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6/26(日)KONCENT KITTE丸の内 臨時休業のお知らせ

いつも KONCENT KITTE丸の内をご利用頂き誠にありがとうございます。

JPタワー施設点検によりKONCENT KITTE丸の内は、6/26(日)を休業とさせて頂きます。
ご迷惑をおかけしますが、ご理解の程お願い申し上げます。

なお、KONCENT
駒形本店、Bunkamura渋谷、東京ミッドタウン(六本木)、東京ミズマチは通常営業しております。 
SHOPリストは こちら

 

KONCENT KITTE丸の内
〒100-7003 東京都千代田区丸の内2-7-2
JPタワーKITTE丸の内3階
Tel 03-6206-3115 

5/27(金)〜29(日) 街歩きイベント「モノマチ」に出展!@KONCENT 駒形本店

5/27(金)、28(土)、29(日)の3日間で開催される
台東区南部エリア一帯での街歩きイベント「モノマチ」に、KONCENT 駒形本店が参加いたします。

「モノマチ」とは、古くから製造/卸の集積地としての歴史をもつ東京都台東区南部エリア(御徒町~蔵前~浅草橋にかけての2km四方の地域)を歩きながら、「町」と「モノづくり」の魅力に触れていただくイベントです。
イベント詳細は下記をご覧ください。
モノマチ HP:https://monomachi.com

モノマチ期間中、店頭イベント
「ネコをたくさんつくって写真を撮ろう!」を実施いたします。
+d『ネコカップ』『コネコカップ』で実際にネコをつくり、お写真に撮ってお楽しみいただけます。
皆さま、この機会にぜひお越しくださいませ。
(参加無料・予約不要)

開催期間:5/27日(金)、28(土)、29(日)
営業時間:11:00~19:00

KONCENT 駒形本店
〒111-0043 東京都台東区駒形2-6-10
TEL:03-6802-8433

都営浅草線「浅草駅」A2b出口より 徒歩 約2分
東京メトロ銀座線「浅草駅」4番出口より 徒歩 約6分
都営大江戸線「蔵前駅」A7出口より 徒歩 約5分

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*新型コロナウイルス感染予防に対する取り組み

会場では、お客様ならびにスタッフの健康と安全に細心の注意を払って営業いたします。

・手指消毒液の設置。
・接客時のマスク着用。
・レジカウンターへ飛沫感染防止シート設置。
・混雑時にはお待ちいただく場合がございます。
・スタッフの手洗い、うがい、手指消毒の他、体温チェックと記録等、体調管理の徹底をいたします。

*ご来店のお客様へのお願い

・入店時はマスクの着用をお願いします。
・入店前のアルコール消毒をお願いします。

何卒ご理解ならびにご協力を賜りますようお願い申し上げます。
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【KONCENT】1/6(木)一部店舗の営業時間変更のお知らせ

※1/6(木)17:15更新

いつもKONCENTをご利用いただきありがとうございます。
降雪による天候悪化に伴い、一部店舗の営業時間を変更させていただきます。

○KONCENT駒形本店
  営業時間:1月6日(木)11:00~17:00

○KONCENT Bunkamura渋谷
  営業時間:1月6日(木)10:00~18:00

皆さまには大変ご不便をおかけいたしますが、ご了承いただけますようお願い申し上げます。
足元が非常に悪い状況でございますので、皆さまもどうぞお気を付けください。

2022年1月6日

【KONCENT Web shop】サイトリニューアルに伴う、パスワード再設定のお願い

いつも KONCENT をご利用いただき、誠にありがとうございます。
この度、皆さまにより見やすく、より快適にご利用いただけるサイトを目指し
2021年12月22日(水)に「KONCENT Web shop」をリニューアルいたしました。

旧サイトでご登録いただいた「会員情報」につきましてはデータ移行を行っておりますが、
これまでログイン時にご利用いただいていた「パスワード」は紐づけがされておりません。

