですね。そうした面も含め、共同運営している『ギャラリー田村ジョー』で、彼の功績を次の世代に伝えていけたらよいなと思っています。


ギャラリー田村ジョーの企画で復刻された『SAMBA-M』。2021年7月には一般販売も開始されるそうです。

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名児耶:

グラスといえば、僕たちも『Sekiei kampai glass』を発表しました。これ、飲むためのグラスじゃないんですよ。

ジョーさん:
飲むためじゃない??

名児耶:
そう。乾杯するためのものなんです。ほら、カンパイ!

 

長く響き渡る『Sekiei kampai glass』の乾杯音に、対談現場にいた全員が感動していました。

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ジョーさん:
わっ、音がずっと響いてる! これ、すごい!! ハンドベルみたいですね。

名児耶:
いいでしょ? でもね、値段が高いんですよね。久しぶりに、なかなか売るのが難しいものをつくったなと思って(笑)

ジョーさん:
え? おいくらなんですか?? いや、怖いから聞くのはやめておこうかな(笑)


高い純度と透明性をもつ石英ガラスが澄み切った音色を長く奏でる『Sekiei kampai glass


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展示会ができない苦難の時代に見出した活路とは?

ジョーさん:
世界中のデザイン業界がコロナ禍の打撃を受けて1年が経ち、見本市ビジネスにある種の限界が見えてきたような気がします。今後どのようにブランドや製品、デザイナーを広めていくべきか、名児耶さんはどうお考えですか?

名児耶:
実はコロナ禍の前から、既存の展示会のカタチには疑問を抱いていました。というのも会社をつくって20年も経つと、来てくれるお客さんもだいたい決まってきちゃうんですよね。

ジョーさん:
それはありますね。それにイベントブースに来てくれたからといって、製品をどれくらい見てくれているのかっていう問題もあります。挨拶をして、少し話しをして、資料やサンプルをもらっておしまいとか。

名児耶:
そうそう。それと大きな展示会では、自分たちのブースに来てくれたメディアのプレス担当や店舗の営業マンと話せたとしても、ほんの10分程度。他のブースにも行きたくて会場に来ているわけだから仕方ないんだけどね。

ジョーさん:
確かにそうですね。僕らもできるだけたくさんのブースを見たいから、一つの場所にいる時間ってどうしても少なくなってしまう。で、いろいろと回った後で、印象に残っているのは数えるくらいなんですよ。短期間に相当数を見るので、すぐ忘れてしまって(泣)。長い期間準備してきた出展者の方々には、本当に申し訳ないと思うものです。

名児耶:
そんな風に感じていたところにコロナ禍が来て、展示会ができなくなっちゃって。だからその代わりに少人数を招いての展示会をやることにしました。すると来てくれた人は、みんな2時間くらい会場にいてくれて、話もゆっくりできるわけです。それはすごく良かったんだけど、狭い会場でやることになるから「この時間はあなたしか入れません」っていうカタチをとらざるを得ない。そうなると、お招きした全員が見終わるのに2ヶ月近くかかっちゃった。これはこれで大問題です。

ジョーさん:
う〜ん、なるほど……。問題はあるけれど、今後の流れとして大きな展示会ではなくて、“マイ展示会”を中心にしていくってことですかね。

名児耶:
そうなんだけど、その一方でブランドを立ち上げたばかりの人なんかは、まだ固定客がいません。そういう人にとっては、やっぱり大きな見本市会場での展示会ってすごく重要なんですよね。

ジョーさん:
それはプレスの立場でも同じです。プレス向けの発表会の場合、メーカーからの公式な話ももちろん大事なんですけど、その後に担当者や開発者に何気ない質問をすることで得られた小話なんかが、記事を書く場合、結構重要なんですよね。また会場にいる知り合いと意見交換をして「あ、たしかにそういう面もあるね」「じゃあもう一度、その辺りを担当者に聞いてみようか」みたいな行程があるからこそ、製品のことが深堀りできる。最近はZOOMとかを使ったオンラインでの発表会がありますけど、あれだとそういうことが一切できないし、質問もなかなかしにくくて。製品のことを深く知れないんです。なので、ある程度の人数が集まる形の発表会は重要だと思っています。

名児耶:
うん。オンラインもメリットとデメリットがあるから。本当に難しいよね。


絵が描かれていたり、加飾されていたり。ジョーさんも興味津々です。

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名児耶:
いま僕たちがやっている『マスクノイエ』という製品のチャリティーキャンペーンのやり方は、展示会が難しくなった今の時代に対するひとつの答えでもあります。具体的にはクリエイターのみなさんに協力してもらって「こういうものがあって便利だよ」って紹介してもらいながら、かつ「こんなふうにアレンジすると楽しいよ」って感じで作品をつくってもらって、それぞれのSNSでシェアしてもらうという方法をとりました。みなさん、多くのフォロワーがいる方なので。

ジョーさん:
おお、なるほど。

名児耶:
展示会を通して知ってもらうこともできないし、広告によるアプローチだと信用してくれないユーザーも増えています。だからこそ僕たちの思いに共感してくれるクリエイターたちに製品をお渡しして、一緒に遊んでもらうのが一番いいんじゃないかなと思って。

ジョーさん:
そもそも『マスクノイエ』自体がカスタマイズするのに向いている製品ですもんね。

名児耶:
そうそう。だけど一般のユーザーにはどういう風にやったらいいかが分かりにくいから、まずはプロの人たちに絵を描いてもらったり、得意な素材で加飾してもらったりしました。それを真似するだけで誰もがクリエイターになれるわけです。さらに「#マスクノイエ」っていうハッシュタグをつけてSNSにポストしてもらえれば、その投稿数に応じた額を医療従事者に寄付することにしました。そういう仕組みをつくることで、展示会ができない中、どうやって周知し、販売へとつなげるかっていうスタイルのトライアルをしています。「展示会でバイヤーに伝える」っていう今までの方法ではなくて、直接ユーザーに伝えるために情報伝達のカタチを模索した結果ですね。これからどんな盛り上がりを見せてくれるか、とても楽しみなんですよね。

ジョーさん:
ということは、展示会での発表前に、販売したってことですか?

名児耶:
うん。いつもと順番を逆にして、オンラインショップと直営店で一般発売を前にテスト販売を行いました。コロナ禍のおかげで考え方が柔軟になって、今まで当たり前だと思っていたことを変えちゃおうっていう気持ちになっているのかな。

ジョーさん:
確かに今がいい機会ですよね。それに広告を出したり、メディアにPRしてもらったりするより、SNSで拡散しようっていうのも時代に合っていると思います。今後の展開が楽しみですね。ただ、言い難いけれど心配なことがあって。僕、すごく不器用なんで、この『マスクノイエ』は、マスクをかけようとしたら、かなりの確率で倒しちゃうんじゃないかと。+dの『コビト』も、コップを置こうとすると倒してばかりで、サヨウナラになってしまいました(笑)



大ヒット製品、洗面所で活躍する『コビト』。でも不器用な人にはあんまりむいていない!?


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名児耶:

あ、ちょうど改善したものが出るんですよ。確かに『コビト』はね、大ヒット製品なんだけど、僕もよく倒してイライラしてたから(笑)。5月に販売されたこいつは最高ですよ。

ジョーさん:
なるほど。これは絶対に倒れないですね。サイズも少し小さくなって使いやすさがアップしてる!

