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Design Story Kinome


2020年に開催された「h concept DESIGN COMPETITION」のテーマは、”ひとめ惚れ”。

ひととの出逢いはもちろん、モノとの出逢いにも、デザインや機能、アイデアやバックストーリーなど思わず心惹かれてしまう”ひとめ惚れ”が存在します。

そんな”ひとめ惚れ”してしまう生活用品として応募されたデザインは、総数362点。
その中から選出された3点が2021年秋、+dの新製品として発売されます。

この通称+d「ひとめ惚れシリーズ」から、今回は『Kinome』のデザイナーであるwah(ワ―)のお二人にお話しを伺いました。

・この取材は2021年10月中旬に行ったものです。
・新型コロナウイルスの感染リスクを減らすため、最小限の人数で取材・撮影、スタッフのマスク着用などの対策を行っています。
お二人には撮影時のみマスクを外していただいております。

 

Kinome の製品ページはこちら >>


毎日出会ってちょっとうれしい、ひとめ惚れ

普段は会社(メーカー)勤めをしながらデザインユニットとして活動されているお二人。
この日も、お仕事の後にインタビューに臨んでいただきました。
お二人の人柄や関係性がよくわかる、笑いの絶えないにぎやかな雰囲気の中、話は進んでいきます。


*『 Kinome』 のデザイナーwahのお二人 / 左:脇坂政高(わきさか まさたか)さん、右:八田 興(はった たかし)さん

KONCENT STAFF(以下、K):
こんにちは。本日はよろしくお願いします。
今回、「h concept DESIGN COMPETITION(以下、アッシュコンペ)」にご応募いただいたことがデザインのきっかけになったと思いますが、テーマの”ひとめ惚れ”について、どんな印象を持ちましたか?

八田 興さん(以下、八田さん):
抽象的なテーマより “ひとめ惚れ” という強いキーワードのほうが、いろいろ発想が展開すると思うので、考えやすいテーマだなと感じました。

脇坂 政高さん(以下、脇坂さん):
そうですね。商品のデザインを考える前に、二人で「”ひとめ惚れ”って何だろう」「愛って何だろうね」とか話して、キーワードやアイデア出しをしていましたね。

八田さん:
“ひとめ惚れ”って「出会った時にとりつかれるような大きな衝撃」を思い浮かべやすいけれど、日用品においては、そういう「一生に一度あるかないかのような衝撃」よりは「毎日出会ってちょっとうれしい」くらいのほうがいいよね、というのを二人で話していて、そういうモチーフを探していました。

K:
そのモチーフは、どのように見つかったのでしょうか。

脇坂さん:
仕事やアイデアに煮詰まると散歩をすることがあって、その中で「道端でがんばっている花」に出会ったんです。そこから、植物が発芽した瞬間のうれしさや、慈しむ気持ちを体験できることが、毎日の”ひとめ惚れ”につながるのでは、と考えて「植物」をテーマにすることにしました。

K:
なるほど。「植物」から、コーヒーに繋がったのは、なぜでしょう?

八田さん:
コロナ禍でコーヒーを毎日自分で淹れるようになって、その時間が自分の中ではすごく退屈だなと感じていて。なにか楽しくできるアイデアはないかなと考えていた時に、アッシュコンペの「植物」というモチーフとかけ合わさって「これはいけるんじゃないか!」と。たまたまシナプスがつながった感じです。

K:
コーヒーを淹れているときに、むくむくっと想像の芽が生まれてきたんですね。
でも、もともとお二人は、どっぷり「コーヒー派」というわけではなかったんですよね。

八田さん・脇坂さん:
(声をそろえて)そうですね(笑)

脇坂さん:
毎日のように飲んではいたんですけれど、豆から挽く、というようなことまではしていなかったです。

八田さん:
逆にコーヒー通じゃないから、この淹れる時間のめんどくささや、退屈さというネガティブな気持ちをポジティブなものに変えようと考えられたのかもしれない。

脇坂さん:
そう。やっぱり好きでその道にどっぷりはまっていると、もっと機能性の高い道具を求めて、この遊び心(アイデア)は育たなかったと思います。


*アッシュコンペ応募時のデザイン(提供:wah)。コーヒー豆を土に見立て、新芽を育てるというイメージがしっかり伝わりました。

 

デザインとおいしさ、両方を追い求める

K:お二人で活動されているということですが、役割分担などはありますか?

脇坂さん:
普段は明確な役割分担とかはないですね。今回は、八田がスケッチを描いたので、図面も起こしてもらって、それをもとに「もう少しこうしたほうがいいんじゃないか」と話し合いながら進めました。

八田さん:
製品化にあたってのデータ作りも僕がメインでしたが、会社の休憩時間とかに二人で話し合っていました。気が付けばこの一年ずっとコーヒーのことばかり考えていて(笑)。さまざまな形状にトライをしました。

K:
アッシュコンペで応募いただいた時から、サイズ感や素材も一部変更されましたが、デザインの上でこだわったポイントは、どこでしょうか。

左:アッシュコンペ応募時のデザインを元にしたモックアップ。右:『Kinome』製品。(カップはARITAJIKI の mug(WH) を使用)

脇坂さん:
自分達の中では優先順位をつけていて、今回の一番大事な部分は「芽(栓)」。2番目が「鉢(フィルター)」。その次に「土台(スタンド)」。

K:
「芽」は、当初からの「植物」というデザインの要ですものね。

脇坂さん:
最初は、やわらかすぎると、へたって元気のない植物に見えてしまうことを懸念して「硬くしたい」と考えていましたけれど、アッシュコンセプトさんから植物の持つやわらかさを提案していただいて、色合いも含めて、いい塩梅になりました。

K:
コーヒーの粉やお湯がちょっとかかった時に「芽」が “ぷるぷるっ”と動くのが、愛らしいです。


*「芽」の試作(一部)。色・大きさ・柔軟性など、植物らしさへのこだわりが詰まっています。

八田さん:
それからフィルターは「芽」を目立たせるために「植木鉢」に近い形状がいいだろうと考えました。素材は、質感のある焼き物であり、サステナブルな素材ということを目的としていたので、セラミックフィルターの採用を想定しました。ただ、実際にコーヒーを淹れてみると、底が真平な形状では、目詰まりをしてうまくドリップできなかったんです。

K:
そういえば、一般的なセラミックフィルターは、円錐形や側面に凹凸がついていることで、コーヒーがスムーズに落ちるような流れになっていますよね。

脇坂さん:
フィルターの裏面に脚をつけたり、溝を何本入れるかなど、何度も試行錯誤しました。
もちろん見た目(デザイン)へのこだわりもあるけれど、底面の形状やコンマ数ミリの厚みの違いで、味がまったく変わるということを知って「ちゃんとおいしいコーヒーを淹れられる道具にしよう」って考えるようになりました。

八田さん:
コーヒー豆とフィルターの関係がここまで深いものだとは思っていなかったので衝撃を受けましたね。バリスタの方にもご協力いただいて、かなり細かく設定を詰めていきました。

*「鉢 (フィルター) 」底面の試作(一部)。隠れた部分にデザインと味の両立を追求した軌跡が見受けられます。


*『Kinome』(製品) からコーヒーが抽出される瞬間をとらえた様子。

K:
優先順位的には下位の「土台 (スタンド) 」ですが、今見ている限りでは、一番試作品が多そうです。
もともとは、シリコーン素材で検討されていましたよね。

八田さん:
そうですね。加工性や機能面、また「鉢」との視覚的統一感にが生れることについても検討し、素材を磁器へ変更しました。デザインも一度ゼロベースから直し、一番悩んだ部分です。「鉢」を固定する爪や、コーヒーの抽出具合がわかるようにする「のぞき穴」の形状なども含め、「鉢」とのデザインの相性や実際に機能性が向上するかなどチェックしながら、細かい変更を何十回も行いました。

脇坂さん:
この「土台」の意味って何だろうって話をした時に、「芽」や「鉢」を際立たせる部分だからこそ、適当なデザインにしていいものじゃないと考えて、最後までこだわりました。

ただ、僕たちとしては、「土台」があることによって”鉢植えが飾ってある”ことが伝わるデザインを大切にしたかったので、土台の「のぞき穴」をあまり大きくせず小さめのデザインを提案していましたが、アッシュコンセプトさんからは「機能もデザインの大事な要素だから、見せましょう!」と。かなり、せめぎ合いました(笑)

八田さん:
穴じゃなくて、すき間から見えるようなデザインを出したりして(笑)

K:
もはや円形ではなくワイヤーのような線状のものもあったりと、闘いの跡が見えますね(笑)


*「土台」の試作(一部)。「鉢」を支える爪や、のぞき穴の形状など多種多様なデザインの提案がありました。


*『Kinome』(製品) の土台部分。C型にすることで、コーヒーの抽出具合が見える機能性と、磁器の持つ意匠性を両立する仕上がりになった。

K:
最終的には「C型」のデザインになりましたが、決め手などあったのでしょうか。

脇坂さん:
製品開発中に開催された展示会(h concept×LIFE STYLE SALON)で、試作品をユーザーやバイヤーの方に見ていただく機会があって、そこでユーザー目線での意見を伺い、抽出具合が見えることの重要性を感じたことが大きいです。

八田さん:
デザインをするときは客観性が大事なはずなのに。見失っていたよね(笑)

脇坂さん:
結果的に、使い勝手も見た目もいい製品になりました。パッと見では、ポップなデザインだけれども、職人の方などの高い技術力により、しっかりと機能面も持ち合わせることができました。
自分達だけでは絶対に到達しなかったなって思います。関わっていただいた方々に感謝しています。



.
誰かと一緒に「芽」を育てているように

K:
すでに最終試作をお使いいただいていると思いますが、今日は、改めてお二人に『Kinome』でコーヒーを淹れていただこうと思います。

脇坂さん:
ここは八田に任せよう!

八田さん:
えぇ、恥ずかしい(笑)。では、2杯分淹れますね。

K:
この「芽」の目盛りも、もともとは一杯分だけでしたよね。

脇坂さん:
そうですね。二人分淹れられるように、二本線を追加しました。
一人分はもちろん、友達や家族と一緒に淹れてもらうことを想定しています。

K:
確かに。誰かと淹れていると、一緒に「芽」を育てているような気持ちになりますね。
ドリップ中も会話や笑顔が自然と生まれるので、コミュニケーションツールとしても活躍してくれそうです。


*「芽」の試作(左:アッシュコンペ応募時のモックアップ / 右:『Kinome』製品)コーヒー豆の目安となるガイドラインを1本から2本に変更した。

八田さん:
よし!淹れ終わりました。いい香り!

脇坂さん:
では早速、いただきましょう!

K:
“ひとめ惚れ”というテーマから生まれた『Kinome』ですが、お二人はどんな人が “ひとめ惚れ” してくれると思いますか。

八田さん:
コーヒーが好きな人はもちろん、(ドリップに)興味があるけれど、なかなか手を出せないでいる人の始めるきっかけになれば。あとは、植物を育てるのが好きな人や、植物を育てたいけれど、いろんな事情で育てられない人とか。そういう人の生活に潤いを与えられる存在になってほしいなと思っています。

脇坂さん:
“ひとめ惚れ” の状態は長く継続しないかもしれないけれど、使っていない時にも目に届く場所に置いて、その人の日常に色を加えたり、ほっとしたり、明るい気持ちにできればと思います。それから、家族で食事をする場にこの子がたたずんでいる姿が、毎朝の生活の習慣になってもらえたら、うれしいです。

K:
最初プレゼントするとしたら、誰に贈りますか。

脇坂さん:
まずは、両親に。コーヒー好きな家族なので、日常使いをしてもらえるっていうのはいいですよね。

八田さん:
僕も両親や親族に。
今勤めている会社では、生活用品として買える製品がないので。自分で買ったり、誰かに贈ったりできるものがあるというのも、うれしいです。

脇坂さん:
両親に使ってもらったこととか、無いものね(笑)

八田さん:
デザイナーとしては、まったく知らない人が使っているのを見てみたい。
Instagramなどに、ぜひ使っている様子を投稿してほしいです。迷わず「いいね」を押します!

脇坂さん:
コーヒードリッパーではあるけれど、別の使い方に挑戦する人も出てきそう(笑)

八田さん:
本当に植物を育てたりね(笑)

 

使うことでちょっと幸せになれるデザインを

K:
ところで、出来立てほやほやのパッケージ付製品(最終試作)が届きましたので、ご覧いただきましょう。

脇坂さん:
めちゃめちゃ、いいじゃないですか。完璧ですよ!

八田さん:
(テーブルに置いて)置いた様もいいですね。

K:
パッケージは、外からも「芽」が見えるように窓が付いています。

脇坂さん:
確かに、この子(製品)の良さを伝えるには、窓みたいなものがあるといいですよね。最初に「芽」が見えるっていいですね。ワクワクします。

八田さん:
これまでパッケージについてあまり考えたことがなかったので、今回は勉強になりました。パッケージもちゃんと愛されて作られているんだ、と感動しました。

脇坂さん:
パッケージの透明の部分にメッセージを書いて贈る、とかもできそうですね。

K:
某コーヒー店のように、自分の名前やメッセージが入った状態で渡されると、うれしいですよね。

八田さん:
ついでに、僕らのサインも入れておこうか(笑)

脇坂さん:
いらないでしょ。売れなくなっちゃうよ(笑)

K:
まだ、芽吹いたばかりの『Kinome』ですが、今後の展開などお考えでしょうか。

八田さん:
今回は1~2杯用ですが、家族や大人数用としてもう少し大きいサイズも検討できればと思ってます。

脇坂さん:
「鉢」の磁器形状を変えるだけで、だいぶ味が変わるということも分かったので、ブラッシュアップもできますよね。

K:
ちなみに、「芽」だけを失くしてしまう方もいらっしゃると思うので、「芽」のバリエーションを考えていただくというのは、いかがでしょう。

八田さん:
いいですねー。四葉のクローバーとか。

脇坂さん:
季節限定で、小さなクリスマスツリーとか。いろいろできそうですね。
(八田さんに)図面、よろしくお願いします!

八田さん:
えー(笑)

K:
ちょっとずつ改良しながら、息の長い製品になりそうですね(笑)
『Kinome』以外で、wahとしての展望はいかがでしょうか。

脇坂さん:
wahのコンセプトとして、人や社会にちょっとした喜びを与えられることを目指しているので、プロダクトデザインに限らず、僕たちの製品やデザインを使うことでちょっと幸せになれるとか、そういった新しい価値を提供していきたいですね。

八田さん:
家具・グラフィック・空間デザインやブランディングなど、カテゴリを横断したデザイン活動を行っていきたいです。

K:
ますますwah Worldが広がっていきそうですね。今後のお二人の活躍が楽しみです。
本日は、貴重なお話ありがとうございました。

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KONCENT非公式トーク!! 第3回 EAトCO『Oros』&『Hake』

台東区の駒形にあるアッシュコンセプト本社では、日々、さまざまな部署のスタッフが集まって、製品の企画や開発、販売戦略などに関する会議が行われています。その現場に極秘潜入して、こっそりと話を聞いてみようというこの企画。
3回目となる今回は、「EAT + COOKING」をテーマにさまざまなクッキングツールを展開する『EAトCO (イイトコ) 』から何点か製品をピックアップしているようです。ん? なんだか中からシャカシャカと金属がこすれるような音がします。入り口のドアをそ〜っと空けて、会議室に入ってみましょう……。

<今回の参加者>
KONCENT Staff Aさん:広報担当
KONCENT Staff Bさん:広報担当
KONCENT Staff Cさん:製品開発担当
KONCENT Staff Dさん:製品開発担当
KONCENT Staff Eさん:KONCENT 店舗担当

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【テーマ1】“あなどられて”いたのは、2つの用途で使える隠れた名品。

KONCENT Staff A(以降:A)
今日は新潟県にある株式会社ヨシカワとアッシュコンセプトがコラボすることで生まれた『 EAトCO (イイトコ) 』から、グレーター(おろし金)シリーズの『Oros (オロス) 』,『Oros S』,『Oros L』,『Oros Handy(以下:Handy)』さらに『Hake (ハケ) 』をピックアップして、いつもの通り事前にみなさんに使っていただきました。

KONCENT Staff E(以降:E)
はっきり言って、『Hake』はあなどっていましたね。こんなに使いやすいと思っていなくて。

KONCENT Staff B(以降:B)
私もまったく同感です。正直言って、これを買おうと思わないですもんね……。

KONCENT Staff D(以降:D)
え! あり得ない発言!!(笑)

B:すいません……。でも今回つかってみて、ビックリしました。

E:『Hake』は1,320円(税込)ですよね? 使ってみるまでは、ちょっと高いというか……。生活の必需品になるとはなかなか思わないので。

B:そうなんです。月に1回、必ず何かをおろすっていう人ならまだしも、年に1回くらいしかおろさないからすると……ねぇ?

KONCENT Staff C(以降:C):う〜ん、ナメてる! 本当にナメてるなぁ。


*用途やお好みに合わせてサイズが選べるのがうれしいポイント!(左から『Oros L』『Oros 』『Oros S』『Oros Handy』『Hake 』)

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A
:まあまあ(笑)。そもそもこのEAトCOの『Oros』グレーターのシリーズはどういった製品なんですか?