その為、会員の皆さまには、お手数をおかけいたしますが、
リニューアル後のサイトへ ログインいただく際には、「パスワードの再設定」をお願いいたします。

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■ パスワード再設定手順 ■

(1)再設定は下記リンク先から「パスワードの再設定」ページ へ アクセスします。
(1)パスワードの再設定はこちらから
(2)ご登録のメールアドレスとお名前を入力して送信ボタンをクリックしてください。
(3)画面上に「8桁のキー」が表示されますので、メモをお取りください。*キーの有効期限は30分以内です。
(4)ご登録のメールアドレスに「パスワード再設定ページURL」を記載したメールをお送りいたします。
(5)メールに届きました再設定ページ(仮パスワードを発行するURL)をクリックしてください。
(6)  (3)で表示された「8桁のキー」と「新しいパスワード」を入力し「変更する」ボタンをクリックします。
(7)KONCENT Web shopのトップ画面より、ログインをお試しください。

 * 旧サイトでの 会員様情報・保有ポイント共に、リニューアル後のKONCENT Web shopに移行されております。
 * リニューアル後のKONCENT Web shopでは、ご登録いただいた「メールアドレス」がログインIDとなります。
 * 同一メールアドレスでの重複会員登録はできません。
 * メールでのご案内(タイトル:【KONCENT Web shop】サイトリニューアルのご案内)にて、 既にパスワードを設定済みの方は再設定は不要です。

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■ 新規で会員登録をされる方 ■

・パスワードの再設定は不要です。下記リンク先から「新規会員登録」へ アクセスしご登録ください。
(1)新規会員登録はこちらから
 *既にKONCENT Web shopでご登録済みのメールアドレスによる新規会員登録は出来ません。
 *恐れ入りますが新しいメールアドレスにて会員登録をお願いいたします

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本件につきまして、ご不明点・ご質問がございましたら、お問い合わせ窓口までご連絡ください。
お問い合わせ窓口:info@koncent.jp

今後とも、KONCENT各店ならびに、KONCENT Web shopをよろしくお願いいたします。

 

 

 

KONCENT非公式トーク!! 第5回 +d『マスクノイエ』

台東区の駒形にあるアッシュコンセプト本社では、さまざまな部署のスタッフが集まって、製品の企画や開発、販売戦略などに関する会議が行われています。その現場に極秘潜入して、こっそりと話を聞いてみようというこの企画。

5回目となる今回ピックアップしたのは、2021年4月に発売された +d『マスクノイエ』。コロナ禍で暗くなった世の中を明るくするために、デザイナーであるGentaChie(ゲンタチエ)のお二人がアッシュコンセプトへ持ち込んでくれたことをきっかけに製品化されたアイテムです。ではいつもの通り、入り口のドアをそ〜っと空けて、会議室に入ってみましょう……。

<今回の参加者>
KONCENT Staff Aさん:広報担当
KONCENT Staff Bさん:広報担当
KONCENT Staff Cさん:製品開発担当
KONCENT Staff Dさん:製品開発担当
KONCENT Staff Eさん:KONCENT 店舗担当

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【テーマ1】「1人に1個」は、愛がゆえ!?

KONCENT Staff A(以下:A):
今日はGentaChieさんによる『マスクノイエ』をピックアップします。まず売り上げの一部を医療従事者へと寄付するという取り組みも行っているこの製品は、どのように生まれたのですか?

KONCENT Staff C(以下:C):
デザイナーであるGentaChieのお二人が、憂鬱なコロナ禍の中で「何か自分たちでできることはないか」と考えた結果、自分たちを守ってくれているマスクをきちんと収納できる場所をつくるべきだという結論に至って、デザインしてくれたんだよね。最近になってまた感染者が増加している欧米諸国と違って、日本がこれだけ収束させることができた理由は、ワクチンはもちろんながら、「みんながきちんとマスクをしている」ということもあると思う。つまり誰もがマスクに守られているんだよね。だからそのマスクにもちゃんとした居場所をつくってあげたいという思いで製品化を決めました。

KONCENT Staff D(以下:D):
あの時、最優先で開発を進めましたよね。

C:そうだったね。やはりコロナ禍で暗くなってしまった世の中を、デザインで少しでも明るくしたいっていう強い願いがあったから。それに医療従事者の方たちが本当に大変な思いをされていたので、なんとかそのチカラになりたくて製品化を急ぎました。

KONCENT Staff E(以下:E):
発売と同時に、クリエイターの方々に参加してもらったキャンペーンもスタートさせて、それも話題にもなりましたね。
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*『マスクノイエ』をキャンパスに見立て、人気クリエイターに自由に表現してもらいました。

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A:では早速ですが、実際に使ってみた感想はどうですか?