名児耶:
そうなんです。うがいをするのにそれほど水の量はいらないから。洗面所も狭いところが多いし、倒れないだけじゃなくて小さくしました。



水とミルクが溢れている!? 寝ぼけた状態で見ると思わず『Oh!!』って言っちゃうかも。

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ジョーさん:
すでにある製品に改善を加えながらつくり直しているのも、言い換えれば“愛”かもしれませんね。+dの製品って、こういう考え方の製品づくりは、これからの時代、より支持されていくんじゃないかな。

名児耶:
これの製品名は『Oh!!』っていうの。液体がこぼれているように見えるから、ビックリして「オオ!」って(笑)。
水やミルクがこぼれているように見えるので、サブタイトルが『覆水盆に返らず』(No use crying over spilt milk)(笑)



既存製品の問題点を改善していくのも”愛”だとジョーさんは語ります。

.
ジョーさん:
コロナ禍の中でも健康的な生活を送るためには、もちろんワクチンやマスクも大事だけど、免疫力を上げるのが大切になると思います。つまり重要なのは、たくさん笑って日々を楽しく過ごすということ。そう考えたら、真面目なプロダクトも必要だけど、ちょっと笑えるものやおバカに感じるものこそが今の時代は必要なんですよね。

名児耶:
うん。実際に今って本当に多くの人が心を病んでいるからね。

ジョーさん:
それは間違いないです。そんな時代に必要なのは、便利さやオシャレさだけではなく、楽しさなんだと思います。『カオマル』なんて最高ですよね(笑)。+dには今後もそういった楽しい製品を期待していますよ。

名児耶:
ありがとうございます。+dっていうのは、コウノトリが赤ちゃんを運んでくれるように、デザイナーと僕たちが一緒に動くことで成り立っているブランドです。それで世の中を楽しくできれば、本当に最高ですね。


楽しさが詰まった『カオマル』は、今の時代に求められるデザインかもしれません。

.
.
対談のお相手:ジョースズキ/Joe Suzuki
デザインプロデューサー、文筆家。デザイン、建築、アートの分野を中心に、イベント開催や執筆などを行う。NY、パリ、ロンドンなど海外生活は通算で10年余で、国際的な機関投資家からの転身。海外の著名なデザイナーや社長にインタビューを行った著書『名作家具のヒミツ』は、インテリア界のベストセラーに。運営するギャラリー田村ジョーで、倉俣史朗の家具・照明の復刻などを行っている。雑誌『ENGINE』でのお宅訪問の連載は人気企画。https://engineweb.jp/series/list/mycar-myhouse

【5/31更新】KONCENT 営業時間のお知らせ

(2021/5/31 21:00 時点更新分)

いつもKONCENTをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

この度の、緊急事態宣言発令を含む
新型コロナウイルス感染拡大防止に向け
営業時間や休業日が通常と異なる場合がございます。

恐れ入りますが、ご来店の際はお気をつけください。

*スタッフの検温、マスク着用 ならびに 店頭製品・什器などの消毒を徹底いたします。
*店内のカゴは当面の間撤去いたします。ご希望の際はスタッフまでお声がけください。
*不良品等の場合を除き、お客様のご都合による返品・返金はご対応いたしかねます。ご了承ください。
*体調の悪いお客様については入店をお断りする場合がございます。ご了承ください。

ご来店の際は
 – マスクの着用、咳エチケット、お客様同士の適切な距離の確保にご協力ください。
 – 入店時のアルコール消毒にご協力ください。
 – お会計時にはトレーを使用した金銭の受け渡しにご協力ください。

スタッフも体調管理・予防対策等徹底の上、
皆様をお待ちしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

また、遠方にお住まいの方などは『 KONCENT Web shop 』をあわせてご利用ください。

 


KONCENT Komagata
営業時間 11:00〜19:00

 

 


KONCENT Bunkamura 渋谷

営業時間 10:00〜19:00

詳細は Bunkamura HP をご覧ください。

 


KONCENT 東京ミッドタウン
営業時間11:00〜20:00

詳細は 東京ミッドタウンHP をご覧ください。

 


KONCENT KITTE丸の内

営業時間11:00〜20:00
詳細は KITTE HP をご覧ください。

 


KONCENT mizumachi

営業時間 11:00〜19:00

詳細は 東京ミズマチHP をご覧ください。

 

 

 

Design Story Oh!!

コップから水が流れ出ているような姿に、思わず驚いてしまう +d「Oh!!」。
デザイナーの林 篤弘(はやし あつひろ)さんにデザインのきっかけやコンセプト、製作秘話などを伺いました。

・この取材は2021年4月末に行ったものです。
・新型コロナウイルスの感染リスクを減らすため、オンラインインタビューを行いました。

 

Oh!! の製品ページはこちら >>


無理をしないデザイン

KONCENT Staff(以下、K):
こんにちは。本日はよろしくお願いいたします。
今日はご自宅からでしょうか。

林 篤弘さん(以下、林さん):
そうですね。自宅兼仕事場なので。普段もここで作業をしています。


*「Oh!!」 のデザイナー 林 篤弘(はやし あつひろ) さん

K:
まずは、デザインのきっかけからお伺いできればと思います。
最初から、こうした”水が流れ出ているようなコップ” のアイデアを思い浮かべていたのでしょうか。

林さん:
実は「歯磨きコップのデザインをしてみたい」ということが始まりなんです。

K:
というと?

林さん:
毎朝歯磨きをする時に、ぼんやりコップを眺めているんですが
「もう少しこのルーティンワークの時間を楽しめるデザインにできないかな」って考えることが多くて。

K:
毎日同じ動作を繰り返していると、ちょっと退屈さを感じることがありますよね。

林さん:
あれこれ考えているうちに、漠然と「コップが逆さまになった状態で宙に浮けばいいのにな」
ということを思いついたんです。

K:
「宙に浮いているコップ」とは、斬新ですね。

林さん:
宙に浮くと、水はけもよくて乾きやすいですし(笑)。
ただ、実際に宙に浮かせることは物理的には難しい。
そこで「コップ用のスタンドを用意してひとつの点で支える」ということを考えました。
けれども「点で支える」と、どうしてもコップが斜めに傾いてしまう。

K:
確かに、かなり慎重に置かないと、まっすぐに立たせるのは難しいですね。
朝の忙しい時間帯などでは、イライラしてしまいそうです。

林さん:
スタンドの先端を平らにするなど、工夫することで解決策は導きだせるんですが、
そうするとどんどん複雑な形になって、コップ自体が乾きにくくなったり、
コップとスタンドの接触面が増えて不衛生さを感じたりと、
別の問題が発生してしまいます。

そこで「コップが斜めになりたいんだったら、もう、斜めにさせてやろう」と。
無理をしないことを受け入れることにしました。

K:
「無理をしない」、自然の流れに任せるように生まれたデザインなんですね。
スタンドの形状は、どのように決まりましたか?

林さん:
デザインを色々と描いているうちに
「あれ、このスタンドの形は、ちょうどコップから水が流れているみたいだ」ということに気が付いて。
もともと、水や木などの自然の造形物を暮らしの中にデザインとして取り入れる
ということを考えていたこともあったので、
水に模したものとして「流れる水」と「波紋」にしました。
そうすると、スタンド自身も支えるだけの役目から存在感が生まれてきて、
宙には浮いていないけれど軽やかで楽しいプロダクトになりました。

*デザイン決定までの思考過程が描かれたラフ画 (提供:林篤弘さん)

 

見えない波紋を追い求める

K:
造形にあたり、こだわったポイントはどこでしょうか。

林さん:
スタンドの「波紋」部分ですね。


K:
プレゼンの段階では、波紋の部分が”丸(正円)”ですが、
完成品では、水がこぼれた時にできるような少し歪んだ形に変わっていますね。

林さん:
はい。最初は私自身が概念的に「波紋ですよ」というデザインを描いていましたが、
「なんだか、しっくりこない」という感想をいただきました。
パッと見た時に「本当の水みたい」「水が流れ出ている」という”リアルさ”を
目指した方がこのプロダクトは面白いのではないかという結論に至り、
「だったら、きちんと流れる水を観察しないといけない」と。

K:
なるほど。そこから探求が始まったわけですね。
具体的にはどのようなことをされたのでしょうか。

林さん:
まず、お風呂場で水を流しながら「厚み」を計測したり。

K:
おひとりで?