D:最近のおろし金ってプラスチックのものが多い中で、これはステンレス製。またキッチンだけではなくて、食卓にそのまま置いても美しいサイズとデザインを追求することで生まれた製品なんですよ。

C:そうだね。一見すると単純なつくりに見えるけど、実際の製造はすごく難しい。立体成形されている土台の部分に、均一に目立てをつけていくのは、「金物の町」として有名な新潟の燕三条においても、限られた工場でしかできない技術なんだ。目立ての工程に関しては、門外不出の技術ですからね。

A:なるほど。独自の技術で目立てをつけていっているということですね。何点かアイテムがありますが、どういう順番でつくられていったんでしょうか。

D:まずはワサビをはじめ、色んなものをおろすことを想定して『Oros』ができて、その後「大根などをおろす時には、もっと大きな面がいいね」という声から『Oros L』ができました。その次にさらに特化させて「小さなワサビや生姜用に」というニーズから『Oros S』が完成。この『Oros S』はご家庭にひとつというより、家族の全員がひとつずつ持っていてもいいイメージですね。さらにチーズをおろす時には、地面と並行に持つと少し目詰まりしやすいので、縦に持って削り落とせるように『Handy』ができました。これも置いていても美しく見えるように、ディティールまでこだわっていますよ。

 C:『Oros L』に関しては、長方形の長辺と短辺で、側面の立ち上がりの高さを変えることで、大根の汁を流しやすくしているのもポイントだね。

E:おお、すごい!


*狙った場所にきちんと注げるのは、ディティールまで細かくデザインされているから。

.
B
:では今回、みんなが注目している『Hake』はその後に?

D:そうです。おろしたものをお皿やお鍋に入れるためにつくられました。

C:そういう場合にもっとも使われているのは竹製のハケなんだけど、あれって竹自体も削られているはずだから、厳密にいうと竹も一緒に食べてしまうことになるよね。その点、これはステンレスだから削られることはなくて健康面の心配がないし、洗いやすいから衛生的。あと程よく重いので、道具としての使い勝手もいいよね。

D:そうなんです。『Oros』はそもそも目立ての技術が高いので、水でさっと流すだけでおろしたものが洗い落とせるんですが、それでもやはり少しは詰まってしまうことがあります。それをとるための道具がほしいという声もあって『Hake』が生まれたんですよね。

B:たしかに『Hake』は『Oros』を洗う時に本当に便利でした。だっておろし金ってすごく洗いにくいから。ゴシゴシするとスポンジがボロボロになっちゃうので「チョン、チョン、チョン」ってするだけ、みたいな。「これ、ちゃんと洗えてるの?」って思っていました(笑)

A:ということは『Oros』以外でも、スポンジでは洗いにくいものを洗うのにも使えるってことですね。当然、ある程度の硬さがないとキズがつくので注意が必要ですけど。

D:そうですね。でもこんなにいい商品なのに、これまでずっとスタッフにまでナメられていたなんて……悲しい(涙)

E:すみません(苦笑)。やはり一般的なハケと比べてサイズが小さいので、少し頼りなく感じていたのと、道具としての馴染みのなさですかね。


*幅を合わせてつくられた『Oros』と『Hake』の相性の良さは、使えばすぐに分かります。

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【テーマ2】大根に生姜。だけじゃない! あなたなら、どう使う??

A:ちなみに皆さん、どういった食材に使いましたか? やはり大根がメインでしょうか。

E:僕は大根に加えて、生姜と玉ねぎを。

B:私は人参もおろしましたね。キーマカレーに入れるために。

A:わぁ、なんてオシャレな生活を!

B:その時に感じたのも、やはり『Hake』の使いやすさでしたね。人参を細かくおろした後、それをきれいにお皿へと流せるんです。

D:『Oros』とサイズを合わせてつくられているので、幅がピッタリなんですよね。

B:あと『Handy』はパスタやグラタン、シーザーサラダなんかをつくる時に、チーズをおろすのに使うのはもちろんですけど、あとはレモンの皮なんかにも使えますよね。

A:またまたオシャレ!

E:グラタンだったら、凍った食パンをおろすのもいいかも。


*チーズ以外にも、アイデア次第で『Handy』の使い方は無限に広がります。

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E
:これ、飲食店でもぜひ置いてもらいたいですよね。ワサビがかたまりのまま出てきて、自分で擦りおろすお店があるじゃないですか。

D:うん、お蕎麦屋さんなんかであるよね。あとはゴマとか。「擦りながらお待ちください」みたいに言われて。食べる直前におろすことで、香りが一気によくなるから。

A:私は生姜をおろす時に『Oros』を使うんですけど、それまで使っていたプラスチック製のおろし金と比べて、目立てが細かくて、歯が固いので、繊維が残りにくく、食感がとてもいいんですよね。

C:洗いやすさなどの使い勝手だけじゃなくて、実際の味にもいい影響があるってことですね。あと離乳食とかにはどうなんでしょう。

B:私は子どもがいるので、梨をおろすのに使いましたね。もちろん使えないことはないのですが、サイズが小さいので、ボールの上でやらないといけなくて。そこが少し不便だったかな。

E:その不便さは私も感じました。私の夫の実家が北海道にあって、先日、大量にジャガイモが送られてきました。なので“じゃがいも使用推進週間”だったんです(笑)。たくさんおろす必要がある時は、何度もお皿に移し替えないといけません。そういう場合は自動で下に溜まっていくタイプが使いやすいですね。ちなみに今ある『Oros L』よりさらに大きなタイプをつくる予定はないんですか?

C:我々も何度か検討をしているんですが、やはり販売価格がとても高くなってしまうんですよね。なぜなら、面が大きくなると目立ての数も多くなるし、さらに“擦りおろす”という作業は、持っている部分が不安定になりやすいので、持ちやすい形にするのか、もしくはグリップの部分にシリコンなどの別素材を用いるのか、そういったことを考慮していくうちに、どんどんとコストが上がってしまって……。現時点では大きなものは断念している状態です。

D:小さいからこそ、そのまま食卓に置いても美しいっていうメリットもあるからね。サイズ的に少ししかおろせないことを「奥ゆかしい」ととるか、「不便だ」ととるかは難しいところですね。


*おろし立てのワサビが持つ豊かな香りが、今にも匂ってきそう!

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A
:皆さん、ありがとうございます。ということで、開発担当が想定していた以上に、さまざまな使い方がされていると分かりました。そして何より『Hake』が使いやすいと。それが伝わって今回はよかったです。

B:はい。お皿にシャッシャッと落とす時、そして洗う時、その両方で『Hake』は本当によかったです。

E:あなどっており、本当にすいませんでした。

D:うむ。分かったのであればよろしい(笑)
.


 
EAトCO | Oros S/Hake

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EAトCOシリーズ

KONCENT非公式トーク!! 第2回 あやせものづくり研究会 『Sumi Toaster』

台東区の駒形にあるアッシュコンセプト本社では、日々、さまざまな部署のスタッフが集まって、製品の企画や開発、販売戦略などに関する会議が行われています。その現場に極秘潜入して、こっそりと話を聞いてみようというこの企画。2回目となる今回は、予約してでも手に入れたい!という人が続出の人気商品、 あやせものづくり研究会 『Sumi Toaster』に関するディスカッションがされているようです。ん? なんだか中から香ばしくていい匂いがしてきたぞ!? 入り口のドアをそ〜っと空けて、会議室に入ってみましょう……。

.<今回の参加者>
KONCENT Staff Aさん:広報担当
KONCENT Staff Bさん:広報担当
KONCENT Staff Cさん:製品開発担当
KONCENT Staff Dさん:製品開発担当
KONCENT Staff Eさん:KONCENT 店舗担当

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【テーマ1】無謀な実験は成功となるか!? 食べ比べ、スタートです!!

KONCENT Staff A(以降:A):今日は店頭でもWeb shopでも大人気の、あやせものづくり研究会『Sumi Toaster』で焼いた食パンは本当に美味しいのか。なんと一般のトースターで焼いたものと食べ比べをすることで、検証してみたいと思います。皆さん、よろしくお願いします!!

KONCENT Staff B(以降:B):食べ比べ、いいですね。でも一般のものとして用意されたこのトースターも、「美味しく焼ける」と有名なやつじゃないですか! 大丈夫ですかね……?(笑)

A:そこは大丈夫だと……信じています(笑)

KONCENT Staff E(以降:E):そもそもこの『Sumi Toaster』はどういった経緯で生まれた製品なんですか?

KONCENT Staff C(以降:C):あやせものづくり研究所会と一緒につくっている『Sumi』シリーズには、もともと『Sumi Nabe』というお鍋があって、失敗しらずの万能調理鍋として、とても素晴らしいものだったんだけど、少し値段が張ることもあって、なかなか爆発的なヒットにはなっていなかったんだよね。そんな中で『あやせものづくり研究所』の代表でもある嶋さんから、同シリーズの『Sumi Ita』は「パンを焼いてトーストにするのも美味しい」と教えてもらって。

KONCENT Staff D(以降:D):そうでしたね。しかも大きな素材が必要なお鍋と違って、トーストを焼くだけのサイズであれば、価格も抑えられるということから商品化がスタートしました。


*あやせものづくり研究会『Sumi Toster』。いさぎよさ”を感じさせるシンプルなデザインが目を惹きます。

E:これってカーボンの塊を削り出すことで、この形が出来上がっているんですよね。

D:そうです。遠赤外線を発するので、炭で焼いたみたいに美味しく仕上がるんですよ。

A:はい、そう言っているうちに、両方とも焼き上がりましたよ! ではみなさんで食べ比べてみましょう!!


*余熱で2分焼くのがポイント。その間も漂う美味しい香りがたまりません。

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E
:すごい!『Sumi Toaster』で焼いた方は、本当に香ばしい!!

C:そうそう。香りがぜんぜん違うよね。

B:はい。鼻腔をくすぐる匂いがまったく違います。

D:一般的なトースターは、電熱線で外から無理やり焦がしているというか。
『Sumi Toaster』は直接焼くことで焦げているので、香りが違います。

E:お米のお焦げの部分が美味しいのと感じが似ていますよね。

B:あと、“もっちり感”もすごい。

C:外から加湿しているわけではなくて、もともとパンが持っている水分をそのまま活かすから、絶妙なもっちり感が生まれるんだよね。


*パンが持つ水分を最大限に活かすことで生まれるモッチリ感を存分に楽しんで!

 

【テーマ2】常温も冷凍も。さらにパン以外も美味しくするスグレモノ!

A:続いて2枚目にいってみたいと思います。次は冷凍されてカッチカチの食パンを焼いて、比べてみましょう。

E:最近、食パンを冷凍保存する人が増えていますよね。

C:そうそう。『冷凍モード』があるトースターも出ているくらいだから。

A:そうなんです。だからその状態から焼いた時に、どれくらい美味しくできるのか、けっこう大事ですよね。

B:実は私も高級食パンにハマってしまって、“1斤買い”をすることが増えました。そうなるとやはり冷凍保存をすることになります。そこで最近、この『Sumi Toaster』を買ったんです。私の家ではIHで使っていますよ。

C:そう。IHでも使えるのが嬉しいよね。

B:実際に使ってみると、食パンをのせて待っている間、とても豊かな気分になるんですよね。あと途中でひっくり返さないといけないから、“料理をしている感”というか、それも楽しくて。先週もフレンチトーストをつくりましたよ。

E:確かに豊かだなぁ、それは。

C:そうそう。一度『Sumi Toaster』を使うと、普通のトースターは待っているだけだから、ちょっと面白みがないように思えてしまうよね。

B:豊かな気持ちになれるという点では、キャンプで使うのも良さそうですね。

D:それもすごくいいですね。炭火には使えないので、今日と同じようにカセットコンロなどを用意する必要はありますけど。

A:はい、そんなことを言っている間に、冷凍状態のものも焼き終わりました! さっそく食べてみましょう!!


*左:Sumi Tosterでやいた冷凍食パン 右:一般的なトースターで焼いた冷凍食パン

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B
:今回も『Sumi Toaster』は香ばしさが違いますね! あと、すごくふっくらしている。

C:ふっくら加減の違いは、見ればすぐに分かるね。やっぱり外から水分を加えるわけじゃないから、これだけふっくら仕上がるんだ。

E:あと食べて分かるもっちり感も違います。一般的なトースターで焼いた方は、パリッと切れるんですけど、『Sumi Toaster』はそうじゃない。

D:そうですね。もっちりしている方が好きかどうかは、好みの問題だと思いますが……。

E:確かに固いパンが好きな人もいますよね。ただ日本人はもっちりが好きな人が多いと思います。やっぱりお餅の文化があるからじゃないかな。

A:ということで、冷凍したパンとも相性抜群だということことがわかりましたね。

C:それで言うと相性がいいのはパンだけじゃないんだよ。

B:私も先日、スーパーで買ってきた焼き鳥を家で温め直すのに使いました。本当に美味しくなるんです。

E:僕も買ってきた手羽先を温めましたよ。確かにパン以外で使ってもすごく美味しい。

C:一度冷めてしまったコロッケなんかも、これで温めると美味しいんだ。ぜひ試してほしいな。


*そのまま食卓に並べるのに相応しい上品な佇まいが嬉しい。
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A:みなさん、ありがとうございます。実際に食べ比べた上で「美味しい」という感想をいただけてホッとしております。パンはもちろん、それ以外でもさまざまな食材を焼いたり、温めたりするのに使っていただきたいですね。

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あやせものづくり研究会|Sumi Toster

【h concept × LIFESTYLE SALON】TALK Session 2 『地方創生のブランディング』

2021年6月30日より3日間にわたって浅草橋ヒューリックホールで開催されたアッシュコンセプトの新作発表イベント『h concept × LIFESTYLE SALON』。初日となる6月30日に実施されたトークセッションのレポート第2弾です。

(株)GKデザイン機構の代表である田中 一雄(たなか かずお)氏を迎えた第1弾に続く今回は、『地方創生のブランディング』とテーマを掲げ、(株)スマイルズのプロジェクトマネージャーである吉田 剛成(よしだ たけなり)氏と、旭工業(有)の代表取締役であり、アッシュコンセプトとの共同プロジェクトである『あやせものづくり研究会』の会長も兼任する嶋 知之(しま ともゆき)氏に、名児耶を加えた3名によるプレゼンテーションと鼎談が行われました。


*画面左より:スマイルズ・吉田 剛成氏 / 旭工業・嶋 知之氏 / アッシュコンセプト・名児耶

 

 

違いを探し、磨き上げ、外に伝える。

最初にプレゼンテーションを行ったのは、スマイルズの吉田氏です。まずは『スープストックトーキョー』をはじめとした同社の幅広い事業展開と、「生活価値の拡充」「世の中の体温をあげる」といった理念や大切にしている価値観の紹介があり、それに続いて今回のトークセッションのテーマに合わせて、事例が説明されました。


*最初の登壇者は『スープストックトーキョー』の店長経験もある(株)スマイルズの吉田氏。

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まず1つ目の『江東区のものづくりブランディング』は、ガラスや鉄、紙などさまざまな商材を扱う40社を超える企業のブランディングとPRを担当したプロジェクト。それら多岐にわたるジャンルの企業と協業しながらも「江東区のものづくりに共通する価値はなにか」という点を、スマイルズなりに徹底的に考えたと吉田氏は話します。そして生まれたのが『近くて、早くて、何でもできる』というコンセプトです。

江東区は当然ながら、東京都内にあるものづくり現場なので、依頼する企業からすると、ちょっとした相談でもすぐに会いに行ける「近い」場所にあるという地理的なメリットがあり、それが故に、当然「早い」というスピード的な優位性もあります。前述の通り、一つの業種に特化しているわけではなく、多種多様な業種の集積地であり、また伝統的な歴史を持つ企業でないと入り込めない地域でもないので「何でもできる」という“縛りのなさ”もコンセプトに込められているとのこと。プロジェクトの立ち上げ時には、「江東区が何かモノづくりをしたいと考えるクリエイターや企業の方が頼れる基地になれるといい」といった話をしたと語ってくれました。

具体的な取り組みとして、このトークセッションの会場でも来場者全員に配られた1冊のブックレットがあります。1社1社にキャッチコピーをつけるなど、手間を惜しむことなく、各社の良さが際立つものに仕上がっており、吉田氏は「各社の名刺がわりになるよう心がけた」「これに掲載されることを誇らしく感じてもらえるようにつくった」と語っていました。さらに公式サイト『江東区ものづくり団地』では、自分たちの技術力や商品展開を発表できる場として展開しているそうです。