KONCENT Staff B(以下:B):
私は使い捨ての不織布のマスクを使っているので、意外と家では使い道がなかったんです。それもあって、会社のデスクに置いて、ご飯を食べる時とか、飲み物を飲む時とかにマスクをかける一時的な保管場所として使っています。オフィスで食事をしている時、急に誰かがデスクに来たとしても、サッとマスクをつけられるので、とても便利です。

A:布製のマスクと違って、使い捨ての不織布マスクは折り畳めないから、『マスクノイエ』への使用対象にはしていなかったのですが、意外とかけられますよね。

B:そうなんです。最近はマスクをかけることにも慣れてきて、顔に装着してからではなくて、先に半分に折ってから着けるようになりました。それでより『マスクノイエ』にもかけやすくなるんですよね。

A:それ、分かります。顔に着けてから鼻の部分を指でギュッとすると、きれいに半分のところで折れないことがあって、ちょっとカッコ悪いんですよね。だから私も先に真ん中で折ってから着けていますよ。
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*不織布マスクだって、ほらこの通り。在宅ワークでも大活躍します。

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A:私は先日、親戚が入院したので、その時にプレゼントしたら病室で使ってくれました。食事の時にマスクの置き場所がないという問題が解消されて、すごく助かったみたいですよ。

C:ということは、1人が1個ずつ持っている状態で、学校の給食の時間に使う、なんていうのもいいかもね。

A:そう思います。形状がスマートでかさばらないから、使わない時には教室の後ろの棚の上にズラッと並べておいて、給食の時間になったら、みんなが取りに行くという方法ですね。
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*側面についた穴がポイント。指をひっかけられて、ストレスなく引き出せます。

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E:確かに「1人に1個」がいいですよね。例えば飲食店に置いてあったとして、知らない人がかけたであろう後に、自分のマスクをかけるのは誰だって抵抗があるから。

D:そうですね。私も元々1つ持っていて、2つ目を入手して夫用と分けたんです。夫のマスクと自分のマスクが重なるのがイヤだから。

C:え! 旦那さんに対して、なんだか冷たい!!(笑)

D:いやいや、違います。愛がゆえです!愛!! 万が一、自分が感染した時に、夫にも感染させないように!

C:え〜、本当かなぁ……(笑)

D:本当です! 愛です!!

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*たとえば夫婦で色分けして楽しむのも◎ もちろん”愛”がゆえ!

 

【テーマ2】マスクだけじゃない。使い方も楽しみ方もそれぞれに!

B:先ほど「1人に1個が望ましい」といった話が出ましたが、私の知り合いの美容院では、席ごとに『マスクノイエ』が置いてあって、お客さんが使うたびにアルコール消毒をしているようですよ。

C:なるほど。そういう使い方もあるんだね。美容院に行くと、髪を切っている間に着ける用の使い捨てマスクをもらえるけれど、自分が着けてきたマスクを置いておく場所がなくて困るよね。

E:たしかに目の前で毎回「シュッシュッ!」って除菌をしてくれれば、使ってもいいかも。

D:ということは、玄関に置いて、帰宅してから次の朝までマスクをかけておくという元々想定していた使い方ではなく、玄関以外の場所で一時的な保管場所として使う人の方が多そうですね。

A:私は玄関にも置いていましたよ。内側にちょっとした小物なら収納できるスペースがあるので、マスクと一緒に虫除けスプレーも置いていました。家の近くにある公園にジョギングに行くんですが、虫が多い場所があるので。

B:なるほど。マスク以外にも使えるってことですね。

C:僕も玄関に置いておいて、鍵をぶら下げるために使っていたよ。外出する時に忘れてはいけないものをまとめて収納しておくのもいいよね。

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*一緒に使うものは、近くにおいて置く。これ、上手な収納法の大原則です。

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A:もうひとついいなと思ったのは、丸洗いできることですね。やっぱり肌に触れるものをかけるし、子どもも使うから、衛生的に保つ必要があります。