林さん:
ひとりで。地味にやっていました(笑)
実は、水の厚みは流す素材の性質(撥水性など)によって変化しますが、
今回はリアルさを追求しつつ、成形に耐えうる一番厚い状態の「3mm」を採用しました。

K:
波紋の形状はいかがでしょう。池や川にも行かれたと伺いましたが。

林さん:
厚みの計測は簡単だったんですが、波(波紋)の状態はなかなかよくわからなくて。
この観察にはだいぶ時間がかかりました。
水道の蛇口からジャーと水を流した時は真ん中の窪みは見えますが、
横への広がりは薄いので波の動きがあまり大きくならず、ほとんど見えない。

そこで、雨の日に川や池などに落ちる雨粒からできる波紋を観察したり、
デジタルカメラの高速連写で撮った画像を一枚づつ確認して
微かな波紋を見つけたりと、理想の形を追い求めていました。

K:
無理をしないあるがままの姿を受け入れつつも、大事なポイントはしっかり押さえる、
絶妙なバランス感覚を感じます。

*スタンドの形状の変化1:まったく波紋のないもの(左上)から歪みのあるもの(右下)まで、さまざまな形状が試行錯誤されていた。


*スタンドの形状の変化2:正円(左)の波紋とリアルな波紋(右)の対比。デザインの追及過程で、コップのサイズも変更された。

 


いつもと違う道を歩いてみつけた「覆水盆に返らず」

K:
「Oh!!」にはサブタイトルとして「覆水盆に返らず」という諺が添えられていますが、
このメッセージも「無理をしない」ということと共通点がありそうです。

林さん:
実は、この言葉は作っている過程で「Oh!!」の形から連想ゲームのように出てきたものなんです。
歩きながら考えることをよくするのですが、ある日水辺を歩いていた時に
「あれは、覆水盆に返らずじゃないか」とふと気が付きました。
「そうすると、色んなことがつながっていくぞ」と。

K:
なるほど、連想ゲーム。水のように流れがつながったんですね。

林さん:
そうですね。最初にゴールを決めて「こうやっていこう!」というよりも、
「コップを宙に浮かせたい」というアイデアから、形や言葉の連想が続いて、
水が流れて「あるべき場所に収まる」ようにコンセプトが決まったという印象です。

K:
これまでも、そういった連想や流れを感じたデザインはありましたか?

林さん:
「形状的にこうならざるを得ない」というある種の連想が生まれることはありましたが、
この「Oh!!」ほど最初から最後まで流れの中でできていくというのは、はじめてですね。
これまでは、やや語弊があるかもしれませんが、構造や仕掛けの面で工夫を重ね、
ある意味「無理をして」形を作っていくことが多かった。
「Oh!!」は構造的にはありきたりのものだけれど、無理をせずありのままを受け入れることで
新しい表現ができたと思います。

K:
その無理を「する」から「しない」への転換点はどこにあったのでしょうか。

林さん:
うーん。意図的に変えたというよりも、、、
例えば、毎日歩いている道があったとして、ふと横に違う道があることに気がついて
「こっちの道歩いてみたら、どうかな」という感じで行ってみたという。
それくらいの軽い気持ちだったと思います(笑)

K:
「ちょっと行ってみた」くらいの(笑)
ちなみに、途中で引き返そうとは思いませんでしたか。

林さん:
今、思い出しましたが、
私、結構早い段階で戻りかけました。

K:
なんと!
それでも進み続けたのはなぜでしょう。

林さん:
アッシュコンセプトさんへ最初にデザイン提案をした時に「ちょっと違う」という感想をいただいて、
その時はコンセプトやメッセージが明確になっていなかったので、すぐに改善点や代替案が出てこなかった。
でも「もう少し一緒に考えませんか」と言っていただけたので、まだ進めそうだと思えました。

K:
引き返さず、しっかり歩み続けていただけて、よかったです!
その後、約2年間にわたる開発期間で形状やサイズ感が具体的になり、機能性のあるプロダクトとして着々と製作が進行されていきましたが、この「覆水盆に返らず」というメッセージが林さんご自身から出たことで、発売に向けての本流につながりましたね。

林さん:
そうですね。いつもと違う道を歩いてみたから出たキーワードでした。
なので、この製品に関しては、半分は私のデザインですけれど、
半分はアッシュコンセプトさんのディレクションで出来上がったものかなと思っています。


過ぎたことを水に流す 軽やかさを

K:
「Oh!!」は、見た目の楽しさはもちろんですが、
ユーザーとしては、コップを戻す瞬間が最大の喜びポイントかなと思いますが、
いかがでしょうか。

林さん:
そうですね。
コップを置くことで、使う人自身がデザインを完成させられますし、
ピタッと止まらずに、くるくる回ったりと、揺らぎの中に愛嬌がありますよね。

K:
確かに、ちょっと生き物みたいな愛らしさも感じます。

林さん:
それに、コップの縁がスタンドに触れないので、衛生的に乾かせるという機能性もあるんですよ。

K:
すごい。よく見ると、コップとスタンドの間にわずかなすき間が!
軽やかでありつつ、使う人への心遣いがしっかり盛り込まれていますね。


*製品と同サイズの透明なコップを挿したもの。スタンドにコップの縁が触れていないのがわかります。

K:
それでは最後に、これから「Oh!!」に出会う方へ一言お願いいたします。

林さん:
特に使う人を限定していませんが、子どもたちにも伝わるデザインだと思うので
「歯磨き、めんどうだな」と思うときに「Oh!!」と一緒にその時間を楽しんでほしいです。
それから、日々暮らしていると失敗したり、あれこれ悔やんだりすることもありますけれど、
「Oh!!」を眺めながら、「過ぎたことは水に流そう」と前向きな気持ちになってくれたら、うれしいです。

K:
この「Oh!!」のデザインで、少しでも笑顔からはじまる朝を届けられたら素敵ですね。
本日は貴重なお話しありがとうございました。

 

Oh!! の製品ページはこちら >>

【#コネコカップチャレンジ2021冬】@Youtube LIVE配信

日本の猫の日といえば、2月22日。
「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝し、猫とともにこの喜びをかみしめる」記念日です。

KONCENTでは猫と暮らしている方もそうでない方も一緒に、
この記念日をお祝いするイベントとして「#コネコカップチャレンジ2021冬」を開催!

猫の日の翌日、2/23(火・祝)に KONCENT公式Youtubeチャンネルにて、
皆さまのチャレンジをご紹介するLIVE配信を行いました。
当日のLIVE配信の様子と「ベスト オブ コネコカップ」受賞作をお伝えいたします。
*「#コネコカップチャレンジ2021冬」の概要につきましては、こちらからご覧いただけます。

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2/23(火・祝) 午前

LIVE配信前日(2/22)が”猫の日”、そして受付の締切日ということもあり、
前夜に駆け込み投稿をされる方が多数!
当日の朝は、皆さまからいただいた投稿の最終チェック、
そして、森井さん特製の「招きねこ」抽選会用のネコくじ作成から始まりました。

*コネコカップのシルエットを模した特製「ネコくじ」。KONCENTスタッフが皆様の当選を願いながら、1枚1枚ていねいに作りました。



午後1時過ぎ

コネコカップのデザイナーである森井ユカさんご到着。
まずは、「ベスト オブ コネコカップ」をお選びいただきます。
どれも魅力的な投稿ばかり。今回も1作1作にじっくり向き合っていただきました。


*皆様のチャレンジのごく一部を抜粋。



午後3時

KONCENT初のYoutube Live配信の開始です。
森井さんにはゲストととして、ご出演いただきました。


*前回に引き続き、森井さん(右)のメイクもばっちり決まっています。
    配信時には、感染症対策として、手指の消毒、アクリルパネルの設置・マスクシールドの着用を行いました。





まずは森井さんへ「ネコカップ」「コネコカップ」のデザインについてお話しを伺いつつ、

前回の「#コネコカップチャレンジ2020」をふりかえります。

 

*「#コネコカップチャレンジ2020」をInstagram投稿を見ながら、ふりかえりました。夏らしい素敵な投稿ばかり!