*会場でも配布されたブックレットは、まるで写真集のような立派な仕上がり

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2つ目の事例は、「モノよりも人」をコンセプトにプロジェクトを進めている『福島県の地域商品を扱うECサイト』。吉田氏自身の「いいものは、作っている人が面白いはず」という仮説のもとに、「モノ」ではなく「人」にフィーチャーしたECサイトをプロデュースしたと話します。そこには商品力で勝負しても、大きな資本力を持つ競合や、先にやっている競合には勝てないという判断があったとのこと。
コンセプトは「それは、遠くて近い 愛らしくて、知らない人」。ここには、親戚からの仕送りのような感覚で、購入した福島の地域商品が届く、という意図が込められています。また「モノがほしいから買うのではなくて、人を応援したくて買う」「エレクトロニック・コマースの略である『EC』を、“エモーショナル・コマース”という造語に読ませて、情緒や人間関係の取引ができないか」といった、既存のECサイトとは“逆張り”のアイデアやアプローチを大切にしてきたことに言及。

「商品やブランドにある特徴や他との違いを探し、それをきちんと拾い上げて、磨くことで価値に変え、外に伝えることができれば、ブランディングができると信じている」というまとめの言葉を残して、弊社の名児耶にマイクが渡されました。

 

最高のエールは送る。だけど、答えは出さない。

続いて登壇した名児耶は個別の案件を紹介していく前に、デザインプロジェクトへの向き合い方の話からプレゼンテーションをスタートさせます。最初に名児耶が強調したのは「プロジェクトには答えがない」ということ。仮に答えがあるのであれば、プロジェクトをやる必要はなく、経営者の判断で自らが行動をしていけばいいという主張でした。


*「答えがない」「答えを出さない」と力強く語るアッシュコンセプト代表の名児耶。

そのように霧の中を進む船の道案内をする上で、もう一つ大切にしていることは「外部であるアッシュコンセプトが答えを出してはいけない」ということ。答えを与えてしまうと、継続性がなくなってしまうというのが名児耶の考え方です。その為、経営者や開発担当、技術者、営業、品質管理、広報、デザイナーなど、さまざまな人が同じプラットフォームの上に集まり、一生懸命に考えて、最終的にはユーザーが楽しんで使う姿をイメージするのが重要だと話します。その中でアッシュコンセプトが担うのは、デザインというツールを用いて、具現化や視覚化のお手伝いをすることであり、さらにコストをかけずに、小さな失敗をしやすくすることだと説明しました。

さらにもう一つ語られたのが、“21世紀型のデザイン”について。つまり“カタチをデザインする”昔ながらの手法ではなく、価値をつくるためのトータルのプロセスをデザインすることが21世紀型であるということ。カタチや素材、色だけでなく、プライシングや、どういうデビューのさせ方をするのか、どういう売り方をするのか、どうやってメディアを集め、どうやって流通させるのか。それらすべてができてこそ、価値が生まれると語気を強めます。

モノが溢れ、もはや物質的な満足度は求められていない時代。ユーザーたちは、より精神的な部分を満たすためにモノを買いたいという欲求を持っています。それを満たすために必要な要素が3つあると名児耶は説明。その1つ目は「理性」。プライスや品質を指す要素です。次に「感性」。これはデザインや色、センスと呼ばれるような部分になります。そして最後は、今の時代に重要とされる「知性」です。これは「再生資源が使われていて、環境にいい」といったバックストーリーや、つくった人の思いの部分を指します。この3つすべてが必要であると宣言し、個別の案件の紹介へと進んでいきます。

まずは、「洗濯しなくていい、敷きっぱなしでいい、バスマットの革命」と称した、石川県の(株)イスルギとチームを組んだ『soil』からスタートし、その美しい加飾を「これはもう現代工芸です」と絶賛した墨田区の吉田テクノワークス(株)との『ornament』。「見せていい掃除道具を」いう思いから始まった、清掃用品のトップメーカーである(株)テラモトと協業する『tidy』。石川県の山中漆器をルーツに持つフードウェアカンパニー(株)竹中と組むことで、タフで楽しくてクリエイティブな新しいライフスタイルを提案するために生まれた『tak』。日本の90%以上の手袋をつくり出す香川県に位置するルボア(株)と組んで、同社の林 周二(はやし しゅうじ)社長の「h」、デザイナー宮城 壮太郎(みやぎ そうたろう)氏の「m」、そして名児耶の「n」、そして「あなた」を意味する「You」のそれぞれ頭文字をブランド名とした『hmny』と、ミニマムな革製品を提案する『CORGA』。さらに北海道旭川市の家具メーカーである(株)匠工芸と、家具が売れない時代を迎え、百貨店でも家具売り場がなくなっている現状を打破するべくつくった『h × TAKUMI』。そしてこのトークセッションにもゲストとして登壇いただいている旭工業(有)代表の嶋 知之氏が会長を務める『あやせものづくり研究会』がリリースした「Sumi」「Tetsu」「Ori」「Sekiei」の4つの製品を一気に紹介。
限られた時間の中、非常に駆け足ながら、とてもたくさんの事例が、プロジェクトを進める中でのエピソードや、名児耶本人が感じた思いなどとともに、説明しました。


*名児耶のプレゼンの中で紹介された多くのブランドが、別フロアで行われた新作発表会で展示されていました。

最後にはアッシュコンセプトのオリジナルブランドとして展開している『h tag』と、障がい者の方々のものづくりを支援することを目的に立ち上げられた『equalto』に触れて、名児耶によるプレゼンテーションは終了します。
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成功への長い道のり。大切なのは情熱と強い意志。

続いて行われたのは、『あやせものづくり研究会』の会長である嶋知之氏を含めた3名による鼎談です。まずは嶋氏がマイクを握り「やっと出番が来ました」と会場を和ませ、さらに簡単な自己紹介とあやせものづくり研究会の説明を行います。


*普段は作業着で、顔に黒い炭がついていると話す嶋氏も、この日はクールでスタイリッシュな装い。

『あやせものづくり研究会』は、神奈川県綾瀬市でものづくりに携わる4つの企業が集まり「綾瀬市」をPRするためにアッシュコンセプトと手を組んで進めているプロジェクト。嶋氏は市の担当者から「デザインをするだけでなく、すでに販路も持っている」とアッシュコンセプトを紹介してもらい「じゃあこっちはつくるだけで、大ヒットだな」と感じたにもかかわらず、最初はまったく売れなかった、という笑い混じりの思い出話を紹介し、それには名児耶も大爆笑。2人の関係性の良さが伺いしれます。

そこから嶋氏と名児耶の2人が出会った時の回想録や、製品が生まれるまでの苦労の歴史を語られていく中で、スマイルズの吉田氏と名児耶が共感し合うポイントが出てきます。それは「コンサルティングとして外部の企業が携わったとしても、なかなかすぐには成功しない」ということ。吉田氏はスマイルズでは外部のプロデュースだけでなく、自社事業も展開しており、成功への道のりの長さはその両方で痛感していると語っていました。例えば自社事業における代表的なブランドである『スープストックトーキョー』においても、ある程度の知名度が得られたにもかかわらず、赤字期間はあったと告白。「やりたいことをやっているから、10年は粘って、11年目から良くなってきたらいいね、くらいの感覚」と、かなり長期的な目線で事業を進めていることを教えてくれました。

もう一つ、吉田氏と名児耶が同じ意見を持っていたのは、「プロデュースされる側の企業の方々が、“自分ごと”としてプロジェクトを考えてくれるかどうか」ということ。その点で、あやせものづくり研究会では、嶋氏をはじめとした参加企業の方々が「何をつくっていくか」を、一緒になって一生懸命に考えてくれる、と名児耶。


*この鼎談をきっかけに、新しいプロジェクトが立ち上がるかも!?

.スマイルズやアッシュコンセプトのような外部の企業は、応援団となって最高のエールは送れるものの、やはり実際に事業を進めるのは本人たちであり、これまでの地方創生ブランディングに関わる成功例のすべては、プロデュースされる側の情熱や強い意思があったからだと総括しました。

嶋氏もそれに応え「アッシュコンセプトの存在は、パートナーとして本当に心強いので、これからもガンガンやっていきたい」と熱い思いを語り、吉田氏が「楽しそうなので、僕も仲間に入れてください!」と2名の笑いを誘ったところで、3名による鼎談が終了しました。


*穏やかな笑顔の中に隠されたものづくりへの情熱は、相当なもの。


「ほしい」と「売れる」をどう両立させる?【来場者による質問】

続いて、来場者からの質問が3人に向けられます。このレポートで紹介するのはブランディングやプロデュースを手がける側である吉田氏や名児耶に向けた「自分が買いたいと思うものと、実際に売れる製品との折り合いはどのようにつけるのか」という問い。

その鋭い質問に対して、先にマイクを取ったのは吉田氏です。回答として語られたのは「自分は普通の人間だと思っているので、自分がいいと思ったら、自分と親しい人は同じようにいいと思ってくれるという仮説のもとに成り立っている」ということ。その上で、いろいろな人に見てもらって「どう思う?」「いくらだったら買う?」というリサーチも欠かさないと教えてくれました。


*吉田氏は外部ではなく“同じ会社の人”として、製品開発やブランディングを進めていると語ります。

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名児耶の回答も近いもので、まずは自分が「ほしい」「買いたい」と思えなければ、プロジェクト自体に熱が入らないと強調。その上で、製品化へと進むプロセスの中で、しっかりとモニター調査は行っていると答えます。特に「こういう人に買ってほしい」というターゲットを細かく設定し、その属性に該当する人たちを集め、実際にものを見てもらいながら、意見交換を行い、ヒントを得ることで、改良につなげるのが通常の方法と説明。とはいえコロナ禍の影響で多く人を集めることが難しくなった今は「僕にとっての一番のモニターは、妻」「僕にとって、一番おっかない人だから」とお茶目な発言も。


*「できない理由よりも、やれる方法を」。これからも無数のデザインプロジェクトが進んでいくでしょう。

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最後に名児耶から改めて語られたのは、自分自身がやる気を持って行動しないと、何も生まれないということ。そして、誰かがやってくれると思っているうちは絶対に成功しないという強い主張でした。それはこのトークセッションで扱われたような、事業やビジネスとしてのブランディングやプロデュースだけに限らず、自分の人生をデザインする必要がある人、つまりこの世に生きるすべての人に当てはまる考え方であり、みんなが前向きに一歩踏み出してほしいと話します。さらに「できない理由を語るよりも、やれる方法を探す方が大好き」と自身の信条ともいえる言葉を残し、本トークセッションが締めくくられました。

【#ネコカップチャレンジ2021】Youtube LIVE配信 を行いました!

ネコカップ 無限ネコ製造機
2020年8月から開催している参加型SNSイベント「コネコカップチャレンジ」。
第3回目を迎える今夏は、+d『コネコカップ』にとどまらず『ネコカップ』も対象に加え、グレードアップした「#ネコカップチャレンジ2021」として開催!

おかげさまで、沢山のご参加をいただくことができました。
チャレンジいただいた皆さま、本当にありがとうございます!

2021年8月28日(土) に KONCENT公式Youtubeチャンネルにて、
皆さまのチャレンジをご紹介するLIVE配信を行いました。
当日のLIVE配信の様子と「ベスト オブ ネコカップ」受賞作をお伝えいたします。
*「#ネコカップチャレンジ2021」の概要につきましては、こちらからご覧いただけます。

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8月25日(水)23:59 #ネコカップチャレンジ 受付終了!!

7月15日から始まった「#ネコカップチャレンジ2021」も、いよいよ参加締切を迎えました。
応募総数は約350作品! 第1回・第2回以上の盛り上がりに、STAFF一同、喜びにふるえていました。

*皆さまのチャレンジのごく一部を抜粋。



8月28日(土)「ベスト オブ ネコカップ」決定!!

「ベスト オブ ネコカップ」決定のため、デザイナー・森井ユカさんがご来社。
どれも魅力的な投稿ばかり。今回も1作1作にじっくり向き合っていただきました。

*予想を超えるチャレンジ数のため、社内の様々な場所に作品を掲示。森井さんにも移動していただきながら、選定していただきました。



午後2時30分 #ネコカップチャレンジ2021@Youtube LIVE配信スタート!!

KONCENT公式アカウントにてYoutube Live配信の開始です。
森井さんには引き続きゲストととして、ご出演いただきました。
まずは森井さんへ「ネコカップ」「コネコカップ」のデザインについてお話しを伺いつつ、
前々回、前回の「#コネコカップチャレンジ」をふりかえります。

*今回も、森井さん(左)のメイクもばっちり決まっています。
   配信時には、感染症対策として、手指の消毒、常時換気、アクリルパネルの設置・マスクシールドの着用を行いました。



続いて「ベスト オブ ネコカップ」の発表です。

”ぶるんぶるんネコ” など 社会現象を巻き起こした 楽しく、すばらしい作品ばかりでしたが、
・「ネコカップと夏と」というテーマにそった「夏らしい」作品。
・「みんなで真似したくなる」ような作品。
・「創造性にあふれている作品」。
という3つの観点から、チャレンジいただいた皆様の代表として、選定いたしました。

また、今回は予想を超える応募数のため「KONCENT賞」に加え、急きょ「森井ユカ賞」を増設。
各賞 3部門 (「子ネコ料理部門」「子ネコ造形部門」「ねこも一緒部門」)、合計 6作品 をご紹介します。

まずは、「KONCENT賞」です。
ネコ料理部門に選ばれたのは、こちら。

@allhail2ichi さん 『片ハチワレ柄ゼリー』

森井さん:
後ろのネコさんと斜めに柄がそろっていたり、黒のゼリーも上と下とで色合いが違うものを使っていたりと、本当に絶妙。夏なので、ゼリーのご応募がすごく多かったのですが、この作品はお料理として完成されていて「自分もやってみたい!」ということで、選ばせていただきました。

@allhail2ichi さん(LIVE配信後コメントをいただきました)
白黒片ハチワレのイチさんのカフェ「イチ・カフェ」のイチオシメニューをテーマに、片ハチワレ柄ゼリーにしました。ネコカップで楽しい時間を過ごせました。おまけに賞までいただけて大変うれしいです。

イチさんは元捨て猫です。ネコさんは可愛いけど、20年は生きるし、とっても手とお金がかかります。人生を捧げる覚悟でおうちに招いてくれたら、イチさんも喜びます。


そして、ネコ造形部門の「KONCENT賞」に選ばれたのは、こちら。

@ei_ohono さん 『ねこじゃらし氷ネコ』

森井さん:
氷の中に植物をいれて凍らせるという、目から涼をとれる作品です!

ネコカップは大きいので、このまま冷凍庫にいれて製氷するのも、空気の泡が入らないよう、きれいに固めるのも大変なはず。何回か氷ネコ製造にに挑戦していただいたのではないかと思います。氷の作品も沢山あったのですが、その中の代表ということで、選ばせていただきました。

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@ei_ohono さん
(LIVE配信後コメントをいただきました)

ポイントは、ネコジャラシのしっぽ。
我が家の猫がいつも散歩している小さな庭に、今年はネコジャラシがすくすく育ちました。夏の日の思い出に「ネコジャラシネコ氷」を作ってみようと思いました。思いがけず光栄な賞をいただき、とてもいい思い出ができました。ありがとうございました。


さらに、猫もいっしょ部門の「KONCENT賞」に選ばれたのは、こちら。

@ akiiiiikaさん 『ビョーン!』

森井さん:
何気ない日常のひとコマですが、ベランダにゴムホースや朝顔があったり、手前にたらいがあったりと、見るからに「夏!」という、夏感満載の作品です。寒い時期にこの作品をみて夏を感じたい、と思いました。

黒のネコカップ・コネコカップと黒猫さんの瞬間的なポーズが、絶妙に切り取られていて素敵です。

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@akiiiiika さん(LIVE配信後コメントをいただきました)
ねこと一緒に撮るのは中々難しかったのですがカメラを向けていたらたまたま撮れた写真です。
しまい忘れていたホースも夏らしさを引き立たせてくれました…
毎シーズンとても楽しく参加しています!前回まではねこがいなかったので今回から一緒に参加出来て嬉しかったです。


以上の方が「ベスト オブ コネコカップ・KONCENT賞」を受賞されました。
おめでとうございます!!

こちらの3名の方には、KONCENTより
「KONCENT Web shopお買い物券」をプレゼントいたしました!



続いて、「森井ユカ賞」の発表です。
まず、ネコ料理部門に選ばれたのは、こちら。

@kaori_nii_hosokawa さん 『朝日を浴びるパスタコネコ』

森井さん:
よく見ていただくと、麺を固めて作られているんですね。

「こういう使い方もあるんだ!」と、デザインした私自身が度肝を抜かれた作品です。
そして、背景が夏のお庭を演出されていて、涼やかで、これは試してみたい!と思いました。

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@kaori_nii_hosokawa さん(LIVE配信後コメントをいただきました)
網戸越しに夏の朝日を浴びてるコネコです。
今回麺類で作ってみよう!と思いついてから、どう形にするか、どの器に盛ろうか、どの場所で写真を撮ろうか…イメージを実現させるために考えたり試したりする時間もすごく楽しくて、そんな大満足の1枚で賞をいただけたことを本当に嬉しく思います。


そして、ネコ造形部門の「森井ユカ賞」に選ばれたのは、こちら。

@arisantosyutoratumuさん 『ネコカップと川遊び』


森井さん:
写真を4点ほど、組み合わせている作品ですね。
海や砂場でネコを量産いただいている方も多いのですが、川でのネコカップはあまり見たことがなく、新鮮さを感じました。また、写っている方の躍動感と動かないネコカップとの、静と動のコントラストが演出されていて、ものすごく夏の楽しさが伝わってきました。

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@arisantosyutoratumuさん(LIVE配信後コメントをいただきました)

毎年夏休みに遊びに行く川にて撮影しました。
たくさんのねこちゃんを手前に川遊びを楽しんでる様子を入れたいなぁと思っていた所、中学生の息子がスキムボードを楽しんでる所と、小学生のねこ大好き娘が浮き輪で遊ぶ様子がバッチリハマり、いい写真が撮れました。我が家の作品を選んで頂きありがとうございます!