B:あと子どもという視点で考えると、ここに絵を描いたりマスキングテープでデコレーションしたりして楽しむこともできますよね。元々がとてもシンプルなデザインだから。

A:うちの子どもは、内側のスペースにスマホを入れて動画を見たり、中にライトを入れて窓からこぼれる光を見ながら本物の家っぽく装飾したりしていましたよ。

C:そう言えば「コンセントカバーに使えないか」という声もあったよね。壁についているコンセントって、ちょっと不恰好だから、そこにかぶせるように『マスクノイエ』を置いて、窓 にコードを通すっていう。もちろん『マスクノイエ』に合った高さにあるコンセントじゃないと難しいかもしれないけど。

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マスクノイエ クリスマス
*内側にライトを入れれば、間接照明に。さまざまな楽しみ方が可能です。

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A:みなさんの話を聞いていると、マスクを入れるという機能だけでなく、色々な使い方や楽しみ方があると分かりますね。

E:僕も家の中にある観葉植物と並べて楽しみましたね。

A:え?

E:すっごく相性がいいんですよ。グリーンと『マスクノイエ』。

B:ん??

E:森の中にたたずむ家っていう感じが出るんですよね。

D:中に何も入れず、ただ『マスクノイエ』を置くだけってことですか?

E:そうです。僕も使い捨ての不織布マスクを使っていて、家だと一時保管する必要もないので。ただただグリーンの横に置くだけです。すごくいい感じでインテリアと馴染みますよ。

D:それは……

B:別に『マスクノイエ』じゃなくてもいいような……

A:まあまあ(笑)。今後マスクが必要じゃなくなったとしても、楽しみ方はあるってことですよね。そんな世の中に早く戻ってほしいですね!

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*ここまで装飾・演出ができれば、あなたはもう立派な『マスクノイエ・マスター』!!


*壁につければ、見せる収納に。リズム感に溢れる壁画インテリアに早変わりします。

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+d | マスクノイエ


「マスクノイエ」特別対談

 

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KONCENT非公式トーク!! 第4回 tidy『WipeCloth』

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台東区の駒形にあるアッシュコンセプト本社では、日々、さまざまな部署のスタッフが集まって、製品の企画や開発、販売戦略などに関する会議が行われています。その現場に極秘潜入して、こっそりと話を聞いてみようというこの企画。

4回目となる今回は、キッチンにお風呂、おトイレ、そしてお部屋と、さまざまな空間のお掃除アイテムを展開する『tidy (ティディ)』の新商品がピックアップされているようです。年末の大掃除で苦しまないためにはどうすればいい? さあ入り口のドアをそ〜っと空けて、会議室に入ってみましょう……。

<今回の参加者>
KONCENT Staff Aさん:広報担当
KONCENT Staff Bさん:広報担当
KONCENT Staff Cさん:製品開発担当
KONCENT Staff Dさん:製品開発担当
KONCENT Staff Eさん:KONCENT 店舗担当

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【テーマ1】手軽で衛生的。臭わないし、手もカサカサしないスグレモノが新登場。

KONCENT Staff A(以降:A)
今日はこれからやってくる大掃除の時期に向けて、お掃除アイテムを取り上げます。

KONCENT Staff E(以降:E)
とにかく僕はもうお風呂の“カリカリ汚れ() ”と格闘するのはイヤだ!
*カルキなどが固まった状態

KONCENT Staff B(以降:B)
分かります! 私も「エプロン」と呼ばれる浴槽の横の部分のスキマのカリカリが最近の悩みの種なんです。

KONCENT Staff D(以降:D)
お風呂場にカリカリ、発生しますよね。本当にとれない、アレ。

A:まさかのカリカリで盛り上がりを見せていますが、今日はこちら。tidy (ティディ) の新製品『WipeCloth (ワイプクロス) 』です。これはどういったモノなんですか?

 C:まずtidyは『株式会社テラモト』という清掃用品における国内トップメーカーとアッシュコンセプトがコラボレーションすることで生まれたブランド。すでにたくさんのお掃除グッズがリリースされています。

B:お風呂で使うものとして、水滴をとるための『Squeegee (スキージー) 』や『WashCloth (ウォッシュクロス) 』、『BathSponge (バススポンジ) 』なんかも人気ですよね。