つづいて、「#コネコカップチャレンジ2021」。

今回は、ご投稿いただいたすべての作品を森井さんのコメント付きでご紹介!
チャレンジをされた方は、ぜひ、Youtubeの映像をチェックしてみてくださいね。

*「#コネコカップチャレンジ2021冬」は、InstagramとTwitter の投稿をご紹介しました!



さて、いよいよ「ベスト オブ コネコカップ」の発表です。
今回は「子ネコ料理部門」「子ネコ造形部門」「ねこも一緒部門」に加え、
冬季限定「雪ネコ」部門」の4部門でお選びいただきました。


まずは、子ネコ料理部門。
「ベスト オブ コネコカップ」に選ばれたのは、こちら。

@ valeria_rossi_stylist さん 『子ネコアイスバー』from Italia

森井さん:
イタリアからご応募のアイスキャンディーです。
夜景に映える。うつくしい冬のアイス。
私、小さい頃に、炬燵の中であえて冷たいアイスを食べるのが好きだったんですよ。
そういう懐かしさを感じたりと、これがイタリアではなくても、どこであっても、
心に残るような作品でした。ありがとうございました。

.
@ valeria_rossi_stylist さん(LIVE配信後コメントをいただきました)
February 22, I received an email from my friend in Tokyo.
“We would like it if you took part in the Koneko cup challenge”.

The 22 was the dead line.  But it’s the 22nd!!!!!
It’s already 4 p.m. and I have a few hours left.
More or less complicated idea but which we think can work. 

I start with concoctions of water and drops of definitely expired food coloring
and created a lot of colors combinations.
First the red goes out of the freezer, then the neutral goes out of the freezer and the toothpick,
to conclude with the green and out of the freezer… there are: THE ITALIAN FLAG!!
A tribute to our Italian spirit and to the love that the Japanese have for us.

February 23, I received some unexpected messages
“You are the winner. Necocup challenge. Arigato omedeto daisuki. We Proud of you!”
I stared to shut and I couldn’t stop to say “I can believe, I can believe…I won! Our Japanese friends are so happy and proud of us”
Thank you for the opportunity.


次いで、子ネコ造形部門の「ベスト オブ コネコカップ」に選ばれたのは、こちら。

@ tyabu さん 『ハンドソープ子ネコ』

森井さん:
コネコの石けんです!
私もバスボムやチョコレートなど、コネコカップでいろいろな造形をしていましたが、
まだ石けんではやったことがなかったんです。

今の手洗いをよくするという状況にもぴったりですし、可愛いから使ってみたくなるという、
素晴らしいアイディアでした。ぜひ、私も作ってみたいと思います。

.
@ tyabu さん
(LIVE配信後コメントをいただきました)

「コネコ石鹸」選んでいただき、大変嬉しく思います。
おうちでコネコカップを触っていたら、撫でやすいサイズと気が付き、
ついつい撫でたくなる石鹸があればいいなと思い作成しました。
グリセリン石鹸200gを電子レンジで溶かし、固めました。
アロマオイルや色を混ぜたりして、好きな模様の子ネコが作れるので今後は試行錯誤してみたいです。


続いて、猫もいっしょ部門の「ベスト オブ コネコカップ」に選ばれたのは、こちら。

@ karinsama_n さん 『ねこも一緒に合同バースデー!』

森井さん:
(チャレンジに参加してくれた)全部の猫にあげたい!と思ったのですが、
4匹の猫たちに心をつかまれました。
猫ちゃんが勢ぞろい。よく揃って撮影できましたね!
まだハーフバースデーということなので、ぜひ4匹揃って長生きしてほしいなと思います。

.
@ karinsama_n さん(LIVE配信後コメントをいただきました)
数多くの作品の中、受賞のお知らせ頂いたときは嬉しくてテンション上がりました!
本当にありがとうございます。
ハーフバースデープレートなので猫たち全員集合で撮ったものです。
コネコカップ一目惚れし、絶対に猫たちのバースデープレートに使おうと思って購入しました。
猫用のクリーミーリッチにゼラチンで固めたものは、キレイに猫型に気持ち良く取れ、
ぷるんぷるんに揺れ、
猫たちが食べてる様子はとても可愛いです!


最後に、雪ネコ部門の「ベスト オブ コネコカップ」に選ばれたのは、こちら。

@ shu_cra さん 『雪コネコ in カマクラ』

森井さん:
雪で作ったカマクラの中に入っている雪ネコちゃんですね。
これだけ小さな かまくらを、きれいな半円(丸)に作るのって、かなり大変だったのではないかと思います。その中に雪ネコをうまく入れられたのも素晴らしい。
これが道端など、人の目に触れられるところに作ってあったら、皆が幸せになれると思いました。

.
@ shu_cra さん(LIVE配信後コメントをいただきました)
「雪ネコ部門」ベスト オブ コネコカップ受賞嬉しいです!ありがとうございます!!

カマクラ→コネコの順で作りました。
コネコカップで作ったコネコを崩さないようカマクラの中に配置するのがなかなか大変で、
3回目でやっと成功しました。
寒くて指先の感覚がなくなりながら撮影した甲斐がありましたヾ(ΦωΦ)/
今後もネコカップ、コネコカップ遊びに励みたいと思います。




以上の方が「ベスト オブ コネコカップ」を受賞されました。
おめでとうございます!!

こちらの4名の方には、KONCENTより
「KONCENT Web shopお買い物券」をプレゼントいたしました!



そして、ここからは、チャレンジに参加していただいた方全員にチャンスがある
森井さん特製「招きコネコ」の抽選会です。

森井さん:
モデルはコネコカップです。
コネコカップの色(ホワイト・ベージュ・ブラック)に合わせて、3匹。
コネコカップが招き猫になって、皆さまのところに幸福が来るようにと願いを込めて作りました!

この抽選会では、投稿順に割り当てられた番号を書いた”ネコくじ”を使用。
森井さんに”ネコくじ”を
引いていただき、その場で該当の番号の方の画像をご紹介しました。

まずは、おひとりめの方はこちら。

@ neko.to.risu さん(LIVE配信後コメントをいただきました):
イチゴねこ・アップルパイねこ・リアルねこ、とマトリョーシカスタイルで並んでもらいました。ものすごく警戒してにおいを嗅いでるリアルねこと、されるがままのアップルパイねこの表情の差がお気に入りです。

ちなみにアップルパイねこは、煮たリンゴを詰めていったん冷凍し、パイ生地に包んで焼きました。1匹にりんご1.5個分くらい入ってます。でもさすがに詰めすぎたのか、実はお尻がちょっと割れてます…。

続いて、おふたりめの方はこちら。

@ tms_staffvoice さん(LIVE配信後コメントをいただきました):
手間はかかりましたが、コネコカップでアレンジすることによって

日常の昼食にワンポイントアクセントが加わった楽しい昼食をイメージしました。
チャーハン、ピラフ、チキンライスの方は、どうせだったら炒め物全部を一気にやったら面白いのではと、思いました(笑)。

最後に、三人目の方はこちら。

M.H. さん(LIVE配信後コメントをいただきました):
最近、コロナウイルス不活性化が研究されている草津温泉に、たくさんお客様が来るといいなぁと思って撮りました。
本当は、雪で無限ネコを作りたかったのですが、生憎の雨で断念。
でも、コネコちゃんが、汗ばんだ色っぽい感じで、気に入っています。
世界がウイルスじゃなくて、ネコで埋め尽くされるといいのにね。


 

以上の3名様に「招きコネコ」をプレゼントいたしました。
ぜひ、コネコカップと一緒に可愛がってくださいね!