そして、ねこも一緒部門の「森井ユカ賞」に選ばれたのは、こちら。

@chouchou_cherie_caroさん 『氷ネコとブランさん』

森井さん:
「ねこも一緒部門」も本当に沢山の方にご応募いただいて、かわいくて、気持ちの良い作品ばかりで、見ているだけで泣きそうになっていました。その代表としての「ベスト オブ ネコカップ」です。

この作品は、ネコカップで作った氷ネコで涼やかな演出をされているんですが、その氷ネコが乗っているまな板も、ねこ。さらに本物の猫さんの後ろにも、沢山の猫たちが!こちらのお宅の、無限に猫がいるような雰囲気がすばらしくて、選ばせていただきました。

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@chouchou_cherie_caroさん(LIVE配信後コメントをいただきました)

氷ネコと綺麗に並んでカメラ目線で撮れるように頑張りました。
まさか選んでいただけると思っていなかったので嬉しいです。2022年ももしあれば、またチャレンジさせていただきたいです。



以上の方が「ベスト オブ コネコカップ・森井ユカ賞」を受賞されました。
おめでとうございます!!
こちらの3名の方には、森井ユカさんより「オリジナル作品」をプレゼントいたしました!


*森井ユカさんのオリジナル作品(非売品) 左から「オレンジ」「1号」「2号」「3号」。



午後2時50分 ネコネコ抽選会!!

そして、ここからは、チャレンジに参加していただいた方全員にチャンスがある、森井さん特製「ポストカードセット」の抽選会です。
この抽選会では、投稿順に割り当てられた番号を書いた”ネコくじ”を使用。
森井さんに”ネコくじ”を引いていただき、その場で該当の番号の方の画像をご紹介しました。

まずは、おひとりめの当選者の方はこちら。


@e.cannoさん(LIVE配信後コメントをいただきました):
福島県会津の夏のイベントでコネコカップを使用したこちらのカレーを考案しました。
会津に伝わる妖怪「猫魔の化け猫」を表現しています。
怖さと少し可愛さを感じる表情作りにこだわりました。
ホラーな雰囲気を出すため画像加工もしています。選んでいただけて嬉しいです。
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つづいて、おふたりめはこちら。


@ala_blanca_さん(LIVE配信後コメントをいただきました):
腸活を意識している自分だけでなく、家族も楽しくなるようにネコカップを使ったところです。

今度はブロッコリースプラウトもネコカップにして投稿したいと思います!
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3人目の方はこちら。


@nako.suu_さん(LIVE配信後コメントをいただきました):
しみじみと過ぎゆく夏の風景を見つめる猫の親子です。

選ばれてとても光栄です。ありがとうございます
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4人目の方はこちら。


@nkaeko_さん(LIVE配信後コメントをいただきました):
少しでも涼しさが感じられるように、ブルーのゼリーにフルーツを加えて、海辺に寝そべる猫ちゃんを想像して作りました。まさか当選するとは思いもよらず、ビックリしました。
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ラスト5人目の方はこちら。

@ niyantai90 さん(LIVE配信後コメントをいただきました):
我が家のキジトラシロのにゃん太くんそっくりのねこゼリーを作りたくて2層にしました!
耳はもげましたが、味は最高!おいしかったです。夏休みのチャレンジが実を結びました!!!
ネコカップもゲットしたので、また作りたいと思います。

 

以上の5名様に「ポストカードセット」をプレゼントいたしました。
お部屋に飾ったり、猫好きのご友人へのお手紙などにご活用ください!


*森井ユカさんのオリジナルポストカード。2枚1組のセットでプレゼントいたしました。



15時00分 #ネコカップチャレンジ2021 全作品 一挙紹介!!

つづいて、「#ネコカップチャレンジ2021」にご参加いただいた、すべての作品を森井さんのコメント付きでご紹介!
チャレンジをされた方は、ぜひ、Youtubeの映像をチェックしてみてくださいね。


*画像は、森井さんのご友人の愛猫・モモタとネコカップチャレンジをしていただいた時の様子(森井さんのSNSでご覧いただけます)


最後に森井さんより「#ネコカップチャレンジ2021」についてコメントをいただきました。

森井さん:
本当にたくさんの方にチャレンジいただき、ありがとうございました。
猫のシルエットをみるだけでも、「きゅんっ」とするのですが、今回は300以上のネコ達を見ることが出来て、胸がいっぱいです。
皆さま、これからも、ぜひぜひネコを量産して、SNSなどにで投稿していただければ嬉しいです。





改めまして「#ネコカップチャレンジ2021」に
ご参加いただいた皆さま、応援いただいた皆さま、ありがとうございました!
これからも「ネコカップ」「コネコカップ」と過ごす毎日”を楽しんでいただけると幸いです。

なお、LIVE配信につきましては、下記URLより再視聴いただけます。
●再視聴用URL:https://www.youtube.com/watch?v=SErLfBnSz-0
(KONCENT公式Youtubeチャンネルにつながります)


#コネコカップチャレンジ2020


#コネコカップチャレンジ2021冬

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【#ネコカップチャレンジ2021】森井ユカさんよりお知らせ

現在、KONCENTでは、参加型SNSイベント「#ネコカップチャレンジ2021」を開催中!

第3回目を迎える今夏は、これまでの+d『コネコカップ』に『ネコカップ』も対象に加えグレードアップしたため、
前々回・前回を上回る勢いで、さまざまなチャレンジを、ぞくぞくご投稿をいただいております!

皆さまの熱いチャレンジをご覧になったデザイナー森井ユカさんより、うれしいご提案をいただきました。

なんと、
森井さんのオリジナル作品をご提供いただけることに!
後姿も とってもキュートな『オレンジ1号・2号・3号』です。
こちらの作品は”森井ユカ賞”として、「ベスト オブ ネコカップ」を受賞された方に贈呈いたします!

また、チャレンジにご参加いただいた方の中から、抽選で5名様に森井さん特製のポストカードをプレゼント。
*プレゼントの抽選・発表は、8/28(土)のライブ配信内で行ないます。

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ネコカップ・コネコカップを既にお迎えされている方も、これからお迎え予定の方も、
ぜひぜひ思い思いのチャレンジをお楽しみください。

ご投稿お待ちしております!

「あぁ、いい雰囲気だな」と思える灯りを – 後藤照明 –

「あなたの部屋は、どんな灯りですか。」

と聞かれて、自室の照明をはっきりと思い浮かべられる人は、どのくらいいるでしょうか。
近頃では、間接照明など、灯りにこだわりを持つ方もいらっしゃいますが、天井の照明そのものを付替えたことがある人は、それほど多くないのでは。

東京・墨田区で120年以上続く、後藤照明株式会社。
代表の後藤榮紀(ごとうえいき)さんは「照明器具は部屋との調和」と語ります。

今回は、長い歴史の中で培われた確かな技術と安全性、そして照明器具への想いを伺いました。


*後藤照明株式会社 代表取締役 後藤 榮紀(ごとう えいき)さん

*この取材は2021年6月中旬に行ったものです。
*新型コロナウイルスの感染リスクを減らすため、最小限の人数で取材・撮影、スタッフのマスク着用などの対策を行っています。

後藤照明 の製品ページはこちら >>


- 硝子食器から照明器具へ

KONCENT Staff(以下、K):
こんにちは。今日はどうぞよろしくお願いします。

後藤照明株式会社 後藤さん(以下、後藤さん):
よろしくお願いします。

K:
120年以上の歴史と伺いましたが、創業はいつごろですか。

後藤さん:
明治28年(1895年)です。

K:
当初から、照明器具を扱われていたのでしょうか。

後藤さん:
いえ、最初は、硝子製品の焼き付け加工を行っていました。
食器屋さんから依頼を受けて、花などの絵柄を筆で描いたものを販売していたようです。
祖父から父へ代替わりした頃から、だんだんと照明器具を取り扱うようになっていきました。

K:
その頃は、どんな照明器具だったのでしょう。

後藤さん:
「火屋(ほや)」と呼ばれる(筒型の)硝子製のものですね。
その中に、蝋燭や電球を入れて使うんです。

K:
なるほど。同じ硝子製品を取り扱う流れで、照明器具に移り変わったんですね。

後藤さん:
そうですね。昔は「硝子を制するものは、照明を制する」という言葉があるくらい、照明器具も硝子製がメインだったんです。
それが、昭和30年頃から、蛍光灯やプラスティック製のセードが一般家庭でも普及し始めた。
硝子製の照明器具にとっては、大変な時代でしたが、なんとか乗り切ることができて、現在も硝子製のセードも多く扱っています。


*後藤照明の硝子セード。手吹きならではの味わいのある表情が特徴です。

K:
硝子製以外に、アルミ製のセードも扱われていますよね。
こちらは、いつ頃からでしょう?

後藤さん:
もう70年くらいはやっていますね。
一般的に「P1(ピーワン)」と呼ばれる型のものですが、硝子に比べるとアルミ製は比較的安価で、何より割れないのが特徴です。

K:
このアルミ製のものは、後藤さんの会社で製造されているのですか?

後藤さん:
いえ、墨田区の職人の方にお願いしています。
「へら搾り」と言われる技法で、一枚の平な板を回転させながら、「へら」でぐーーーっと曲げていきます。
照明器具以外にも、ロケットや新幹線の先端など大きい物にも使われている方法なんですよ。

K:
世界に誇る、下町のものづくりの力ですね。


*へら絞り:平面状の金属板を回転させながら、「へら」と呼ばれる棒を押し当てて変形させる加工技法。へらに伝わる感触を頼りに、押し当てる力加減を微調整するそうで、熟練した技術がを求められるまさに職人技。

- お寿司屋さんでもあり、コーディネーターでもある

K:
そのほかの部品も、色々な工場や職人の方が作っていらっしゃるんですか。

後藤さん:
そうですね、うちは、お寿司屋さんみたいな感じなんです。

K:
お寿司屋さん!?

後藤さん:
お寿司屋さんのカウンターに座るとケースの中にトロやエンガワなどの「ネタ」が並んでいるでしょう?
そのネタをシャリと一緒に握って、お寿司として出してくれる。
それと同じように、「コード」というシャリと「セード」というネタを組み立てて、照明器具を作っているんです。
だから受注生産でも比較的、短い期間で納められますし、その分、ネタやシャリの仕込み、つまり、部品の品質と管理はしっかり行っています。

K:
部品の種類がかなり多いようですが、後藤さんがデザインされているんですか?

後藤さん:
いえいえ。僕自身はデザインの才能はあまりないと思ってます。
けれど、子供の頃から手仕事を間近で見ていて、技術だけではなく、いいセンスを持っている職人さんが多いなということを知っていて。
そこで「こんな感じの木の飾りを5個くらい」「ヘラ搾りでセードを5種類くらい作ってください」ってお願いするんです。そうすると、5個×5種類×5色など、100通り以上の組み合わせになる。
そこから、色や形の一番いい組合せの照明器具を考えるんです。

K:
なるほど。お寿司屋さんでもあり、コーディネーターでもあるわけですね。

後藤さん:
格好いい言い方をすると、そうですね(笑)。

K:
ところで、カタログを拝見すると、オリジナルの電球も販売されているようですが。

後藤さん:
これですね。『浪漫球(ロマンキュウ)』。


*後藤照明のオリジナル電球『浪漫球』

K:
(パッケージを読む)「いつの夜(世)も 家族団欒 浪漫球」。

後藤さん:
それ、僕が書いたんです(笑)。
昔は、おじいさんもおばあさんもいて、家族みんなで食卓を囲んでいたという雰囲気を詠んでみました。

K:
まさに家族団欒の情景ですね。
いつ頃から販売されているのでしょうか。

後藤さん:
30年前くらいから。ちょうどバブルが弾けた頃に「大正ロマン」や「昭和レトロ」が流行っていた頃ですね。
これは、新潟の職人さんにお願いしていて、1個1個、口で吹いて作っているんですよ。
それから、中を真空にしているので独特のやさしい灯りが生れます。
LEDのものと、ちょっと比べてみましょうか。



*上:真空製法の浪漫球 下:LEDの電球


K:
全然違いますね。
真空製法の「ほわん」としたやわらかい印象に対して、LEDは「はっきり」した直進的な灯りですね。

後藤さん:
そうなんです。時代の流れで「LED」を取り扱わざるを得ない状況ではあるけれど、両方点けてみて「浪漫球(真空製法)の灯りがいい」って言ってくれる方もいて。そういう時は、やっぱりうれしいですね。
それと、LEDは「球(たま)が切れる」というイメージがあまりないと思いますが、真空製法の場合、「黒化現象」といって、最後には球の中が真っ黒になって消えていく。僕は、その姿が格好いいと思っています。

K:
「終わりの美学」ですね。

.
- 安心・安全につながる丁寧な仕事


K:
先程、部品は様々な工場や職人の方が作られているというお話がありますが、
組立て作業はこちらで行っているんですよね。

後藤さん:
はい。うちでは、「品質の管理」「検査」「組立て」「点灯試験」「梱包」「発送」を一貫して行っています。

K:
「点灯試験」もされるんですね。

後藤さん:
やはり、安心・安全に使ってもらうためにも、電気系統の部分は一番気を使っています。
もちろん、電気用品安全法(PSE)の技術基準適合試験も受けていますし、取扱説明書もそれぞれの製品に合わせたものを付けています。

では、作業の様子を見てみましょうか。

K:
皆さん、黙々と作業を進めていらっしゃいますね。
机の上に貼ってあるのは、、、メジャー?

後藤さん:
コードの長さも指定があるので、すぐに計って切断しやすくするための工夫ですね。
様々な部品があるので、注文に応じて組立てていきます。

K:
要望にあわせて細かく対応されているんですね。
おおよそ、どのくらいの工程で完成するのでしょうか。

後藤さん:
そうですね、コードを切断したり、吊具やペンダントを取り付けたり。
組立作業は、10工程以上はあります。その後に点灯試験、ダブルチェックもした上で、最終的に梱包・発送を行います。

K:
安全性への取り組みや、1点1点組み立てる手作業の丁寧さから、信頼のできる製品だということが、よくわかりますね。


*注文内容に応じた部品の組み立てを行った後、1点1点、手作業で点灯チェック。ていねいな仕事から信頼の厚さを感じられる。

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- 「あぁ、いい雰囲気だな」と思える灯りを

K:
120年以上の歴史のある家業ですが、
後藤さん自身が照明器具を創り続けているのは、なぜでしょう?

後藤さん:
やっぱり、「好き」なんですよね。
部品の組合せをすることも楽しいですし、自分が考えたものが実際に使われているのを見ると、うれしくなりますね。

K:
個人宅だけではなく、カフェなどの店舗で使われていることも多いですよね。

後藤さん:
はい。街を歩いていて見かけると、自己満足かもしれないけれど、
「あぁ、やっぱりいい雰囲気だな」って思います(笑)

K:
後藤さんにとって、照明器具の一番大切なことは何でしょうか。

後藤さん:
「部屋との調和」ですね。
照明は灯りを点けるためものですが、消した時にも室内とのバランスが取れているものがいいと思います。
あとは、(部品の)組合せをする時にも「どういう所につけるか」ということは必ず考えます。

K:
シンプルで、スッキリとしたデザインが多いのも、そういった点からでしょうか?