D
はい。今回、そのテラモトさんが業務用で採用されている『TioTio®︎加工() 』
という触媒によって雑菌が繁殖しづらい加工を施したマイクロファイバークロスを、開発部のメンバーで使ってみたんです。水で濡らして、絞ってから拭くと、家の汚れが簡単にとれて、すごくキレイになったので、「これはいいね」という話になり、開発へと進めました。
*ハイブリッド触媒®︎TioTio®︎ PREMIUM:加制菌・抗菌防臭効果を発揮する多機能型触媒を使用した加工剤

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KONCENT Staff C
(以降:C)
なんと言っても手触りだよね。マイクロファイバークロスって、先端部分の繊維を熱でバラバラにさせて超極細に仕上げることで、表面の汚れがとれるようにするんだけど、繊維に細かいエッジが付いているから、汚れがよくとれる代わりに、一緒に手の油分も吸収しちゃうのか、使っているとカサカサになってしまう。でもこの『WipeCloth』は、ウレタン加工を施されているから、それがまったくないんだ。手と繊維の間に、もう1膜ある感じかな。僕はこれまで20年近くにわたってたくさんのマイクロファイバークロス製品をつくってきたけど、こんなのは初めて。
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*生活空間の気になる部分をさっとひと拭き。

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A
:なるほど。拭いた部分がとてもキレイになるし、手もカサカサにならないと。

D:あとTioTio®︎加工の制菌効果で、臭くなりにくいっていうメリットもあります。このTioTio ®︎加工は、大阪大学ととある民間企業が共同で開発してもので、一般に流通している商材ではテラモトさんしか使えないっていうくらい、使用範囲が厳しく管理されている技術なんです。

B:つまり汚れを拭きとった後、そのまま干しておいても、臭いが気にならないってことですね。

D:まったく臭いが出ないわけではないですけどね。特に有機系のゴミが出る場所、つまりキッチンで使うと、菌が繁殖しやすくて、臭いは出やすいようです。

A:でも基本的には水回りに使うものですよね?

C:そうですね。あと洗面所の鏡にもおすすめ。歯を磨いても、顔を洗っても、必ず水が飛び散るから。『WipeCloth』を使えば、洗剤も使わずにすぐにキレイになるんだ。

E:鏡に使っても傷はつかないんですか?

C:超極細繊維が汚れだけを取り除く時に、ガラスや鏡はその繊維より表面の硬度が高いから、理論上は傷つかない。ただ、パソコンのモニターなど、液晶画面やくもり止め加工されたものに対しては、使えません。
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*水分や汚れだけを拭き取り、キズはつけないから、ガラスや鏡にもオススメ。

 

【テーマ2】天敵は“放置”。意外と面倒じゃないから毎日やってみて!

A:ではみなさん、実際に使ってみての感想はいかがですか?

B:私は洗面所で使いました。夫が使った後って、いつも洗面台がビッシャビシャになっているんですよね。それを拭いています。確かにちょっと置いておいても、ぜんぜん臭くなりませんでした。

C: TioTio®︎加工の制菌効果だね。普通のフキンだと、ちゃんと乾かさないと、菌がわいて臭っちゃう。

 A:衛生的に使えるのはいいですよね。お掃除をするためのもの自体が汚かったら、本末転倒だから。

B:それに臭いが気にならないだけではなくて、乾きもすごく早いんです。

E:つまり水分を拭きとるのと、汚れをとってキレイにするっていう2つの目的で使えるってことか。


*水アカ対策の基本は、水分を放置しないこと。

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A
:私はお風呂場で使いました。入口の扉が折り畳み式で、その隙間が石鹸の跡とかで汚れて、ザラザラになってしまうんですよね。

B:あー、分かる! カリカリ以外でも、お風呂場の汚れって、ほんとヤッカイですよね。

A:『WipeCloth』は、薄いのですんなりと隙間に入っていきました。

B:確かに細かい部分の掃除に適していますよね。特にそういう所こそ、汚れが残りやすいから。

E:僕もお風呂場で。水で濡らした後にギュッと絞ってから鏡を拭くと、水の筋が残るんだけど、それがス〜ッと消えていくんです。あれはすごく不思議だったな。
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*薄くて柔らかいので、形状が複雑な部分を拭くのにも活躍します。

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B
:あと私はキッチンの水栓部分にも使って、すごくよかったですね。簡単にピッカピカになりました。

C:それって、お家は新しいの?