最後に森井さんより「#コネコカップチャレンジ2021冬」についてコメントをいただきました。

森井さん:
本当に素晴らしいチャレンジばかりでした。
みなさまのチャレンジのおかげで、ほんの数歩ではありますが、よりよい世界に向けて前進していると感じました。
これからも、世の中のためにコネコカップで可愛いネコがたくさんできたら、いいなと思っています。ハッシュタグ(#コネコカップ)をつけていただければ、必ず拝見いたしますので、ぜひチャレンジを続けていただけると嬉しいです。





改めまして「#コネコカップチャレンジ2021冬」に

ご参加いただいた皆さま、応援いただいた皆さま、ありがとうございました。

2020年から続くコロナ禍。
まだまだ予断を許さぬ状況ではありますが、
今後も“コネコカップと過ごす毎日”を楽しんでいただけると幸いです。

なお、LIVE配信につきましては、下記URLより再視聴いただけます。
●再視聴用URL:https://youtu.be/f1Tw4Sr_cWw
(KONCENT公式Youtubeチャンネルにつながります)

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【#コネコカップチャレンジ2021冬】小物使いで気軽にチャレンジ!

コネコカップをお迎えした。
コネコカップチャレンジに参加したい!
けれども、チャレンジの内容が思いつかない!
あまり難しいことはできなさそう!

そんなコネコカップユーザーにオススメなのが、「小物使い」!
今回は、KONCENTにある手のひらサイズのアイテムとコラボレーションしてみました!

コネコのむちっとした首周りに紐をかけて、ハレの日を演出してみたり、 
*soil 「カガミモチ(Sサイズ)」とあわせてみました。

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コネコのとんがり耳を活かして、小物を帽子風にかけて”おめかし”してみたり、


*+d 「HEART」とあわせてみました。

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もしくは、コネコと小物を合わせることで、ちょっとした物語を作ってみたり。


*+d 「Capmen」とあわせてみました。

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まずは、悩む前に手を動かしてみること!
ご自宅やワークスペースなどにある小物とコネコカップを組み合わせて、写真をパチリ。
いつの間にか夢中になっているはず。

ぜひ、思い思いのコネコカップチャレンジを楽しんでくださいね!

【#コネコカップチャレンジ2021冬】抽選で3名様に「招きコネコ」プレゼント!

現在、KONCENTでは、
2月22日 猫の日をお祝いするためのイベント「コネコカップチャレンジ2021冬」を開催中。
さまざまなチャレンジを、ぞくぞくご投稿をいただいております!
.
本日は、コネコカップのデザイナー森井ユカさんより、
うれしいお知らせをいただきました!

なんと、森井さんのオリジナル作品「招きコネコ」をご提供いただけることに!
コネコカップカラーの、もちっとした質感が愛らしい作品です。

そして、今回はこちらの作品を
チャレンジにご参加いただいた方の中から、抽選で3名様にプレゼントいたします!!
*プレゼントの抽選・発表は、2/23(火)のライブ配信内で行ないます。
.
コネコカップを既にお迎えされている方も、
これからお迎え予定の方も、
ぜひぜひ思い思いの「コネコカップと冬ごもり」をご投稿ください。

チャレンジお待ちしております!

開発ストーリー :木の浮き箸

2007年2月に誕生し、10年以上にわたり世界各国で販売されている+d 「ウキハシ」。
2021年2月、これまでの樹脂製に加え、ついに「木の浮き箸」が誕生します。

木の浮き箸の商品ページはこちら >>


探し求めた素材と技術

開発当初から、「ウキハシ」のデザイナーである小林幹也(こばやしみきや)さんは、「木製」や「漆塗り」のお箸をいつか製品化したいと考えていました。
しかし「ウキハシ」は食べるためだけではなく、”ていねいに持ち上げる、揃えて置く”など、自然と美しい所作へ導くプロダクト。一般的なお箸とは形状が異なります。
そのため、精巧なデザインを表現し、かつ長く使い続けてもらうためには、木材を加工する高度な技術力はもちろん、素材自体の強度や耐久性が重要なポイントとなります。

そんな素材と技術を探し求めて、約10年。
ついに、木製の「ウキハシ」が実現しました!

今回は、その「木の浮き箸」ができるまでの工程をご紹介します。


1:積み重ねて強くする

「木の浮き箸」の素材は、天然樺を使用した”積層材(せきそうざい)”です。
普段の生活の中では、あまり聞きなれない材料かもしれません。

1本の木を積層材にするためには、まず、大根のかつら剥きのように木材を回転させながら刃をあて、薄い板状にします。それを1枚1枚積み重ね、高温高圧で圧縮。こうすることで、通常の木材と比べ2~3倍の強度を持つ素材が生まれます。

この強度のある”積層材”により、ウキハシの精巧で反りのない形状を製造することができました。
ちなみに、浮箸1本の18mmの幅に、なんと約30枚もの樺材が積み重ねられています。

*積層材(イメージ)。薄い板状にした木材を積み重ねることで、強度のある木材が生まれる。

.
また、一般的な合板(例:ベニヤ材)などは、木目を交互に重ねるのに対し、浮き箸で採用している積層材は、目を同じ方向に揃えて重ねています。このことが、製品になった時に美しい木目を楽しむことができる仕上がりに、つながっています。


*木の浮き箸の木目。上面の積み重ねられた美しい木目は、ひとつとして同じものがないのも自然素材ならではの特徴。

.
2
:手作業で8面体を形づくる

お箸の「箸先」に対して、反対側は「頭(あたま)」と呼ばれます。
一般的なお箸の頭の形は、円や三角・四角などさまざまなですが、箸先までは均一の”錐体(すいたい)”です。

一方「ウキハシ」は、計算された絶妙な角度を持つデザインのため、
“箸先”、”使い代 (つかいしろ)“、”持ち代 (もちしろ)“、”頭①”、”頭②”、”上面”、”側面(左右)” の8面体。


.
そのため、1本あたり少なくとも8回、1膳で16回のカット作業を行い、積層した木材を「ウキハシ」の形に成形していきます。
さらに、手に持った時の触り心地を良くするため、角に丸みを持たせる“面取り
処理“など、1本1本丁寧にすべて手作業で行われます。

*角に適度な丸みを持たせることで、触り心地がよくなる。


.
3
:熱で水分を飛ばし安定させる

積層材にかぎらず、製材した木材製品は、元々の原木に含まれていた水分がたくさん残っている“生材(なまざい)”という状態のままでは、使っているうちに反りや割れなどが起こる要因となります。そのため、木材製品は乾燥をさせる必要があります。

木材の性質や用途により乾燥の度合いは変わりますが、「木の浮き箸」の場合は、”天然乾燥”と機械を使用した”人工乾燥”を組み合わせ、合計3回。念入りに行っています。

余分な水分を飛ばし製品(木材)の状態を安定化させるとともに、熱処理を行うことで食品衛生法に適した材料にする重要な工程でもあります。

.
4
:植物性由来の天然ワックスで磨きをかける

仕上げは、飴玉などにも使用されている「カルナウバロウ」という植物性由来の天然ワックスを1本1本手作業で塗布し、磨きをかけていきます。
この表面加工により、積層により生まれた美しい木目や風合いを生かしつつ、ナチュラルな印象の光沢が生まれます。


*植物性由来の天然ワックスにより美しい木目と共に艶も楽しめる仕上がりに(左:仕上げ前 右:仕上げ後)。

.
5
:扇状に広げて相性を見極める

最後の検品も、もちろん手作業です。

1本1本ひび割れや反り等の有無を丁寧に確認したのち、複数本の箸を扇状に広げて持ちます。
熟練の技により、色合いや木目の印象が近い、相性の良いペア(1膳)が選ばれ、「木の浮き箸」の完成です。


*扇状に広げた検品の様子(イメージ)。1本1本の個性を見極める繊細な作業が行われている。

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いかがでしたでしょうか。

今回の材料(積層材)は、強度や耐久性はもちろん、安定的に供給できることや、環境負担を軽減できることも考え、採用されています。

食べるためだけではなく、”ていねいに持ち上げる、揃えて置く”など、自然と美しい所作へ導くプロダクトを作りたいというデザイナーの想いを形にすべく、多くの人々の技や知恵が積み重ねられた「木の浮き箸」。
デザインから製品化に至るまでのバックグラウンドを知ると、あらたな魅力を感じることができそうですね。

ぜひ、長く大事にお使いいただき、また、大切な方への贈り物として選んでいただけると嬉しいです。

木の浮き箸の商品ページはこちら >>

 


*「ウキハシ」のデザイナー・小林幹也さんへのインタビューはこちら。
「ウキハシ」誕生のきっかけや、デザインに込めた想いをご覧いただけます。

 



 

 

 

【#コネコカップチャレンジ2021冬】栄養たっぷり!大根おろし子ネコ

冬のといえば鍋!
風の冷たさが身に沁みる夜には、旬の大根をたっぷり使った
“子ネコ”雪見鍋などいかがでしょうか。
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作り方はとっても簡単。
通常のお鍋を用意しつつ、大根をとにかくおろすだけ。
おろした大根は、ほどよく水気をしぼり、コネコカップに詰めていきます。

ポイントはスプーンなどで、
コネコの耳部分からしっかり入れること。

そして、詰めた後は、決してダイレクトにコネコを鍋に投入しないように!
あっという間に、お鍋の中で溺れてしまいますよ!