後藤さん:
そうですね。照明だけが目立ちすぎるのではなくて、座った時に「なんか落ち着くな」という感じ方が大事だと思います。
例えば、本当にいいウイスキーならバカラのグラスで呑むのもいいけれど、手ごろな価格のものなら普通のシンプルなグラスで呑む方が、味わいがあるんじゃないかなって思う。

K:
その空間で「生活する人」が主役なんですね。

後藤さん:
まあ、なかなか難しいですけれど(笑)。
でも、照明器具って、そんなに頻繁に変えるものではないから、「お、いいな」って思えて比較的長く使えることが、その人にとっていいモノなのだと思います。

K:
なるほど。空間にあった照明器具を選ぶことで、豊かな生活へとつながりますね。
本日は、貴重なお話ありがとうございました。

下町ならではの、まわりへの気遣いがさりげなく感じられ、やさしく部屋を照らしてくれる後藤照明の灯り。
作っている方の想いを知ることで、よりいっそう安心や魅力を感じることができました。
いつもの生活に「新しいけれど、どこか懐かしい」手作りの照明器具を取り入れて、ほっとする時間や場所を過ごしてみませんか。

後藤照明 の製品ページはこちら >>

【h concept × LIFESTYLE SALON】TALK Session 1 『デザインの未来を考える – 明日を切り拓くデザインの力』

2021年6月30日より3日間にわたって浅草橋ヒューリックホールで開催されたアッシュコンセプトの新作発表イベント『h concept × LIFESTYLE SALON』。そのメインコンテンツの一つとして行われたのが、初日となる6月30日に実施されたトークセッションです。

今回はその1回目、“醤油瓶から新幹線まで”のデザインを手がけ、日本の、そして世界のデザイン界を牽引してきた(株)GKデザイン機構の代表を務める田中 一雄(たなか かずお)氏と、アッシュコンセプト代表、名児耶とのトークセッションをレポートします。


*画面左:アッシュコンセプト・名児耶 / 画面右:GKデザイン機構・田中一雄氏

拡張しつづける『デザイン』を整理し、再定義する。

イベント初日の13時から行われたこのトークセッション。
事前予約制がとられたにもかかわらず、会場は満員となり、多くの来場者の熱気が室内を包みます。

この2人によるトークセッションは「対談形式」と銘打たれたものの、名児耶による冒頭のあいさつで「なにより僕自身が、田中さんのお話を聞きたい」という告白もあり、まずは田中氏によるプレゼンテーションが進められることとなりました。壇上に座る名児耶も、来場者と同じようにノートにメモを走らせながら田中氏が展開するデザイン論を真剣に聴く姿が印象的です。


*押しも押されもせぬ重鎮でありながら、田中氏の語り口はとってもマイルド。時に会場の笑いを誘いながら話は進んでいきます。

 

『デザインの未来を考える – 明日を切り拓くデザインの力』というタイトルがつけられた田中氏のプレゼンテーションは、2020年9月に上梓された自身の著書『デザインの本質』(ライフデザインブックス)の内容に基づいたもの。大きく以下の4つのテーマに分けて話は進んでいきます。

1)GKデザイン概要 / 名刺代わりに
2)広がるデザイン /d』と『D』
3)デザインの力とは / 五つの能力
4)デザインはどこに行くのか / 心の時代へ

『デザイン』という言葉が持つ意味がどんどん広がって、訳が分からなくなっている状況の中で、それを整理して本にした結果、名児耶さんからその話をしてほしいとお願いをされた」というイントロからプレゼンテーションはスタート。まずは“名刺代わりに”ということで、GKデザイン機構がこれまでに手がけてきたデザイン事例を紹介するためのムービーが会場前方のスクリーンに映し出され、そこから約40分に渡って、さまざまな示唆や気付きを与える話が展開されます。語られたのは、いわゆる職業としてのデザイナーのみに響くものではなく、経営という観点や、ものづくりという観点からも有意義で、かつ、人や生活とデザインとの関係性までを再定義するような価値ある内容でした。


コロナ禍が浮き上がらせた本当に大切なもの。

4つのテーマにそって進められた田中氏のプレゼンテーションが終わった後、今度は名児耶とのディスカッションがスタートします。名児耶の1つ目の質問は、やはり今一番の関心事とも言える「アフターコロナにおけるデザインがどういう方向に進んでいくのか」ということ。
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それに対して田中氏は「コロナ禍によって、人間にとって本来的に大切なものを、もう一度、見直すきっかけになった」と話し、また同時に「世の中のデジタル化を急速に進めた」という側面に言及します。その例として紹介されたのが、GKデザイン機構のロサンゼルス支社の代表との会話の中で出てきたトピックスです。それは「Technology」と「Acceleration」を融合させたTecceleration(テキサラレーション)という考え方について。そこでは10年かかっても進まなかったテキサラレーションが、コロナ禍の影響でこの2年で一気に加速し、すべてが変わったという会話がなされたとのこと。それくらいテクノロジーを進化させたのがコロナ禍であり、またその影響で、人と人との関係性が変わり、結果として “リアル”がクローズアップされたと話します。
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その解答に名児耶も共感を得たようで「技術や道具が進化した今、逆に改めて『』の大切さに人々が返っていることの不思議さ」に触れます。それに対して田中氏は「好き嫌いを超えて、変わらざるをえない状況」と指摘し、さらに「変わった結果として、本当に大事なものが浮かび上がって来る」と語りました。その“本当に大切なもの”というのが、『』であるという点において、2人は共通の見解を持っていたことが分かります。
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*名児耶は田中氏が発する言葉の多くに共感と気づき、そして感動を得たと話します。

 

デジタルの功績は大きく、しかし万能ではない。

続く、トピックスは、この新作発表イベントに関して。まずはコロナ禍の影響でこれまで行ってきた大きな会場を使用した展示会が2年連続で中止に追いやられる中、それでも「なんとか新製品を発表したい」という思いから「自分たちでできることをやろう」という判断に至ったという経緯を名児耶が紹介。そして今後は規模を落とすことで、サロン的な発表会が主流になっていくのではないかという推測と、マスに対する動きではなく、本当に来てほしい人に向けた発信に力を入れて、“価値のある行動力”を追求するのがいいのではないかという持論を展開します。

.*“価値ある行動力”の結果、展示会場には、多くの方にご来場いただくことができました。

 

それに対して田中氏は「コロナ禍によって、満員電車と超高層ビルの必要性が減った」と回答。しかもこれはコロナ禍が終わっても、すべては戻らないと推測します。また東京という大都会に会社があり、電車に乗って定時に出社するといった働き方は20世紀のあり方だと提唱。これからは家にいながら、上はジャケットで下はパジャマで働いてもいいと冗談混じりの話をし、さらに平日に昼寝をしていてもいいし、その代わりに土日に働くといったような、個人のスタイルに合わせた自由な選択も可能になっていくだろうと語りました。

また田中氏は、テクノロジーを活用することで、暮らし方や働き方が変わっていく中で、それでも「リアルじゃないとできないこともある」という考えを示します。例えばデザイン賞の審査をはじめ、今回のアッシュコンセプトの新作発表会など、やはり実際にモノを見ないとできないこともあるというのが、田中氏の主張です。

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*田中氏と名児耶の息のあった掛け合いに、時に会場から大きな笑い声が響きます。

 

それを受けて「どうせモノをつくるなら、恋人みたいなモノをつくりたい」「それくらいのモノをつくらないと価値がない」と、周りにいる人たちといつも話していると語った名児耶。そしてそんな製品がつくることができたとすれば「恋人なんだから近くにいたいし、触っていたい」「やっぱり恋人がバーチャルなのは嫌だ」と続けました。

そんな名児耶の言葉に、田中氏は「コロナ禍の中で人間がより本質的で大事にすべきものを見つけた」と改めて言及。そして「デジタルによってより便利な世の中になったとしても、より忙しくなったり、よりすり減ったりするのであれば、なんの意味もない」とこの話題をまとめます。

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*最後には来場者からの質問にも丁寧に答えていただきました。


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『アート』とはつまり? そして『デザイン』とはつまり?

そして名児耶からの最後の質問が投げられます。それは「『デザイン』を日本語で表すなら、何?」というもの。

田中氏は、一般的に日本では『意匠』と訳され、中国では『設計』と書かれることを説明しながらも、それでは答えにはなっていないと解説。その上で「心の豊かさをつくる行為」ではないかと答えます。

その解答に対して「ジーンと来た」と話す名児耶は、つづけて「『アート』が自己表現、自己発信であるのに対して、『デザイン』は使ってくれるユーザーがいる」と主張します。その使ってくれるユーザーのことを一生懸命に考えてカタチをつくる、つまり『心』のあるモノづくりこそが『デザイン』であり、コロナを経た今、改めてものづくりに携わる人や企業は、そのことと向き合うべきだと自身の考えを述べました。
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1時間にわたる濃密なプレゼンテーションとディスカッションを締めたのは、田中氏のこんな言葉。「『デザイン』を日本語にすると?」という名児耶からの質問に対して、ある人の言葉を引用することで、もうひとつの解答を与えます。

まず説明されたのは、東京藝大の学生ベンチャーを源流に持つGKデザイン機構のGKについて。これはGroup of Koikeの頭文字をとったもので、「Koike」とはGKデザイン機構の創設者である榮久庵 憲司(えくあん けんじ)氏が師事した東京藝大の小池岩太郎(こいけ いわたろう)先生の名前を指していると説明。さらに小池先生が受け持った最初の生徒が榮久庵氏で、最後の生徒が田中氏本人だったという印象的なエピソードを紹介した上で、その小池先生の放った言葉を紹介し、トークセッションは会場からの大きな拍手とともに終わっていきました。その言葉は……

「デザインは、愛です。」

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【お知らせ】KONCENT Web shop 夏季休業日につきまして

いつもKONCENT Web shopをご利用いただき、
誠にありがとうございます。

2021年の夏季休業日につきまして、お知らせをいたします。

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Web shop 夏季休業日

夏季休業日:8/13(金)〜 8/16(月)
休業前最終受注日:8/11(水)正午まで
休業前最終発送日:8/12(木)

■夏季休業前の発送をご希望の場合:
【 8月11日(水) 正午まで 】にご注文をお願いいたします。

■ラッピングご希望の場合:
【 8月6日(金)正午まで 】にご注文をお願いいたします。

※各受付締切時間までに確定していないご注文は、【 8月17日(火)以降 】の発送となります。
※取り寄せ、受注生産商品に関しましては上記の限りではございませんので、予めご了承ください。

■夏季休業後 営業開始日:
8月11日(水)13時以降、また休業中にいただいたご注文は、8月17日(火)より順次出荷致します。
※休業期間中に頂いたお問い合わせにつきましては、営業再開後、8/17(火)より順次お答え致します。
※但し、取り寄せ商品・欠品商品に関しましては上記の限りではございません。

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ご利用のお客さまには大変ご迷惑・ご不便をおかけいたしますが、
ご理解いただけますようお願い申し上げます。    

なお、KONCENT実店舗は上記期間中も営業を行っております。
各店の詳細情報につきましては、こちらをご覧ください。

 

【 #ネコカップチャレンジ2021 】今年も開催しました!



2020年8月から開催している参加型SNSイベント「コネコカップチャレンジ」。
第3回目を迎える今夏は、+d『コネコカップ』にとどまらず『ネコカップ』も対象に加え、
グレードアップした「#ネコカップチャレンジ2021」として開催!

おかげさまで、沢山のご参加をいただくことができました。
チャレンジいただいた皆さま、本当にありがとうございました!
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< #ネコカップチャレンジ2021 とは >

2020年8月から開催している「ネコカップ」「コネコカップ」を使用した、
思い思いのチャレンジを行いSNSに投稿する参加型イベント。

投稿受付期間
*投稿受付は終了いたしました。沢山のご参加ありがとうござました。

2021/7/15(木)~2021/8/25(水)23:59

参加方法
①+d『ネコカップ』もしくは『コネコカップ』を用意します。
②「ネコカップと夏と」をテーマとして、下記のお好きなチャレンジを実行!!
③その様子を画像に収めて、ハッシュタグ「#ネコカップチャレンジ2021」をつけてSNSに投稿します。
*KONCENTの公式アカウント(Twitter / Instagram)のフォローもお願いします!!

●募集チャレンジ内容
◯ ネコ料理部門

ネコカレー、ネコゼリー、ネコシャーベットなどなど、愛らしいネコ料理は、夏バテ解消にも役立つはず!
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◯ ネコ造形部門

食品以外の砂や土、氷などを使ったネコや、『ネコカップ』『コネコカップ』がいる風景など、
夏のひと時を写真に納めましょう。お子様の”自由研究”にも活かせるかも!?
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◯ 猫もいっしょ部門

ご自宅の愛猫や、ご近所の仲良し猫さんなど、本物の猫と『ネコカップ』『コネコカップ』をいっしょに撮影。
種を超えた、新しい友情がうまれるかもしれません。

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選考方法
上記3部門ごとに候補を選び、それぞれの「ベスト オブ ネコカップ」を決定いたします!

●審査員
+d『ネコカップ』『コネコカップ』デザイナー・森井ユカさん

●賞品
各部門の「ベスト オブ ネコカップ」に選ばれた方には下記の賞品を贈呈します!
・森井 ユカ  賞:森井ユカさんオリジナル作品(非売品)
・KONCENT賞:KONCENT Web shop お買い物券(5000円分)

●その他:ネコネコ抽選会
今回「#ネコカップチャレンジ2021」にご参加いただいた方を対象に、
抽選で5名様に森井ユカさん特製のポストカードをプレゼント!
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*対象SNS:Instagram、Twitter、Facebook
*受付期間よりも前に投稿いただいた画像はハッシュタグ「#ネコカップチャレンジ2021」を追記いただくことでご応募が可能です。

*異なる画像であれば、同一アカウントで複数点・複数回のご応募(投稿)が可能です。
*受賞者の方にはKONCENTスタッフから後日ダイレクトメッセージ等でご連絡をさせていただきます。
*非公開のアカウントでの投稿は無効となります。公開アカウントでの投稿をお願いいたします。
*ご投稿いただいた写真の二次利用(ホームページ掲載やリポスト等)をさせていただく場合がございます。
*賞品の転売は一切禁止です。
*『ネコカップ』の食品利用につきましては、お腹にカトラリーマークがあるものをご使用ください。

 

●結果発表

気になる「ベスト オブ ネコカップ」の発表は、
2021年8月28日(土) 14時30分より、KONCENT公式YoutubeにてLIVE配信を行いました。

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●ライブ配信日時:2021月8月28日(土)  14時30分~

●配信方法:KONCENT公式 Youtubeチャンネルにて配信
コチラよりご視聴いただけます(Youtubeに繋がります)

●配信タイムスケジュール
 ・14時30分~  「ベスト オブ ネコカップ」発表!
 ・15時00分頃~  特製ポストカードが当たる!?「ネコネコ抽選会」 
 ・15時15分頃~ 「#ネコカップチャレンジ2021」全作品紹介!

●ゲスト:「ネコカップ」「コネコカップ」デザイナー・森井ユカさん


森井ユカ / Yuka Morii
profile:
立体造形家で雑貨コレクター。 小さいものを作ることと愛でることを仕事にしている。 雑貨コレクターとしての代表著作に『スーパーマーケットマニア』シリーズ。 近著に『旅のアイデアノート』など。 桑沢デザイン研究所卒・東京造形大学大学院修了。 桑沢デザイン研究所講師。 有限会社ユカデザイン代表。
http://www.yuka-design.com/

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Neko Cupデザインストーリー


#コネコカップチャレンジ2020


#コネコカップチャレンジ2021冬

KONCENT非公式トーク!! 第1回 h tag 『bath towel』

台東区の駒形にあるアッシュコンセプト本社では、日々、さまざまな部署のスタッフが集まって、製品の企画や開発、販売戦略などに関する会議が行われています。その現場に極秘潜入して、こっそりと話を聞いてみようというこの企画。初回となる今回は、2021年7月に「h tag(アッシュタグ)」より発売された『bath towel』に関するディスカッションがされているようです。では入り口のドアをそ〜っと空けて、会議室に入ってみましょう……。どんなお話がされているのかな?

.<今回の参加者>
KONCENT Staff Aさん:広報担当
KONCENT Staff Bさん:製品開発担当
KONCENT Staff Cさん:製品開発担当
KONCENT Staff Dさん:KONCENT Web shop担当
KONCENT Staff Eさん:KONCENT 店舗担当

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【テーマ1】たどり着いた「横幅120cm」がもたらすもの。

 KONCENT Staff A(以降:A):事前に「h tag(アッシュタグ)」の『bath towel』を皆さんにお渡しして、使用していただいたと思います。今日はその感想などを率直にお話していきましょう。
その前にこの『bath towel』は開発に至った経緯はどういったものなのですか?

KONCENT Staff B(以降:B):もともとKONCENTで扱っていたタオルは、JAPAN BRANDでつくった「今治生まれの白いタオル」という商品だったよね。それを10年以上にわたって販売してきたんだけど、とある展示会であるタオルに出会ったんだ。

KONCENT Staff C(以降:C):バスタオルってお肌がいちばん敏感な状態になっているお風呂上がりに使うものだから、そのタオルが肌に対する影響を考えて、糸から織り方まで造るのはすごいなって感じたのが、きっかけでしたよね。

B:うん。そこから色々と調査をしていると、意外とお風呂上がりにバスタオルではなく、フェイスタオルを使っている人が多いことが分かったんだ。みんなで議論をしていると、「何日使ったら洗濯をするか」とか「サイズが小さいと干しやすい」、あと男性からは「やっぱり女性にはバスタオルを体に巻いた状態でお風呂から上がってきてほしい」みたいな意見も出てきて(笑)。僕自身、目から鱗が落ちるような発見や気づきがある中で「これは新しい、今の生活にあったバスタオルをつくるべきなんじゃないか」と思ったのがきっかけかな。

あなたはバスタオル派? フェイスタオル派?? それとも……。

 

A:ではやっぱりポイントとなるのはサイズ感ですか?