B:はい。新築ですね。

C:そうだよね。やっぱり古い物件だと、カランについた汚れとか、お風呂のカリカリとか、いくら『WipeCloth』で磨いても、キレイにならない汚れもあるから。

E:ってことは、やっぱりお風呂のカリカリはとれないんですか?

C:う〜ん、カリカリの度合いにもよるけど、すべてがとれるわけではないだろうね。そもそもカリカリをとる目的のものではないから。

D:でもお風呂から出る時に毎日『WipeCloth』でサっと拭けば、かなりキレイな状態が保てますよ。

E:え、お風呂上がりに毎日!? めんどくさい!

D:いや、そこまで厳密じゃなくていいんです。本当にササっとやるだけ。ぜんぜん大変じゃないですよ。それだけで、すでについてしまっているカリカリはとれなかったとしても、新しいカリカリは出てこないと思います。

B:私もこれをいただいてから、シンクの周りを毎日拭いていますよ。

E:そうか。つまり放置するのがダメなんだね。

D:そうなんです。できるだけお風呂やシンク周りに水滴を残さないのがポイント。その放置が、年末の大掃除で自分を苦しめるんですよ。

A:毎日お風呂から上がる時に、『Squeegee』をやるだけでもだいぶ違いますよね。

C:そうそう。でも『Squeegee』よりも、さらに効果があるかもしれないね。なぜなら『Squeegee』は壁に対して面と面で接するから、どうしても水滴が残るでしょ? 『WipeCloth』はどんな部分でも簡単にきちんと拭けるから。

E:ん〜、でもやっぱり僕は面倒だから、お風呂場の換気扇、12時間マックスで!

D:まあそれもいいですけど……。換気扇による乾燥って、本当にものすごい長い時間をかけて水滴が落ちていっているんですよ。

E:え、そうなの? じゃあやっぱり僕も『WipeCloth』で、、、毎日……、あー、やっぱりでも無理!面倒だ!!

D:じゃあもういいです(笑)

A:毎日のちゃんとしたお手入れで、長い間 気持ちいい環境が保てます。カリカリが出来てから、それを取るのではなく、プレクリーン(汚れないようにする事)が長持ちの秘訣です!

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*tidyのお風呂掃除グッズで、毎日のリラックスタイムをさらに快適に!!

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tidy | WipeCloth

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tidyシリーズ

Design Story Gulliver Frame

2020年に開催された「h concept DESIGN COMPETITION」のテーマは、”ひとめ惚れ”。

人との出逢いはもちろん、モノとの出逢いにも、デザインや機能、アイデアやバックストーリーなど思わず心惹かれてしまう”ひとめ惚れ”が存在します。

そんな”ひとめ惚れ”してしまう生活用品として応募されたデザインは、総数362点。
その中から選出された3点が2021年秋、+dの新製品として発売されます。

この通称+d「ひとめ惚れシリーズ」から、今回は『Gulliver Frame』のデザイナーである熊谷 英之さんにお話しを伺いました。

・この取材は2021年10月中旬に行ったものです。
・新型コロナウイルスの感染リスクを減らすため、最小限の人数で取材・撮影、スタッフのマスク着用などの対策を行っています。
撮影時のみマスクを外していただいております。

 

Gulliver Frame の製品ページはこちら >>


“ひとめ惚れ” を「探す」デザイン

+dでは、『Leaf(リーフ)』のデザインも手掛けられている熊谷さん。
今回はご自宅へお邪魔し、お話を伺いしました。木調の明るい室内でゆったりとした時間が流れる中、話は進んでいきます。


*「Gulliver Frame」 のデザイナー熊谷 英之(くまがい ひでゆき)さん

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KONCENT STAFF(以下、K):
こんにちは。本日はよろしくお願いします。
今回、「h concept DESIGN COMPETITION(以下、アッシュコンペ)」にご応募いただいたことがデザインのきっかけになったと思いますが、”ひとめ惚れ”というテーマについて、どんな印象を持ちましたか?

熊谷 英之さん(以下:熊谷さん):
“ひとめ惚れ”、、、なかなか言葉にしにくいですよね。
「ぐっ」と来るというか、なんか「さらっ」と流せる感じじゃないもの、と思っていて。
だから、”ひとめ惚れ”を出発点にデザインするよりも、自分が好きなモノや作りたいモノと”ひとめ惚れ”との「接点」を探すという方法がしっくりくるだろうな、と考えていました。

K:
なるほど。今回は、どのようなモノが先にあったのでしょう?