必ず、小皿などにコネコを誕生させた後、あつあつのお鍋に移動させてあげてください。

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大根おろしコネコは、お鍋のスープを吸い込みつつ、徐々にいなくなってしまいますが、
その一瞬の儚さも楽しみながら、美味しいお鍋を味わっていただければ!


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ちなみにKONCENTスタッフが挑戦した際には、
コネコカップ1匹に対し、大根・中サイズ1本分を使用しました。

大根の種類や水分の絞り具合にもより必要な量は変わってきますので、
様子を見つつ、コネコのお世話(調整)をお願いいたします。

【1/8更新】KONCENT 営業時間のお知らせ

(2021/1/8 10:00 時点更新分)

いつもKONCENTをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

この度の、緊急事態宣言発令を含む 新型コロナウイルス感染拡大防止に向け
KONCENT の一部店舗で、営業時間の短縮をいたします。

●対象:


KONCENT Bunkamura渋谷
営業時間 10:00~19:00 (2021年1月8日(金)より当面の間)
※詳細は Bunkamura HP をご覧ください。
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KONCENT KITTE丸の内
営業時間 11:00~20:00 (当面の間)
※詳細は KITTE HP をご覧ください。
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KONCENT 東京ミッドタウン
営業時間 11:00~20:00 (当面の間)

※詳細は 東京ミッドタウン HP をご覧ください。
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その他の店舗につきましても、変更があり次第、随時情報を更新いたします。

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なお、引き続き以下の取り組みを全店で実施いたしております。
お客様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

*スタッフの検温、マスク着用 ならびに 店頭製品・什器などの消毒を徹底いたします。
*店内のカゴは当面の間撤去いたします。ご希望の際はスタッフまでお声がけください。
*不良品等の場合を除き、お客様のご都合による返品・返金はご対応いたしかねます。ご了承ください。
*体調の悪いお客様については入店をお断りする場合がございます。ご了承ください。

ご来店の際は
 – マスクの着用、咳エチケット、お客様同士の適切な距離の確保にご協力ください。
 – 入店時のアルコール消毒にご協力ください。
 – お会計時にはトレーを使用した金銭の受け渡しにご協力ください。

スタッフも体調管理・予防対策等徹底の上、
皆様をお待ちしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

また、遠方にお住まいの方は『 KONCENT Web shop 』をあわせてご利用ください。

KONCENT shop(実店舗) 年末年始のご案内

いつもKONCENTをご利用いただきましてありがとうございます。
誠に勝手ながら、KONCENT shop(実店舗)は
下記日程にて各店休業、短縮営業をさせていただきます。

店舗により営業時間等が異なりますので、ご了承ください。
みなさまのご来店、心よりお待ちしております。
SHOP listはこちら

*Web shopは 2019年12月24日(木)正午まで、年内発送分のご注文を承ります。
それ以降のご注文は、2020年1月5日(火)以降 順次発送させていただきます。詳細はこちらをご覧ください。

ふるさと納税返礼品の珪藻土バスマットからアスベスト検出 の報道につきまして

いつもKONCENTをご利用いただき、ありがとうございます。

先日、ふるさと納税返礼品の珪藻土製バスマットから
アスベストが検出されたとの報道がありました。

参考:【貝塚市」ふるさと納税返礼品「珪藻土バスマット及びコースター」等の回収について

アッシュコンセプトがデザインプロデュースを行う「soil株式会社」にて製造している珪藻土製品は
全て日本製であり、原料には、アスベスト(石綿)は一切含まれておりません。
安心してご使用ください。

2020年12月23日
アッシュコンセプト
KONCENT

Design Story UKI HASHI (後篇)

2007年2月に誕生し、10年以上にわたり世界各国で販売されている+d 「ウキハシ」。
2020年10月のリニューアルにあたり「ウキハシ」のデザイナー・小林 幹也(こばやし みきや)さんに、
デザインのきっかけやコンセプト、カラーリングなどについて改めてお話を伺いました。

*前篇はこちら

・この取材は2020年9月中旬に行ったものです。
・新型コロナウイルスの感染リスクを減らすため、最小限の人数で取材・撮影、スタッフのマスク着用などの対策を行っています。

UKI HASHIの商品ページはこちら >>

 

カラーリニューアルで進化する「ウキハシ」

KONCENT STAFF(以下、K):
2007年2月に発売が開始された「ウキハシ」ですが、実はカラーリニューアルは、
今回が初めてではありませんよね。

 

小林幹也さん(以下、小林さん):
最初に発売された色を含めると、今回で4シリーズ目ですね。

 

K:
では、ここで色の変遷を振り返ってみましょう。
まずは、2007年2月に発売された最初の「ウキハシ」は、
「墨」「朱」「からし」「乳白」「あさぎ」の全
5色です。


*2007年2月に発売した「ウキハシ」。(左上より)  墨、朱、からし、乳白、あさぎ の全5色

 

K:
続いて2009年5月に、最初の「朱」と「乳白」に
「茄子」「鉄紺」「栗」「抹茶」「黄」「桜」の6を加え、全8色で販売されました。

 

小林さん:
ここまでは、すべて「和名」で、日本の伝統色から選んでいます。

 


*2009年5月に発売した「ウキハシ」新色。 (左上より)茄子、鉄紺、くり、抹茶、黄、桜 の6色が追加された。


K:

ちょうど同じタイミングで、竹で作られた「ウキハシ 竹」も発売されました。
通常サイズの他にも、小さめサイズのmini や 菜箸への展開もありましたね。

 

小林さん:
菜箸こそ食卓に置きたい、という想いもあったのですが、
「ウキハシ 竹」の生産が終了となり、一膳大事に使わないでケースに入れてとってあります(笑)。


*2009年5月には「ウキハシ 竹」も発売(現在は生産終了)。
 通常サイズのほか、製品デザインの初期段階にあった「菜箸」や「ミニサイズ」の展開も行われた。

 

K:
次いで、3シリーズ目(2012年4月)は特に人気の高いカラーに絞り、
「桜」「朱」「黄」「茶」「緑」の5色展開となりました。

販売期間が一番長いので、この色展開の「ウキハシ」をご存知の方が多いのではないでしょうか。

*3回目のカラーリニューアル(2012年4月) (左上より)桜、朱、黄、茶、緑の全5色で発売 (現在は生産終了)

 

K:
そして、今回(2020年10月)のカラーリニューアルでは色の展開を一新し、
「墨」「あさぎ」「よもぎ」「薄紅」「白」「からし」の全6色になりました。


*今回のカラーリニューアル(2020年10月)。全体的に落ち着いた色調と質感に仕上がっている。
 (画面上より)墨、あさぎ、よもぎ、薄紅、白、からし の全6色展開。カラーも和名に変更された。

 

小林さん:
基本的には、最初の「ウキハシ」の時から、鮮やかなものよりも少し深みのある色合いを選んでいて、
リニューアルするたびに「もっともっと鈍く」って。
今回は特に全体的に落ち着いている色合いで、デザイナーとしては、
これまでの中でダントツにいいなと思っています。

 

 

食べもの に 触れる色と質感

K:
色の深みや鈍さを追及されていたということですが、
その中でも特に意識していることはありますか。


小林さん:

“「食べもの」と合わせて違和感のない色合い“ にしなくては、と考えています。

 

K:
食器ではなく、食べもの?