C:そうですね。従来のバスタオルより小さいけど、それでいて心地よいボリューム感はほしい。そこにはこだわりました。

KONCENT Staff D(以降:D):私はこの商品をサンプルでもらう前から、フェイスタオルとバスタオルの中間くらいのサイズのものを、わざわざネットで探して使っていました。その大きな理由としては、できるだけ頻繁に洗いたいにもかかわらず、一人暮らし用の小さな洗濯機だと、バスタオルだけですぐに洗濯機がいっぱいになっちゃうから。

A:一人暮らしで、週に何度も洗濯をしないといけないのは、ストレスになりますよね。実際に使ってみた感想はどうでしたか?

D:もともと私が使っていたタオルは、もう少し小さいんです。すると髪の毛がビチャビチャに濡れている状態で使うと、全身を拭くにはちょっと物足りなく感じていました。でもこの『bath towel』は、ちょうどいいんですよ。

B:開発段階で調べてみると、似たようなタオルはあるけど、長辺が80センチとか100センチのものが多かったんだよね。『bath towel』の120センチっていうのは意外になくて。

D:そもそも「バスタオルって何%くらい濡れるか」っていう話ですよね。ビチャビチャになるのっておそらくバスタオルの30%くらいで、残りの70%は濡れていないにもかかわらず洗濯をするわけです。でも一般的なフェイスタオルをお風呂上がりに使うと、80%〜90%くらいがビチャビチャになって、使っていて気持ち悪い。その点この『bath towel』は、60%くらいが濡れた状態になると思います。
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しっかり拭けて、濡れすぎない。その絶妙な加減をぜひ試してほしい。

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KONCENT Staff E(以降:E):僕も家で使っているんですが、脱衣所にタオルをかけるバーみたいなのがあるじゃないですか? うちのはその幅がちょっと狭いのか、バスタオルを広げてかけることができなくて。そうするとクシャッとなった状態でかけるしかないから、衛生的じゃないし、乾きも遅くなるんです。でもこの『bath towel』は、サイズが小さいから2枚をかけることができましたよ。

D:そうそう。サイズが小さいと、洗濯の時だけじゃなくて、収納する時にも省スペースになって便利なんですよね。
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乾いた後にコンパクトになるから、収納時にかさばりません。

 

【テーマ2】お風呂にジム、レジャーや習い事まで。

D:私は大きなお風呂に浸かりたいので、家の近くの銭湯に行くことが多くて、これまではバスタオルをリュックに入れて持っていっていたんですが、それだとすごくかさばります。でもこの『bath towel』なら、使い終わったあともクルクルっと巻いてコンパクトになるから、携帯するのにもとてもいいんですよね。

A:なるほど。じゃあジムに通っている人やスポーツをやっている人、あとこれからのシーズンはプールや海に遊びに行く時なんかにとてもいいですね。帰りにカバンがかさばらないのはすごく嬉しいかも。

E:そうなんです。うちは子どもをスイミングに通わせているんですけど、スクールで決められたレッスンバッグがあって、大きなバスタオルだと入りづらいサイズでした。この『bath towel』はちょうどいいサイズだから入れやすくて。あと肌が割と弱い子なので、ちゃんとしたものを使わせたいなと思って子ども専用にしています。

B:『bath towel』は、子どもにガサっとかぶせても床に引きずらないサイズだから、そういう点でも使いやすいよね。
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優しい肌触りと床に引きずらないサイズ感は、お子さまにもピッタリ。

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D:サイズが小さいってことは、本当にたくさんのメリットがあります。さっき言ったように、収納時には省スペースだし、乾くのが早いから時短になって、あと洗濯物の量が減るから節水にもつながるんですよね。つまりメリットばかりで、逆にいうと、なんでデメリットしかない大きなバスタオルを使うんだろうって(笑)。みんな固定概念にとらわれているだけだと思います。「コーヒーはコーヒーカップで飲まないといけない」って思っているようなものですよね。

A:なるほど。「乾きやすい」っていうのもポイントのようですね。

D:そう思います。私がもともと使っていた小さなタオルは、吸収性の高さを謳っていて、確かによく水分をよく吸うんですが、その分、乾きにくくて。この『bath towel』は本当にすぐ乾きます。1枚しか持っていなくても、朝に洗えばその日の夜には使えるんじゃないかな。梅雨の時期に部屋干ししても大丈夫じゃないかなっていうくらい乾きやすいですね。

C:肌に優しくするために、糸のねじれを少なくしていて、それが乾きの早さにもつながっているのかもしれませんね。

E:編み方が関係しているんですね。確かにこの『bath towel』って、何回洗濯しても全然ゴワゴワにならなくて、それもいいですよね。サンプルをいただいてからもう10回以上は洗濯をしていますけど、柔らかさがまったく失われないような気がします。

 

一般的なハンガーにもかけられて、乾きも速いスグレモノ。


 
【テーマ3】“当たり前”を疑うことでうまれる生活の便利さ。

B:もともと“定番を見直す”というのが「h tag」のコンセプトでもあるから、タオルっていう、毎日の暮らしの中でこれだけ当たり前のように使われてきて、サイズもいろいろとある中で、みんながそうやってメリットを感じてもらえるものがつくれたのは、とても嬉しいな。

C:生活者の視点で、本当にピッタリくるものが意外となかったんですよね。これからも当たり前と思っていることを疑うことで、新しい商品が作れるかもしれません。

E:そうですね。今後KONCENTに来てくれるお客様に「普段どんなタオルを使われていますか?」といった聞き方をすると、ほとんどの人が「それが当たり前になっているから」っていう固定観念だけで「バスタオル」って答えると思います。そこで「洗濯物の量、多いですよね?」「乾くのに時間かかりますよね?」みたいな話をしながら、「これだと清潔に使えるし、時短にも節水にもなりますよ」ってメリットを伝えることで、新しい選択肢を与える提案をしていきたいなと思いますね。

A:みなさん、ありがとうございます。たくさんの人の生活を豊かにできると嬉しいですね。

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h tag|bath towel

“愛”こそが支持される理由。多くの人が心を病む今の時代に必要とされるデザインとは?

『デザインプロデューサー』『文筆家』といった肩書を持ちながら、『ギャラリー田村ジョー』の運営も手がけ、日本が世界に誇るインテリアデザイナー、故・倉俣史朗氏の功績を後世へと伝えるプロジェクトを進めるなど、多岐にわたる活動を展開するジョースズキさん。

そんなジョースズキさんとアッシュコンセプト代表・名児耶の付き合いは20年余。今回の対談は、ジョーさんならではの鋭い視点で、『+d(プラスディー)』というブランドを考察すると同時に、コロナ禍の中でこれまでと同じ方法では立ち行かなくなった『見本市ビジネス』への提言など、デザインに関わるすべての人に向けた強いメッセージと示唆に富んだ内容となりました。

緊急事態宣言が出される前のとある夕方、行きつけのお蕎麦屋さんへと向かう前に行われた(!!)2人の対談は、和やかな空気の中で進んでいきます。

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デザインは、愛。20年が経ってなお変わらぬ想い。

名児耶:
僕たち二人が出会ったのは、いつのことでしたっけ?

ジョースズキさん(以下、ジョーさん):
もう20年近く前になりますかね。名児耶さんがアッシュコンセプトを立ち上げたばかりの頃だと思いますよ。
とある媒体で『日本を代表するクリエイターを紹介する』みたいな企画があって、その中で取材をさせてもらったのが最初だったと思います。

名児耶:
そうでしたっけ? もう覚えてないや(笑)

ジョーさん:
何かの雑誌で、『アニマルラバーバンド』を見て「これはすごいな」と感じ、絶対に話を聞かないとと思ったものです。当時のデザイン業界にはイームズのブームがあったり、レトロなものやゴージャスなものが流行ったりしていたんだけど、そのどれとも発想がまったく違っていて、とてもポップで、クスッと笑えるようなものでした。そういったプロダクトって他にはあまりなかったんですよね。そこから関係性がスタートして、その後もずっと製品を追いながら色々なメディアで記事を書いてきました。
ちなみに僕は海外に取材に行く時は『アニマルラバーバンド』をブレスレットのように手首につけて行きます。そしてそれを出会った人にプレゼントして、渡された人が「わ!」って驚いている瞬間を撮影することもあるんですよ。簡単に笑顔の瞬間が撮れるから(笑)

名児耶:
ありがとうございます! ジョーさんとは本当に長い付き合いで、僕はとにかく面白い人だと思っています。とても気さくでデザインに関する知識がすごい。こういう人がメディアで活躍してくれると、我々の製品のこともきちんと伝わるなと思っています。

ジョーさん:
僕は海外のデザイナーと一緒にものづくりをしたり、たくさんのインテリアショップと協力してイベントをしてきた経験があるので、人を集めることやモノを売ることの難しさは分かってきたつもりでいます。文筆以外のそうした活動が、発言の裏付けになっているかもしれないです。

 

 

旧知の仲である二人の対談は、冒頭から大盛り上がり。


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名児耶:
じゃあ知り合ったのは+dに『アニマルラバーバンド』しか製品がなかった頃なんだ。

ジョーさん:
いや『スプラッシュ』もあったと思います。その2つをつくっている会社だったから、余計に惹かれたのだと思います。というのも『アニマルラバーバンド』だけだったら、単なる“おもしろグッズ”というか“アイデアグッズ”くらいの印象で終わっている可能性もありますよね。そして『アニマルラバーバンド』が最初に売れたのがMoMAだったっていう普通では考えられないようなお話も聞いて。

名児耶:
そうそう。製品が出来上がった後、『アニマルラバーバンド』のデザイナーであるパスキーデザインの2人と「さあ、これをどこで売ろうか」っていう話をしていたら「ニューヨークのMoMAは無理ですか?」なんて言われて。「まだ会社を作ったばかりで、そんなつながりはないのに、無茶を言うなよ!」とか思ったけどね(笑)。結果的には僕の知人のつながりから声をかけることができて。「すごく面白い製品なんだ」ってことを伝えると「ナゴヤが言うならいいよ!」って言ってくれたんです。それをニューヨークまで持っていった時には「輪ゴムを売りたくて飛行機に乗ってきたの?」とか言われて(笑)。でもその人も「すごく可愛いから、すぐにやりましょう!」ってMoMAに置いてくれることになったんだ。

ジョーさん:
すごい話ですよね(笑)。どんどん成長していく時期特有のドキドキするお話を聞いて、とても刺激を受けてきました。


世界中の誰に渡しても”驚きと喜び”を与えられるジョーさんが話す『アニマルラバーバンド

 

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名児耶:

“デザイン”っていう共通点の中で知り合ってから、僕はジョーさんのモノゴトに対する見方の面白さや知識の深さをすごくリスペクトするようになりました。それでいてとてもフランクに話ができるからすごく好きなんです。それにアッシュコンセプトを立ち上げたばかりの時から、展示会に有名人を連れてきてくれることもありました。ずっと応援してもらっていますね。

ジョーさん:
そうでしたね。そうやって仕事を通して知り合った後、だんだんプライベートでもお付き合いさせていただくようになりました。今日もこの収録の後、いつものお蕎麦屋へ行く予定ですからね(笑)。ちなみに会社をつくって今年で何年になりますか?

名児耶:
実は来年(2022年)、二十歳になるんです。

ジョーさん:
すごい! いま何ヵ国で製品を売っているんですか?

名児耶:
それがね、35ヵ国に広がったところまでは把握しているんだけど、今は正確には分からない。

ジョーさん:
そうか。僕が出会った時は会社に3〜4人しかいなかったのに、本当にすごいなぁ。確かに当時とは比べものにならないくらい企業としての規模や社会的な責任も大きくなっているけど、その中で名児耶さんは一貫して「デザインは愛だ」っておっしゃっていますよね。「それはちょっと言い過ぎじゃない?」って思うこともあったけど(笑)

名児耶:
アハハハ! でもね、僕は+dの製品を使うのは、自分が本当に好きな人だっていう風に考えているんです。だとしたらデザインをする時に、その人のことを徹底的に考えるし「絶対に喜ばそう」とか「楽しんでもらおう」って思うでしょ? それって僕は愛だと思うんだ。

ジョーさん:
なるほど。時には“ツンデレ”っぽいものがあってもいいかなって思うけど(笑)

名児耶:
それもありますね。愛って「なんでも言う通りにいたします」っていうことじゃないから。相手のことを思うからこそ、時にはすこし冷たくすることもあるし、肩透かしを食らうようなこともあるよね。

ジョーさん:
たしかに、いろいろな愛がありますね。その証拠に+dには「あったらいいな」という便利なものから、プレゼントに使いたくなるようなもの、さらに一見しただけでは何に使うのかわからないけど面白い、みたいなものまで非常に幅広い製品があって、そこが魅力のひとつだと思っています。



+d初期の代表作のひとつ『スプラッシュ』は今でも人気のあるアイテム。

 

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狙いは自由な創造の場の提供。+dは『メンフィス』だった!?

ジョーさん:
1980年代、デザイン業界に『メンフィス』というムーブメントが起こりました。すでに世界的な評価を受けていたイタリアのデザイナー、エットレ・ソットサスが、若手の建築家やデザイナーを集めて、奇抜でカラフルなプロダクトをたくさん発表したことで、非常に大きな注目を浴びると同時に、多くの批判も受けることとなるわけです。

名児耶:
そうですね。本来デザインっていうのは「LESS IS MORE」という言葉に象徴されるように、削り取って、削り取って、その結果うまれるものであるべきなんだけど、そういったシンプルで簡素なものだと、あまり注目してもらえないという課題があった。そこでデザインというものをもっとアピールして、たくさんの人に知ってもらうための運動がメンフィスであるというのが僕の認識です。

ジョーさん:
それが少々予想外な面があって。当時の僕は、歴史の文脈を知っている訳ではなかったので、ソットサスっていう変なおじさんが出てきて、デザイン業界を引っ掻き回したっていう印象を持っていました。でも調べてみると実はそうではなくて、もともとソットサスという人はデザイン史に残るようなタイプライターやオフィスチェアなど、合理的できちんと売れるものをつくり出すのが上手い人だったんですよね。メンフィスをやるまではむしろそういう文脈で知られていたようです。そういう人たちが「期間限定で普段はできないことをやろう!」って仲間たちに声をかけて、わざとおバカなことをやったのがメンフィスだった。つまりずっと真面目にデザインをやっていた人たちが「このままありきたりのものだけデザインしていたら、創造性が失われてしまう」っていう思いから始めた運動だったんです。

名児耶:
僕が+dをつくったのも「もっとデザイナーに注目を集めたい」っていう思いがあったからなんです。よくよく考えたらメンフィスと似ているなぁ……。

ジョーさん:
そう! 今日はそれを言いたいと思っていて。+dがやっていることって、メンフィスと似ているんですよ。違うのはメンフィスの場合はソットサスが中心となり、彼が旗を振ることで戦略的に広がっていった部分があるけど、+dはそうではない。名児耶さんがすべてを計画的に進めているわけではなくて、デザイナーそれぞれが「+dって面白いよね」って自発的に集まって来ている感じ。

名児耶:
僕は昔から無計画な男なんで(笑)

ジョーさん:
いやいや、それは違います。誤解を恐れずに言えば、ある意味、神に選ばれているんですよ。それに本人だけが気づいていないっていうか。そういう人って時々いるんですよね。

名児耶:
そんなこと言ってもらえるなんて、嬉しい!

ジョーさん:
そんな感じがしています。僕は倉俣史朗の家具などを復刻しているので研究をしているのですが、彼も「すべて計画的なのはダメ」「夢で見たり、ふと天からアイデアが降りてくるものがあって、それをカタチにした時に、本当に動き始める」といったニュアンスのことを話しています。やっぱり頭で考え過ぎるとダメ。だから名児耶さんも自分では「無計画」とおっしゃっているけど、逆にそれだから成功したんじゃないかな。

名児耶:
ありがとうございます。あの時代にメンフィスに参加した人たちと同じように、今の時代のデザイナーたちにも「こんなものがつくりたい!」っていう思いがすごく溜まっていて、にもかかわらず、それをつくって売ってくれる会社が当時はなかったんですよね。だから「君たちがつくりたいものを、僕がつくるよ」っていう思いでアッシュコンセプト、そして+dを立ち上げました。ここで大事なのは、つくるのは“アート作品”ではないということ。やはりデザインっていうのは“ビジネスの上にあるべき”だと僕は思っているから、デザイナーの作品を一緒に製品にしていく感覚でずっとやってきました。逆にアートはビジネスとは関係なく存在してほしいものでもあるからね。

ジョーさん:
デザイナーたちが本当につくりたいと思っているものが製品化されているってことは重要ですよね。今、自分で働いている会社ではできないデザインは多いはずですから。

名児耶:
そうなんです。特にインハウスデザイナーって、自分がつくりたいものをデザインしているわけではない場合が多くて。例えば自動車メーカーには、ひたすらハンドルのデザインだけをしている、みたいな人もいます。もちろん自分が望んでそれをやっている人もいるんだろうけど、そうではない人もたくさんいるわけで。そんな中で「あそこだったら、自分が本当につくりたいものを扱ってくれるんじゃないか」って感じで、たくさんのデザイナーたちがプラスディーに飛んできてくれます。つまりメンフィスと同じで、商業的なきちんとしたデザインができる人たちが、会社やクライアントからのオーダーではなくて、自分がつくりたいものを持ってきてくれているってことですね。だから+dって、いい意味で“めちゃくちゃ”な製品ラインナップになっています。



ほら、この通り。確かにラインナップが”めちゃくちゃ”ですね。

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ジョーさん:

だからそれが逆に、不思議なパワーになっているんだと思うんです。ところで今年(2021年)は、倉俣史朗没後30年ということもあって、ワイングラスのカタチをした照明『SAMBA-M(サンバM)』を復刻することになりました。
倉俣さんは、これで監修した展覧会のオープニングパーティーの来場者を驚かせたらしいですよ。

名児耶:
僕は息子である倉俣一朗さんと親交があって、彼から聞いた話なんですが、倉俣さんってとても楽しい人だったようですよね。冗談が大好きで。作品を見ていると、もっとピリピリした鋭利な感じの人なのかなって思っていたけど。

ジョーさん:
そういう面もあったみたいですね。そうした面も含め、共同運営している『ギャラリー田村ジョー』で、彼の功績を次の世代に伝えていけたらよいなと思っています。


ギャラリー田村ジョーの企画で復刻された『SAMBA-M』。2021年7月には一般販売も開始されるそうです。

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名児耶:

グラスといえば、僕たちも『Sekiei kampai glass』を発表しました。これ、飲むためのグラスじゃないんですよ。

ジョーさん:
飲むためじゃない??