熊谷さん:
もともと、素材として「レンズ」に興味があって、いろいろ調べていました。
小さなものが大きく見えたり、歪んで見えたり、様々な見え方があることを知って、これ(レンズ)を使って何か作りたいなということを考えていた。

K:
そのレンズと”ひとめ惚れ”がつながったのは、なぜでしょう?

熊谷さん:
ちょうどアッシュコンペについて考えていた時に、当時3歳の息子が生れてはじめて手にした「虫眼鏡」で、いろいろ覗いて遊んでいる姿を見て「あ、これだ!」と(笑)
レンズを使えば「”ひとめ惚れ”を探すことができる」と思ったんです。

K:
いいタイミングで「虫眼鏡」をゲットしてくれましたね。

熊谷さん:
そう。本当にラッキーだった(笑)

K:
そんな偶然が重なった『Gulliver Frame』ですが、今回の応募作品の多くが “ひとめ惚れ”する「対象」である中で、熊谷さんは “ひとめ惚れ”する「対象を探す」という別の視点でデザインされているのが、印象的でした。
ちなみに「飾る」ということも、最初から想定されていたのでしょうか?

熊谷さん:
そうですね。「見つける」だけで終わるのではなくて、それを「飾る」というのが面白いだろうな、と。
だから虫眼鏡みたいな拡大鏡というよりも「額縁」としての役割を想定していて、最初は奥行きのある箱型で、中に “ひとめ惚れ”したモノを入れるというアイデアもありました。
ただ、そうすると、やたらと大げさなものになるのと、五面体で囲うことで中が暗くなってしまう。中に置いたモノを見せるには、もう少し厚みの薄い、フレームだけでもいいかのなと思って、今の形状になりました。


*アッシュコンペ応募時のデザイン(提供:熊谷 英之さん)。”ひとめ惚れ”を「見つける」「飾る」プロダクトとして、審査時に注目を集めました。

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フレームの中の物語

K:
フレームの話が出ましたが、もともとは別の素材で検討されていましたよね。

熊谷さん:
はい。スチールの焼付塗装で考えていました。

K:
素材が樹脂に変わったことで、デザインも変わりましたか?

熊谷さん:
目指す方向性が、めちゃくちゃ変わりました(笑)
最初はスチールを想定していたので、「なるべくフレームの厚みを薄くして存在を消し、スタイリッシュに」と考えていたのが、同じ考えのまま樹脂素材で試作をした時に、お弁当箱のような印象になってしまって。

K:
お弁当箱!

熊谷さん:
感じてしまったのですよね。お弁当箱感(笑)。直線的でかっちりした枠だったので。
そこから曲線や角度を調整して独特の丸み感を出すようにしました。最終的に樹脂にしかできない、やわらかいフォルムになって、しっくりき始めましたね。
.

 



*じっくりと見ないとわからないほど、微細な調整が施された曲線。平面部分が少ないため、置いた時に独特の浮遊感が生れます。
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K:
色についてはいかがでしょう?

熊谷さん:
これも素材が変わったことによって、樹脂ならではの “半透明” に挑戦することが出来ました。
スチールで想定していた時の ”不透明” なフレームは、中と外を別世界のように、きっちりと分けられるという良さがあった。一方で、光を通す樹脂の “半透明” さは境界線が和らぐので、中と外の「連続性」が生まれます。
その連続性と、レンズ越しのモノだけが大きく見えるという視覚的な不思議さがかけ合わさることで「フレームの中の物語」が生み出されると考え、”半透明” を採用しました。

K:
なるほど。日常と非日常が同時に存在するところに、物語性を感じられそうですね。
色合いも当初の可愛らしいピンクや水色から、落ち着いたトーンに変更されたようですが、どのように決められましたか?

熊谷さん:
基本的には「自分の家に置いて馴染む」ということを考えていますが、今回は眼鏡のフレームを参考にしました。

K:
眼鏡のフレーム?

熊谷さん:
眼鏡のフレームには、樹脂製で割と繊細な色の製品が多いんですよ。もちろん、カラーチップで検討もしましたが、実際に加工・製品化されている状態のものの方がイメージしやすかったので、眼鏡屋さんに通いました(笑)

K:
眼鏡屋さんでは、何を、、、されていたのでしょうか???