 

小林さん:
そうですね。「食べもの」。
もちろん、食器や周りの環境に合わせることも大事ですけれど、
箸が直接触れるのは「食べもの」なので、その点を重視しています。

 

K:
なるほど。
ちなみに今回の中では、どの色が一番お好きですか。

 

小林さん:
「墨」です。
色合いもですが、いい意味で樹脂感があまり無く、質感がすごくいい。

 

K:
今回のカラーリニューアルに合わせて成形方法も変更しているので、
質感もこれまでのものと変わりましたよね。

 

小林さん:
表面が少しざらついていて、紙のような乾いたような質感がありますね。
「食べもの」に触れた時の感覚が良さそうだと思います。

 

K:
先ほどもお話がありましたが、テーブルコーディネートというと食器に合わせて
カトラリーを選ぶイメージがあったので、「食べもの」に合わせて色を選んだり、
触れた時の感覚まで想像するということが、とても新鮮に感じます。

 

小林さん:
確かにそうかもしれませんね。
そういう意味でいうと、今回はこれまでよりも、食べ物以外の空間(食器やテーブルなど)にも
溶け込む、馴染むような色の選び方もしているかもしれません。

 

K:
その変化は、2007年当時と今の生活環境の違いなども影響していますか?

 

小林さん:
そうですね。実際の生活の中で何が直接的なきっかけになったかというのは難しいですけれど、
家族が増えてテーブルのサイズが大きくなったり、木製の家具を使うようになったり、
そういう普段の生活変化の積み重ねが、デザインに影響を与えているということはあります。

だから、今回のカラーリングに関しては「この箸が空間の中で違和感なく存在できるようにしたい」と
無意識のうちに考えて出た結果なのかなと思います。

 

K:
ということは、今後30年、40年後にさらに生活環境が変わった時には、
選ぶ色や質感も変わっていそうですね。

 

小林さん:
そうですね。黒一色とか(笑)。

 

K:
何があったんだろう! 気になりますね(笑)

 

 

使う人にとっての「ウキハシ」

K:
今回、小林さんのデザイン・プロダクトを扱っているショールームにお伺いしていますが、
ご自身で接客されることはありますか?

 

小林さん:
もちろんありますよ。まず自分でデザインをしっかり伝えたいという思いがありますし、
どういう人が使ってくれるのかということを知ることや、
使う人と会ってコミュニケーションをとる、
ということはすごく大切だと思っているので。

 

K:
「ウキハシ」については、どういうお話をされますか。

 

小林さん:
「ウキハシ」に関しては、皆さん早い段階で”先端が浮いている”ということに気がついてくださるので、
製品説明というよりはデザインのきっかけなどを話すことが多いですね。

 

K:
実際に「ウキハシ」を使っている方から感想など届くことはありますか。

 

小林さん:
「お箸の持ち方がきれいになりました」というメールをいただいたことがあります。
おそらく、持ち上げる、揃えて置くなどの所作や、箸に対しての意識が変化したことの結果だと思います。

 

K:
確かに。KONCENTでも「ウキハシを使うようになってから、他のお箸も丁寧に扱うようになった」
というお声をいただいたことがあります。
最初のデザインコンセプトである “丁寧に箸を使うといった作法を導くサインデザイン” が
生きている証拠ですね。

 

 

K:
近年、和食ブームの影響もあって、海外でもお箸を使う方が増えていますよね。

 

小林さん:
そうですね。特にヨーロッパの方は、正しい箸の持ち方を習って意識した上で使っている方も多く、
日本人よりも上手に使っているな、と感じる時があります。

 

K:
「ウキハシ」が海外で使われているのを見たことはありますか

 

小林さん:
僕は海外に行く時は、大量に「ウキハシ」を持っていってプレゼントするんですけれど、
皆すごく喜んでくれますし、家族で使ってくれている写真も届きます。

先日もバレンシア(スペイン)でオープンするお寿司やさんの内装をデザインしていたので、
そのお店にもウキハシを納めて、使ってもらっています。

 

K:
お箸は “人を繋ぐ” 縁起ものとして知られていますが、「ウキハシ」は日本だけではなく、
まさに海外への文化の架け橋にもなっているということですね。

 

 


これからのデザイン

K:
実は「ウキハシ」は今回のリニューアルとは別に、新たな展開を予定しています。

 

小林さん:
最初に想定していた「木製」が!

 

K:
はい、ついに、製品化されます!
今は試作の段階ではありますが、2021年の発売を目指しています。

 

小林さん:
今回リニューアルした樹脂製「ウキハシ」の色や質感もとてもいいけれど、
「木製の箸を使いたい」という方もいると思うので。今から仕上がりが楽しみです。

 


*念願の「木製ウキハシ」のサンプルを手に取り、質感を確かめる小林さん

 

K:
「ウキハシ」以外で、今後予定されていることはありますか。

 

小林さん:
ありがたいことに、毎年新しいジャンルのことに挑戦をさせていただける機会があって、
今も、これまでにない商品でデザインを進めているものがあります。

もちろん経験が当然足りない場合もありますので、新しい依頼をいただく度に、その都度、
開発担当の方などに協力してもらいながら、勉強しているという感じです。
ですが、どのジャンルの仕事においても一番大事なのは、
”今私たちが欲しいと思えるものを追求すること”ですね。


K:

なるほど、常にアップデートをしているということですね。
ちなみに、今後挑戦してみたいジャンルはありますか。

 

小林さん:
食器のデザインをやってみたいです。
陶磁器もそうですし、日常で使うタンブラーやステンレス製のものなど、
多くの方に使ってもらえるものを作りたいです。

 

K:
小林さんがデザインする食器、楽しみですね。
完成した際には、ぜひ「ウキハシ」と合わせて、いろいろな方に使っていただけると嬉しいです。

本日は貴重なお話ありがとうございました。

 

 

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*「木の浮き箸」
インタビューの中でも話題にあがった木製のウキハシ。
2021年2月、ついに発売されました。詳細な製品情報はこちらからご覧いただけます。
(2021/2/5追記)

 

 

 

 

 

 

 

Design Story UKI HASHI (前篇)

2007年2月に誕生し、10年以上にわたり世界各国で販売されている+d 「ウキハシ」。
2020年10月のリニューアルにあたり「ウキハシ」のデザイナー・小林 幹也(こばやし みきや)さんに、
デザインのきっかけやコンセプト、カラーリングなどについて改めてお話を伺いました。

・この取材は2020年9月中旬に行ったものです。
・新型コロナウイルスの感染リスクを減らすため、最小限の人数で取材・撮影、スタッフのマスク着用などの対策を行っています。

 

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*「ウキハシ」 のデザイナー 小林 幹也 (こばやし みきや) さん

 

そもそも「ウキハシ」とは?

今回は、東京・目黒区にある小林幹也さんのオフィスに伺い、お話をお聞きしました。
ショールームも兼ねた2Fのスペースは、小林さんがデザインした木製家具や製品に囲まれています。
まるで小林さんのお家にお邪魔したような、やさしい空気感を持つ空間でした。

 

KONCENT STAFF(以下、K):
こんにちは。今日はどうぞよろしくお願いします。

小林幹也さん(以下 小林さん):
よろしくお願いします。

K:
こちらのショールームは、一般の方も来店されるのですか?