名児耶:
そう。乾杯するためのものなんです。ほら、カンパイ!

 

長く響き渡る『Sekiei kampai glass』の乾杯音に、対談現場にいた全員が感動していました。

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ジョーさん:
わっ、音がずっと響いてる! これ、すごい!! ハンドベルみたいですね。

名児耶:
いいでしょ? でもね、値段が高いんですよね。久しぶりに、なかなか売るのが難しいものをつくったなと思って(笑)

ジョーさん:
え? おいくらなんですか?? いや、怖いから聞くのはやめておこうかな(笑)


高い純度と透明性をもつ石英ガラスが澄み切った音色を長く奏でる『Sekiei kampai glass


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展示会ができない苦難の時代に見出した活路とは?

ジョーさん:
世界中のデザイン業界がコロナ禍の打撃を受けて1年が経ち、見本市ビジネスにある種の限界が見えてきたような気がします。今後どのようにブランドや製品、デザイナーを広めていくべきか、名児耶さんはどうお考えですか?

名児耶:
実はコロナ禍の前から、既存の展示会のカタチには疑問を抱いていました。というのも会社をつくって20年も経つと、来てくれるお客さんもだいたい決まってきちゃうんですよね。

ジョーさん:
それはありますね。それにイベントブースに来てくれたからといって、製品をどれくらい見てくれているのかっていう問題もあります。挨拶をして、少し話しをして、資料やサンプルをもらっておしまいとか。

名児耶:
そうそう。それと大きな展示会では、自分たちのブースに来てくれたメディアのプレス担当や店舗の営業マンと話せたとしても、ほんの10分程度。他のブースにも行きたくて会場に来ているわけだから仕方ないんだけどね。

ジョーさん:
確かにそうですね。僕らもできるだけたくさんのブースを見たいから、一つの場所にいる時間ってどうしても少なくなってしまう。で、いろいろと回った後で、印象に残っているのは数えるくらいなんですよ。短期間に相当数を見るので、すぐ忘れてしまって(泣)。長い期間準備してきた出展者の方々には、本当に申し訳ないと思うものです。

名児耶:
そんな風に感じていたところにコロナ禍が来て、展示会ができなくなっちゃって。だからその代わりに少人数を招いての展示会をやることにしました。すると来てくれた人は、みんな2時間くらい会場にいてくれて、話もゆっくりできるわけです。それはすごく良かったんだけど、狭い会場でやることになるから「この時間はあなたしか入れません」っていうカタチをとらざるを得ない。そうなると、お招きした全員が見終わるのに2ヶ月近くかかっちゃった。これはこれで大問題です。

ジョーさん:
う〜ん、なるほど……。問題はあるけれど、今後の流れとして大きな展示会ではなくて、“マイ展示会”を中心にしていくってことですかね。

名児耶:
そうなんだけど、その一方でブランドを立ち上げたばかりの人なんかは、まだ固定客がいません。そういう人にとっては、やっぱり大きな見本市会場での展示会ってすごく重要なんですよね。

ジョーさん:
それはプレスの立場でも同じです。プレス向けの発表会の場合、メーカーからの公式な話ももちろん大事なんですけど、その後に担当者や開発者に何気ない質問をすることで得られた小話なんかが、記事を書く場合、結構重要なんですよね。また会場にいる知り合いと意見交換をして「あ、たしかにそういう面もあるね」「じゃあもう一度、その辺りを担当者に聞いてみようか」みたいな行程があるからこそ、製品のことが深堀りできる。最近はZOOMとかを使ったオンラインでの発表会がありますけど、あれだとそういうことが一切できないし、質問もなかなかしにくくて。製品のことを深く知れないんです。なので、ある程度の人数が集まる形の発表会は重要だと思っています。

名児耶:
うん。オンラインもメリットとデメリットがあるから。本当に難しいよね。


絵が描かれていたり、加飾されていたり。ジョーさんも興味津々です。

.

名児耶:
いま僕たちがやっている『マスクノイエ』という製品のチャリティーキャンペーンのやり方は、展示会が難しくなった今の時代に対するひとつの答えでもあります。具体的にはクリエイターのみなさんに協力してもらって「こういうものがあって便利だよ」って紹介してもらいながら、かつ「こんなふうにアレンジすると楽しいよ」って感じで作品をつくってもらって、それぞれのSNSでシェアしてもらうという方法をとりました。みなさん、多くのフォロワーがいる方なので。

ジョーさん:
おお、なるほど。

名児耶:
展示会を通して知ってもらうこともできないし、広告によるアプローチだと信用してくれないユーザーも増えています。だからこそ僕たちの思いに共感してくれるクリエイターたちに製品をお渡しして、一緒に遊んでもらうのが一番いいんじゃないかなと思って。

ジョーさん:
そもそも『マスクノイエ』自体がカスタマイズするのに向いている製品ですもんね。

名児耶:
そうそう。だけど一般のユーザーにはどういう風にやったらいいかが分かりにくいから、まずはプロの人たちに絵を描いてもらったり、得意な素材で加飾してもらったりしました。それを真似するだけで誰もがクリエイターになれるわけです。さらに「#マスクノイエ」っていうハッシュタグをつけてSNSにポストしてもらえれば、その投稿数に応じた額を医療従事者に寄付することにしました。そういう仕組みをつくることで、展示会ができない中、どうやって周知し、販売へとつなげるかっていうスタイルのトライアルをしています。「展示会でバイヤーに伝える」っていう今までの方法ではなくて、直接ユーザーに伝えるために情報伝達のカタチを模索した結果ですね。これからどんな盛り上がりを見せてくれるか、とても楽しみなんですよね。

ジョーさん:
ということは、展示会での発表前に、販売したってことですか?

名児耶:
うん。いつもと順番を逆にして、オンラインショップと直営店で一般発売を前にテスト販売を行いました。コロナ禍のおかげで考え方が柔軟になって、今まで当たり前だと思っていたことを変えちゃおうっていう気持ちになっているのかな。

ジョーさん:
確かに今がいい機会ですよね。それに広告を出したり、メディアにPRしてもらったりするより、SNSで拡散しようっていうのも時代に合っていると思います。今後の展開が楽しみですね。ただ、言い難いけれど心配なことがあって。僕、すごく不器用なんで、この『マスクノイエ』は、マスクをかけようとしたら、かなりの確率で倒しちゃうんじゃないかと。+dの『コビト』も、コップを置こうとすると倒してばかりで、サヨウナラになってしまいました(笑)



大ヒット製品、洗面所で活躍する『コビト』。でも不器用な人にはあんまりむいていない!?


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名児耶:

あ、ちょうど改善したものが出るんですよ。確かに『コビト』はね、大ヒット製品なんだけど、僕もよく倒してイライラしてたから(笑)。5月に販売されたこいつは最高ですよ。

ジョーさん:
なるほど。これは絶対に倒れないですね。サイズも少し小さくなって使いやすさがアップしてる!

名児耶:
そうなんです。うがいをするのにそれほど水の量はいらないから。洗面所も狭いところが多いし、倒れないだけじゃなくて小さくしました。



水とミルクが溢れている!? 寝ぼけた状態で見ると思わず『Oh!!』って言っちゃうかも。

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ジョーさん:
すでにある製品に改善を加えながらつくり直しているのも、言い換えれば“愛”かもしれませんね。+dの製品って、こういう考え方の製品づくりは、これからの時代、より支持されていくんじゃないかな。

名児耶:
これの製品名は『Oh!!』っていうの。液体がこぼれているように見えるから、ビックリして「オオ!」って(笑)。
水やミルクがこぼれているように見えるので、サブタイトルが『覆水盆に返らず』(No use crying over spilt milk)(笑)



既存製品の問題点を改善していくのも”愛”だとジョーさんは語ります。

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ジョーさん:
コロナ禍の中でも健康的な生活を送るためには、もちろんワクチンやマスクも大事だけど、免疫力を上げるのが大切になると思います。つまり重要なのは、たくさん笑って日々を楽しく過ごすということ。そう考えたら、真面目なプロダクトも必要だけど、ちょっと笑えるものやおバカに感じるものこそが今の時代は必要なんですよね。

名児耶:
うん。実際に今って本当に多くの人が心を病んでいるからね。

ジョーさん:
それは間違いないです。そんな時代に必要なのは、便利さやオシャレさだけではなく、楽しさなんだと思います。『カオマル』なんて最高ですよね(笑)。+dには今後もそういった楽しい製品を期待していますよ。

名児耶:
ありがとうございます。+dっていうのは、コウノトリが赤ちゃんを運んでくれるように、デザイナーと僕たちが一緒に動くことで成り立っているブランドです。それで世の中を楽しくできれば、本当に最高ですね。


楽しさが詰まった『カオマル』は、今の時代に求められるデザインかもしれません。

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対談のお相手:ジョースズキ/Joe Suzuki
デザインプロデューサー、文筆家。デザイン、建築、アートの分野を中心に、イベント開催や執筆などを行う。NY、パリ、ロンドンなど海外生活は通算で10年余で、国際的な機関投資家からの転身。海外の著名なデザイナーや社長にインタビューを行った著書『名作家具のヒミツ』は、インテリア界のベストセラーに。運営するギャラリー田村ジョーで、倉俣史朗の家具・照明の復刻などを行っている。雑誌『ENGINE』でのお宅訪問の連載は人気企画。https://engineweb.jp/series/list/mycar-myhouse

【5/31更新】KONCENT 営業時間のお知らせ

(2021/5/31 21:00 時点更新分)

いつもKONCENTをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

この度の、緊急事態宣言発令を含む
新型コロナウイルス感染拡大防止に向け
営業時間や休業日が通常と異なる場合がございます。

恐れ入りますが、ご来店の際はお気をつけください。

*スタッフの検温、マスク着用 ならびに 店頭製品・什器などの消毒を徹底いたします。
*店内のカゴは当面の間撤去いたします。ご希望の際はスタッフまでお声がけください。
*不良品等の場合を除き、お客様のご都合による返品・返金はご対応いたしかねます。ご了承ください。
*体調の悪いお客様については入店をお断りする場合がございます。ご了承ください。

ご来店の際は
 – マスクの着用、咳エチケット、お客様同士の適切な距離の確保にご協力ください。
 – 入店時のアルコール消毒にご協力ください。
 – お会計時にはトレーを使用した金銭の受け渡しにご協力ください。

スタッフも体調管理・予防対策等徹底の上、
皆様をお待ちしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

また、遠方にお住まいの方などは『 KONCENT Web shop 』をあわせてご利用ください。

 


KONCENT Komagata
営業時間 11:00〜19:00

 

 


KONCENT Bunkamura 渋谷

営業時間 10:00〜19:00

詳細は Bunkamura HP をご覧ください。

 


KONCENT 東京ミッドタウン
営業時間11:00〜20:00

詳細は 東京ミッドタウンHP をご覧ください。

 


KONCENT KITTE丸の内

営業時間11:00〜20:00
詳細は KITTE HP をご覧ください。

 


KONCENT mizumachi

営業時間 11:00〜19:00

詳細は 東京ミズマチHP をご覧ください。

 

 

 

Design Story Oh!!

コップから水が流れ出ているような姿に、思わず驚いてしまう +d「Oh!!」。
デザイナーの林 篤弘(はやし あつひろ)さんにデザインのきっかけやコンセプト、製作秘話などを伺いました。

・この取材は2021年4月末に行ったものです。
・新型コロナウイルスの感染リスクを減らすため、オンラインインタビューを行いました。

 

Oh!! の製品ページはこちら >>


無理をしないデザイン

KONCENT Staff(以下、K):
こんにちは。本日はよろしくお願いいたします。
今日はご自宅からでしょうか。

林 篤弘さん(以下、林さん):
そうですね。自宅兼仕事場なので。普段もここで作業をしています。


*「Oh!!」 のデザイナー 林 篤弘(はやし あつひろ) さん

K:
まずは、デザインのきっかけからお伺いできればと思います。
最初から、こうした”水が流れ出ているようなコップ” のアイデアを思い浮かべていたのでしょうか。

林さん:
実は「歯磨きコップのデザインをしてみたい」ということが始まりなんです。

K:
というと?

林さん:
毎朝歯磨きをする時に、ぼんやりコップを眺めているんですが
「もう少しこのルーティンワークの時間を楽しめるデザインにできないかな」って考えることが多くて。

K:
毎日同じ動作を繰り返していると、ちょっと退屈さを感じることがありますよね。

林さん:
あれこれ考えているうちに、漠然と「コップが逆さまになった状態で宙に浮けばいいのにな」
ということを思いついたんです。

K:
「宙に浮いているコップ」とは、斬新ですね。

林さん:
宙に浮くと、水はけもよくて乾きやすいですし(笑)。
ただ、実際に宙に浮かせることは物理的には難しい。
そこで「コップ用のスタンドを用意してひとつの点で支える」ということを考えました。
けれども「点で支える」と、どうしてもコップが斜めに傾いてしまう。

K:
確かに、かなり慎重に置かないと、まっすぐに立たせるのは難しいですね。
朝の忙しい時間帯などでは、イライラしてしまいそうです。

林さん:
スタンドの先端を平らにするなど、工夫することで解決策は導きだせるんですが、
そうするとどんどん複雑な形になって、コップ自体が乾きにくくなったり、
コップとスタンドの接触面が増えて不衛生さを感じたりと、
別の問題が発生してしまいます。

そこで「コップが斜めになりたいんだったら、もう、斜めにさせてやろう」と。
無理をしないことを受け入れることにしました。

K:
「無理をしない」、自然の流れに任せるように生まれたデザインなんですね。
スタンドの形状は、どのように決まりましたか?

林さん:
デザインを色々と描いているうちに
「あれ、このスタンドの形は、ちょうどコップから水が流れているみたいだ」ということに気が付いて。
もともと、水や木などの自然の造形物を暮らしの中にデザインとして取り入れる
ということを考えていたこともあったので、
水に模したものとして「流れる水」と「波紋」にしました。
そうすると、スタンド自身も支えるだけの役目から存在感が生まれてきて、
宙には浮いていないけれど軽やかで楽しいプロダクトになりました。

*デザイン決定までの思考過程が描かれたラフ画 (提供:林篤弘さん)

 

見えない波紋を追い求める

K:
造形にあたり、こだわったポイントはどこでしょうか。

林さん:
スタンドの「波紋」部分ですね。


K:
プレゼンの段階では、波紋の部分が”丸(正円)”ですが、
完成品では、水がこぼれた時にできるような少し歪んだ形に変わっていますね。

林さん:
はい。最初は私自身が概念的に「波紋ですよ」というデザインを描いていましたが、
「なんだか、しっくりこない」という感想をいただきました。
パッと見た時に「本当の水みたい」「水が流れ出ている」という”リアルさ”を
目指した方がこのプロダクトは面白いのではないかという結論に至り、
「だったら、きちんと流れる水を観察しないといけない」と。

K:
なるほど。そこから探求が始まったわけですね。
具体的にはどのようなことをされたのでしょうか。

林さん:
まず、お風呂場で水を流しながら「厚み」を計測したり。

K:
おひとりで?