小林さん:
そうですね。今は予約制にしていますが、どなたでもご来店いただけます。

 


* 東京・目黒区にある小林さんのショールーム「IMPLEMENTS」内観


K:

独立して、ご自身の事務所を立ち上げたのは、いつ頃でしょうか。

小林さん:
2006年の4月です。

K:
2006年ということは 「ウキハシ」 の発売前ですね。

小林さん:
そうです。「ウキハシ」 製品化の途中。

K:
「ウキハシ」のデザイン提案を最初にいただいたのが2005年の10月なので、
以前のデザイン事務所から独立するまでの過渡期に「ウキハシ」があったということでしょうか。

 

小林さん:
はい。独立した時の初仕事が 「ウキハシ」 でした。
だから「これ(ウキハシの発売)が無くなったら、どうしよう」って、
いつもドキドキしていました(笑)。

本当に感謝しています。

 

K:
無事発売されてよかったです!
今や10年以上のロングセラー製品の「ウキハシ」ですが、現在は、KONCENTはもちろん、
全国各地のインテリアショップやミュージアムショップなどでも
販売されています。

 

小林さん:
ありがたいことです。

 

K:
“ 箸置きがいらない箸 ”というキャッチコピーでご存知の方もいらっしゃると思うのですが、
そもそもデザインのきっかけは、どういったことだったのでしょうか。

 

小林さん:
実は僕、“箸置きがいらない”というよりも、“箸置きと箸がひとつになった” と考えています。

K:
と言うと?

小林さん:
両親が箸の持ち方や作法について厳しかったり、書道を習っていたこともあって、
子供の頃から「意識して道具を使う」ということをしていました。

ただ、学生の頃に友達と食事をしていた時、意外と箸の使い方や作法を知らない、
気にしていない人が多いなということに気がついて、そこから「箸の作法」について調べたんです。

 


小林さん:
中国や韓国でも箸を使うけれど、日本のマナーとは少し違っていたり、
日本独自の箸の作法が結構あることがわかって、作法もひとつの「文化」だと思いました。

そういう「文化」が忘れられてしまうのはすごく寂しいことだし、何より意識して道具を使うことは、
周りへの配慮や感謝の気持ちの表れでもある。
また、自分自身も落ち着いた時間を過ごすための一つの手段だと思っています。

そうしたことに視点がいくようなコンセプトの箸が作れたら、と考えてデザインしたのが
「ウキハシ」でした。


K:

つまり「ウキハシ」は箸を置く時だけではなく、持ち上げて、使って、再び置くまでの
食事全体の所作に繋がっているということでしょうか。

 


小林さん:

そう、だから箸置きを否定しているわけではないんです。
箸置きを使うということと、この「ウキハシ」のデザインは僕の中で同じこと。

ただ、今の暮らしの中では、箸置きを出す間もなく食事を取らなくてはいけないという状況もある。
そういう時に、ひとつの道具の中に “箸置きと箸の両方の機能を持っている” ことで、
新しい箸の在り方が提案できるのではと考えたのが、始まりでした。

 


K:

なるほど。確かに、自分の普段の生活を省みると、箸置きを出して食事することが少ないですね。
器に箸を渡すとお行儀が悪いから、ずっと持ったままだったり、忙しないです。
でも、“箸を休める”ことを意識的にできれば、ゆっくり食事を味わったり、会話を楽しんだり、
豊かな時間が生まれそうですね

 


ウキハシ 誕生までの道のり


K:
「ウキハシ」のデザインは、小林さんから直接アッシュコンセプトにご提案いただきましたが、
代表の名児耶(なごや)との最初の出会いはいつ頃ですか。

 

小林さん:
学生の時です。一度、名児耶さんにデザインを提案したことがあって。

 

K:
そうなんですね。その時はどういったものを?

 

小林さん:
1本用のペン立てです。吸盤付きの。
その時はまだ学生でしたが、時間作って会ってくださったのを今でも覚えています。

社会人になって独立準備を始めていた頃に、改めて「ウキハシ」のデザインを送らせていただきました
その後に「会いましょう」ってお返事いただき、急いで、サンプルを制作して提案に伺いました。

 

K:
それが2005年の10月ですね。その時の提案書がこちらです。


*2005年10月 最初の「ウキハシ」 のデザイン提案書より

 

小林さん:
懐かしいなー。

 

K:
この時点で、すでに今の「ウキハシ」の原型ができていますね。

 

小林さん:
この時は、重量のバランスだけで成り立つと考えていましたが、サンプルを見てもらったところ
「無造作に持ったとき、箸の片方が逆さになると、先端同士が離れてしまって使いづらくなる」
という指摘をいただきました。

 

K:
+d (プラスディー)」というブランドは、デザイナーの方の想いを形にすることはもちろんですが、
使う人の立場になってモノづくりをすることも重要な点であるので、
「“使いづらさを感じる製品” は発売したくない」ということでしたね。

 

小林さん:
その“使いづらさ”をどう解決するか考えるよう言われて、改めて「ウキハシ」のコンセプトである、
“揃えて置くからこそ、箸の先端が浮く。そして、揃えて置くことで、自然と所作が美しくなり、
使いづらさもなくなる ”という考えを伝えました。

 

K:
まさに 「This is a message」。小林さんの想いが届いた瞬間ですね。
その約1ヶ月後、2回目のデザイン提案では、色・形状・用途の展開として全部で6パターンありますね。

 

小林さん:
最初は木製で作りたいというのもあって、漆塗(うるしぬり)のものや菜箸も提案していました。
あとは、箸の途中に突起をつけて先端を浮かすデザインや、量産性を考えて、“割りばし” など。
とにかく色々描きました。でも、本当は最初のシンプルなデザインが一番いいと思ってました(笑)。

 

K:
確かに、これ以降のご提案は、最初のデザイン(原型)に戻っていますよね(笑)。

K:
そして、3回目と4回目のご提案は、主に上面についてですね。

小林さん:
はい。“上面をどう認識させるか ” という課題があって、そのためのサインを考えていました。
視覚的にもそうですけれど、凹みがあることで触ってもなんとなく上面がわかるようにしてあります。

K:
実は、この凹みには秘密があるんですよね。

小林さん:
はい。

K:
インジェクション成形 (*注) でプラスチック製品を作る際は、樹脂を金型に流し込みむ為の
“ゲート口(注入口)”が必要で、出来上がった製品にも、このゲート跡が残ってしまいます。
 *注 インジェクション成形(射出成形):加熱した原料(プラスチック)を金型に加圧注入し、固化させ成形する方法

そこで「ウキハシ」では、この凹み部分をゲート口にし、
さらにその上に、別パーツで作った“蓋”を
かぶせるという方法をとっています。
こうすることで、プラスチック製品の弱点ともいえる“ゲート跡”をきれいに隠すことができ、
さらに、自然と箸をそろえて置きたくなるデザインにもつながりました。

そして、こちらがその時のデザイン。
最終的に製品化された「ウキハシ」と異なり、本体と 凹部分の色合いを変えてありますね。

 

小林さん:
そうですね。この段階では何がベストかまだわからなかったので、いろいろデザインを提案して、
検討していた時の名残りですね。



*2005年12月 3回目の「ウキハシ」のデザイン提案書より


*製品化された「ウキハシ」。本体と凹み部分は同一色になっている。

 

K:
なるほど。常に試行錯誤を繰り返しながらの商品開発だったことがうかがえますね。
その後、最後(2006年8月)に 凹部分と全体のカラーリングについてご提案をいただき、
ついに2007年2月に「ウキハシ」が発売されました。

 

*2007年2月に発売された「ウキハシ」。当時の製品資料より抜粋

 

 

K:
2005年10月の提案から、約1年半かけての製品化でしたが、いかがでしたか。

小林さん:
うれしかったですね。「ウキハシ」 が、自分のデザインした最初のプロダクトだったので。
売り場にも見に行って、さりげなくディスプレイを直したりしていました(笑)。

あと、『デザインの現場』(美術出版社/2007年4月号)にも取り上げていただいて。
まさかデザイナーとして、雑誌に掲載される日が来るとは思っていなかったので、
とにかくうれしかったです。


*小林さん所蔵の『デザインの現場』 2007年4月号。成型過程など、詳細に取材されている。

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前篇はここまで。

後篇は、カラーリニューアルによって進化し続ける「ウキハシ」の魅力について、
さらに詳しくお話を伺います。

*後篇は、こちらからご覧いただけます。

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