林さん:
ひとりで。地味にやっていました(笑)
実は、水の厚みは流す素材の性質(撥水性など)によって変化しますが、
今回はリアルさを追求しつつ、成形に耐えうる一番厚い状態の「3mm」を採用しました。

K:
波紋の形状はいかがでしょう。池や川にも行かれたと伺いましたが。

林さん:
厚みの計測は簡単だったんですが、波(波紋)の状態はなかなかよくわからなくて。
この観察にはだいぶ時間がかかりました。
水道の蛇口からジャーと水を流した時は真ん中の窪みは見えますが、
横への広がりは薄いので波の動きがあまり大きくならず、ほとんど見えない。

そこで、雨の日に川や池などに落ちる雨粒からできる波紋を観察したり、
デジタルカメラの高速連写で撮った画像を一枚づつ確認して
微かな波紋を見つけたりと、理想の形を追い求めていました。

K:
無理をしないあるがままの姿を受け入れつつも、大事なポイントはしっかり押さえる、
絶妙なバランス感覚を感じます。

*スタンドの形状の変化1:まったく波紋のないもの(左上)から歪みのあるもの(右下)まで、さまざまな形状が試行錯誤されていた。


*スタンドの形状の変化2:正円(左)の波紋とリアルな波紋(右)の対比。デザインの追及過程で、コップのサイズも変更された。

 


いつもと違う道を歩いてみつけた「覆水盆に返らず」

K:
「Oh!!」にはサブタイトルとして「覆水盆に返らず」という諺が添えられていますが、
このメッセージも「無理をしない」ということと共通点がありそうです。

林さん:
実は、この言葉は作っている過程で「Oh!!」の形から連想ゲームのように出てきたものなんです。
歩きながら考えることをよくするのですが、ある日水辺を歩いていた時に
「あれは、覆水盆に返らずじゃないか」とふと気が付きました。
「そうすると、色んなことがつながっていくぞ」と。

K:
なるほど、連想ゲーム。水のように流れがつながったんですね。

林さん:
そうですね。最初にゴールを決めて「こうやっていこう!」というよりも、
「コップを宙に浮かせたい」というアイデアから、形や言葉の連想が続いて、
水が流れて「あるべき場所に収まる」ようにコンセプトが決まったという印象です。

K:
これまでも、そういった連想や流れを感じたデザインはありましたか?

林さん:
「形状的にこうならざるを得ない」というある種の連想が生まれることはありましたが、
この「Oh!!」ほど最初から最後まで流れの中でできていくというのは、はじめてですね。
これまでは、やや語弊があるかもしれませんが、構造や仕掛けの面で工夫を重ね、
ある意味「無理をして」形を作っていくことが多かった。
「Oh!!」は構造的にはありきたりのものだけれど、無理をせずありのままを受け入れることで
新しい表現ができたと思います。

K:
その無理を「する」から「しない」への転換点はどこにあったのでしょうか。

林さん:
うーん。意図的に変えたというよりも、、、
例えば、毎日歩いている道があったとして、ふと横に違う道があることに気がついて
「こっちの道歩いてみたら、どうかな」という感じで行ってみたという。
それくらいの軽い気持ちだったと思います(笑)

K:
「ちょっと行ってみた」くらいの(笑)
ちなみに、途中で引き返そうとは思いませんでしたか。

林さん:
今、思い出しましたが、
私、結構早い段階で戻りかけました。

K:
なんと!
それでも進み続けたのはなぜでしょう。

林さん:
アッシュコンセプトさんへ最初にデザイン提案をした時に「ちょっと違う」という感想をいただいて、
その時はコンセプトやメッセージが明確になっていなかったので、すぐに改善点や代替案が出てこなかった。
でも「もう少し一緒に考えませんか」と言っていただけたので、まだ進めそうだと思えました。

K:
引き返さず、しっかり歩み続けていただけて、よかったです!
その後、約2年間にわたる開発期間で形状やサイズ感が具体的になり、機能性のあるプロダクトとして着々と製作が進行されていきましたが、この「覆水盆に返らず」というメッセージが林さんご自身から出たことで、発売に向けての本流につながりましたね。

林さん:
そうですね。いつもと違う道を歩いてみたから出たキーワードでした。
なので、この製品に関しては、半分は私のデザインですけれど、
半分はアッシュコンセプトさんのディレクションで出来上がったものかなと思っています。


過ぎたことを水に流す 軽やかさを

K:
「Oh!!」は、見た目の楽しさはもちろんですが、
ユーザーとしては、コップを戻す瞬間が最大の喜びポイントかなと思いますが、
いかがでしょうか。

林さん:
そうですね。
コップを置くことで、使う人自身がデザインを完成させられますし、
ピタッと止まらずに、くるくる回ったりと、揺らぎの中に愛嬌がありますよね。

K:
確かに、ちょっと生き物みたいな愛らしさも感じます。

林さん:
それに、コップの縁がスタンドに触れないので、衛生的に乾かせるという機能性もあるんですよ。

K:
すごい。よく見ると、コップとスタンドの間にわずかなすき間が!
軽やかでありつつ、使う人への心遣いがしっかり盛り込まれていますね。


*製品と同サイズの透明なコップを挿したもの。スタンドにコップの縁が触れていないのがわかります。

K:
それでは最後に、これから「Oh!!」に出会う方へ一言お願いいたします。

林さん:
特に使う人を限定していませんが、子どもたちにも伝わるデザインだと思うので
「歯磨き、めんどうだな」と思うときに「Oh!!」と一緒にその時間を楽しんでほしいです。
それから、日々暮らしていると失敗したり、あれこれ悔やんだりすることもありますけれど、
「Oh!!」を眺めながら、「過ぎたことは水に流そう」と前向きな気持ちになってくれたら、うれしいです。

K:
この「Oh!!」のデザインで、少しでも笑顔からはじまる朝を届けられたら素敵ですね。
本日は貴重なお話しありがとうございました。

 

Oh!! の製品ページはこちら >>

【#コネコカップチャレンジ2021冬】@Youtube LIVE配信

日本の猫の日といえば、2月22日。
「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝し、猫とともにこの喜びをかみしめる」記念日です。

KONCENTでは猫と暮らしている方もそうでない方も一緒に、
この記念日をお祝いするイベントとして「#コネコカップチャレンジ2021冬」を開催!

猫の日の翌日、2/23(火・祝)に KONCENT公式Youtubeチャンネルにて、
皆さまのチャレンジをご紹介するLIVE配信を行いました。
当日のLIVE配信の様子と「ベスト オブ コネコカップ」受賞作をお伝えいたします。
*「#コネコカップチャレンジ2021冬」の概要につきましては、こちらからご覧いただけます。

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2/23(火・祝) 午前

LIVE配信前日(2/22)が”猫の日”、そして受付の締切日ということもあり、
前夜に駆け込み投稿をされる方が多数!
当日の朝は、皆さまからいただいた投稿の最終チェック、
そして、森井さん特製の「招きねこ」抽選会用のネコくじ作成から始まりました。

*コネコカップのシルエットを模した特製「ネコくじ」。KONCENTスタッフが皆様の当選を願いながら、1枚1枚ていねいに作りました。



午後1時過ぎ

コネコカップのデザイナーである森井ユカさんご到着。
まずは、「ベスト オブ コネコカップ」をお選びいただきます。
どれも魅力的な投稿ばかり。今回も1作1作にじっくり向き合っていただきました。


*皆様のチャレンジのごく一部を抜粋。



午後3時

KONCENT初のYoutube Live配信の開始です。
森井さんにはゲストととして、ご出演いただきました。


*前回に引き続き、森井さん(右)のメイクもばっちり決まっています。
    配信時には、感染症対策として、手指の消毒、アクリルパネルの設置・マスクシールドの着用を行いました。





まずは森井さんへ「ネコカップ」「コネコカップ」のデザインについてお話しを伺いつつ、

前回の「#コネコカップチャレンジ2020」をふりかえります。

 

*「#コネコカップチャレンジ2020」をInstagram投稿を見ながら、ふりかえりました。夏らしい素敵な投稿ばかり!





つづいて、「#コネコカップチャレンジ2021」。

今回は、ご投稿いただいたすべての作品を森井さんのコメント付きでご紹介!
チャレンジをされた方は、ぜひ、Youtubeの映像をチェックしてみてくださいね。

*「#コネコカップチャレンジ2021冬」は、InstagramとTwitter の投稿をご紹介しました!



さて、いよいよ「ベスト オブ コネコカップ」の発表です。
今回は「子ネコ料理部門」「子ネコ造形部門」「ねこも一緒部門」に加え、
冬季限定「雪ネコ」部門」の4部門でお選びいただきました。


まずは、子ネコ料理部門。
「ベスト オブ コネコカップ」に選ばれたのは、こちら。

@ valeria_rossi_stylist さん 『子ネコアイスバー』from Italia

森井さん:
イタリアからご応募のアイスキャンディーです。
夜景に映える。うつくしい冬のアイス。
私、小さい頃に、炬燵の中であえて冷たいアイスを食べるのが好きだったんですよ。
そういう懐かしさを感じたりと、これがイタリアではなくても、どこであっても、
心に残るような作品でした。ありがとうございました。

.
@ valeria_rossi_stylist さん(LIVE配信後コメントをいただきました)
February 22, I received an email from my friend in Tokyo.
“We would like it if you took part in the Koneko cup challenge”.

The 22 was the dead line.  But it’s the 22nd!!!!!
It’s already 4 p.m. and I have a few hours left.
More or less complicated idea but which we think can work. 

I start with concoctions of water and drops of definitely expired food coloring
and created a lot of colors combinations.
First the red goes out of the freezer, then the neutral goes out of the freezer and the toothpick,
to conclude with the green and out of the freezer… there are: THE ITALIAN FLAG!!
A tribute to our Italian spirit and to the love that the Japanese have for us.

February 23, I received some unexpected messages
“You are the winner. Necocup challenge. Arigato omedeto daisuki. We Proud of you!”
I stared to shut and I couldn’t stop to say “I can believe, I can believe…I won! Our Japanese friends are so happy and proud of us”
Thank you for the opportunity.


次いで、子ネコ造形部門の「ベスト オブ コネコカップ」に選ばれたのは、こちら。

@ tyabu さん 『ハンドソープ子ネコ』

森井さん:
コネコの石けんです!
私もバスボムやチョコレートなど、コネコカップでいろいろな造形をしていましたが、
まだ石けんではやったことがなかったんです。

今の手洗いをよくするという状況にもぴったりですし、可愛いから使ってみたくなるという、
素晴らしいアイディアでした。ぜひ、私も作ってみたいと思います。

.
@ tyabu さん
(LIVE配信後コメントをいただきました)

「コネコ石鹸」選んでいただき、大変嬉しく思います。
おうちでコネコカップを触っていたら、撫でやすいサイズと気が付き、
ついつい撫でたくなる石鹸があればいいなと思い作成しました。
グリセリン石鹸200gを電子レンジで溶かし、固めました。
アロマオイルや色を混ぜたりして、好きな模様の子ネコが作れるので今後は試行錯誤してみたいです。


続いて、猫もいっしょ部門の「ベスト オブ コネコカップ」に選ばれたのは、こちら。

@ karinsama_n さん 『ねこも一緒に合同バースデー!』

森井さん:
(チャレンジに参加してくれた)全部の猫にあげたい!と思ったのですが、
4匹の猫たちに心をつかまれました。
猫ちゃんが勢ぞろい。よく揃って撮影できましたね!
まだハーフバースデーということなので、ぜひ4匹揃って長生きしてほしいなと思います。

.
@ karinsama_n さん(LIVE配信後コメントをいただきました)
数多くの作品の中、受賞のお知らせ頂いたときは嬉しくてテンション上がりました!
本当にありがとうございます。
ハーフバースデープレートなので猫たち全員集合で撮ったものです。
コネコカップ一目惚れし、絶対に猫たちのバースデープレートに使おうと思って購入しました。
猫用のクリーミーリッチにゼラチンで固めたものは、キレイに猫型に気持ち良く取れ、
ぷるんぷるんに揺れ、
猫たちが食べてる様子はとても可愛いです!


最後に、雪ネコ部門の「ベスト オブ コネコカップ」に選ばれたのは、こちら。

@ shu_cra さん 『雪コネコ in カマクラ』

森井さん:
雪で作ったカマクラの中に入っている雪ネコちゃんですね。
これだけ小さな かまくらを、きれいな半円(丸)に作るのって、かなり大変だったのではないかと思います。その中に雪ネコをうまく入れられたのも素晴らしい。
これが道端など、人の目に触れられるところに作ってあったら、皆が幸せになれると思いました。

.
@ shu_cra さん(LIVE配信後コメントをいただきました)
「雪ネコ部門」ベスト オブ コネコカップ受賞嬉しいです!ありがとうございます!!

カマクラ→コネコの順で作りました。
コネコカップで作ったコネコを崩さないようカマクラの中に配置するのがなかなか大変で、
3回目でやっと成功しました。
寒くて指先の感覚がなくなりながら撮影した甲斐がありましたヾ(ΦωΦ)/
今後もネコカップ、コネコカップ遊びに励みたいと思います。




以上の方が「ベスト オブ コネコカップ」を受賞されました。
おめでとうございます!!

こちらの4名の方には、KONCENTより
「KONCENT Web shopお買い物券」をプレゼントいたしました!



そして、ここからは、チャレンジに参加していただいた方全員にチャンスがある
森井さん特製「招きコネコ」の抽選会です。

森井さん:
モデルはコネコカップです。
コネコカップの色(ホワイト・ベージュ・ブラック)に合わせて、3匹。
コネコカップが招き猫になって、皆さまのところに幸福が来るようにと願いを込めて作りました!

この抽選会では、投稿順に割り当てられた番号を書いた”ネコくじ”を使用。
森井さんに”ネコくじ”を
引いていただき、その場で該当の番号の方の画像をご紹介しました。

まずは、おひとりめの方はこちら。

@ neko.to.risu さん(LIVE配信後コメントをいただきました):
イチゴねこ・アップルパイねこ・リアルねこ、とマトリョーシカスタイルで並んでもらいました。ものすごく警戒してにおいを嗅いでるリアルねこと、されるがままのアップルパイねこの表情の差がお気に入りです。

ちなみにアップルパイねこは、煮たリンゴを詰めていったん冷凍し、パイ生地に包んで焼きました。1匹にりんご1.5個分くらい入ってます。でもさすがに詰めすぎたのか、実はお尻がちょっと割れてます…。

続いて、おふたりめの方はこちら。

@ tms_staffvoice さん(LIVE配信後コメントをいただきました):
手間はかかりましたが、コネコカップでアレンジすることによって

日常の昼食にワンポイントアクセントが加わった楽しい昼食をイメージしました。
チャーハン、ピラフ、チキンライスの方は、どうせだったら炒め物全部を一気にやったら面白いのではと、思いました(笑)。

最後に、三人目の方はこちら。

M.H. さん(LIVE配信後コメントをいただきました):
最近、コロナウイルス不活性化が研究されている草津温泉に、たくさんお客様が来るといいなぁと思って撮りました。
本当は、雪で無限ネコを作りたかったのですが、生憎の雨で断念。
でも、コネコちゃんが、汗ばんだ色っぽい感じで、気に入っています。
世界がウイルスじゃなくて、ネコで埋め尽くされるといいのにね。


 

以上の3名様に「招きコネコ」をプレゼントいたしました。
ぜひ、コネコカップと一緒に可愛がってくださいね!



最後に森井さんより「#コネコカップチャレンジ2021冬」についてコメントをいただきました。

森井さん:
本当に素晴らしいチャレンジばかりでした。
みなさまのチャレンジのおかげで、ほんの数歩ではありますが、よりよい世界に向けて前進していると感じました。
これからも、世の中のためにコネコカップで可愛いネコがたくさんできたら、いいなと思っています。ハッシュタグ(#コネコカップ)をつけていただければ、必ず拝見いたしますので、ぜひチャレンジを続けていただけると嬉しいです。





改めまして「#コネコカップチャレンジ2021冬」に

ご参加いただいた皆さま、応援いただいた皆さま、ありがとうございました。

2020年から続くコロナ禍。
まだまだ予断を許さぬ状況ではありますが、
今後も“コネコカップと過ごす毎日”を楽しんでいただけると幸いです。

なお、LIVE配信につきましては、下記URLより再視聴いただけます。
●再視聴用URL:https://youtu.be/x80YIINAoIE
(KONCENT公式Youtubeチャンネルにつながります)

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【#コネコカップチャレンジ2021冬】小物使いで気軽にチャレンジ!

コネコカップをお迎えした。
コネコカップチャレンジに参加したい!
けれども、チャレンジの内容が思いつかない!
あまり難しいことはできなさそう!

そんなコネコカップユーザーにオススメなのが、「小物使い」!
今回は、KONCENTにある手のひらサイズのアイテムとコラボレーションしてみました!

コネコのむちっとした首周りに紐をかけて、ハレの日を演出してみたり、 
*soil 「カガミモチ(Sサイズ)」とあわせてみました。

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コネコのとんがり耳を活かして、小物を帽子風にかけて”おめかし”してみたり、


*+d 「HEART」とあわせてみました。

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もしくは、コネコと小物を合わせることで、ちょっとした物語を作ってみたり。


*+d 「Capmen」とあわせてみました。

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まずは、悩む前に手を動かしてみること!
ご自宅やワークスペースなどにある小物とコネコカップを組み合わせて、写真をパチリ。
いつの間にか夢中になっているはず。

ぜひ、思い思いのコネコカップチャレンジを楽しんでくださいね!