熊谷さん:
自分の中の『Gulliver Frame』のカラー展開をイメージして眼鏡を集めて並べたり、写真だとわかりにくいから動画撮影もしたり。あ、一応、ひとつはサンプルとしては購入しましたよ(笑)

K:
店員の方は、さぞ怪しまれたことでしょうね(笑)

熊谷さん:
ふふふ。おかげで、半透明のシボかかっているフレームとレンズの組合せという具体的なイメージを持つことができました。


*熊谷さんが実際に眼鏡屋さんで購入された眼鏡。『Gulliver Frame』の色決めに大活躍してくれました。 

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K:
先程、視覚的な不思議さについてのお話がありましたが、『Gulliver Frame』を通してモノを見たときに、フレームの内側が気にならないということに驚きました。フレーム自体の幅(奥行き)は2cmくらいありますよね。

熊谷さん:
その秘密は「レンズ」ですね。
『Gulliver Frame』で使用しているレンズは、中心から外側に行くにしたがって見え方(反射)が変わっているんです。その結果、人の眼には、ほぼほぼフレームの外側のラインしか見えないようになっています。

K:
なるほど。以前から「レンズ」の特性について調べていた賜物ですね。


*『Gulliver Frame』 左:レンズあり/右:レンズ無フレームのみ。レンズを通すことでフレーム内側が気にならなくなり、大きく見せたいモノを存分に楽しめます。

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K:
大きさは、もともと今のスマホサイズぐらいを想定されていましたか?

熊谷さん:
そうですね。「小さいモノを大きく見せる」から、それほど大きなモノは考えていませんでした。
レンズが大きすぎると、余白が生れて、見せなくてもいいモノも見える可能性もありますし。
でも、置くモノの大きさによって、縦にしたり横にしたり、2つ、3つ重ねて並べるのも面白いかもしれない。

K:
見せたいモノを「どう見せるか」というところで、いろいろとアレンジできそうですね。



*『Gulliver Frame』を積み重ねる熊谷さん。最初のデザインを練る際も、複数個重ねることや組み合わせることを考えていたそう。1つのモノを複数の『Gulliver Frame』で見せたり、飾るモノによって縦置きと横置きを組み合わせたり。アレンジの幅も広がります。

.
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使う人にゆだねるデザイン

K:
“ひとめ惚れ”というテーマと結びついた『Gulliver Frame』ですが、どんな人が “ひとめ惚れ” してくれると思いますか。

熊谷さん:
『Gulliver Frame』そのものに “ひとめ惚れ”する人は少ないかもしれません。
どちらかというと、これを使って「どんなことをしよう」と想像したり、その時間を楽しむことができる人が “ひとめ惚れ”するんじゃないかと思います。

K:
なるほど。これまでも熊谷さんが作られたモノは、使い方を明確に提案するというよりも、使う人自身が考えて展開させていく余白があるように感じますが、今回の『Gulliver Frame』は、いかがでしょうか。

熊谷さん:
そうですね。「デザイン性が高く、モノだけで完結する」製品も世の中いっぱいあるけれど、自分としては、使う人によっていろいろ変化していくほうが好きなんですよね。だから「使う人にゆだねる」デザインが多いかもしれない(笑)

K:
使う人にゆだねる。確かに、その人の想像力次第でいくらでも使い方が広がりますね。

熊谷さん:
『Leaf』も、友人が結婚式でゲストひとりひとりにメッセージを書いてもらい、あらかじめ木が描かれた透明パネルに貼って「木」を完成させる、という演出をしていたのですが、『Gulliver Frame』も、たぶん自分が思っているよりも面白い使い方をする人が登場すると思うんですよね。そこに期待したいです。


KONCENT駒形本店でも店頭ディスプレイとして『Leaf』を使用(2021年7月撮影)。ご来店される方はもちろん、多くの方に楽しんでいただくことができました。


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フレームを通して伝わるもの

K:
ちなみに、熊谷家のお子さまは『Gulliver Frame』を使ってくれていますか?

熊谷さん:
はい。気にいって、いろいろ遊んでいます。
『Gulliver Frame』って言う名前もちゃんと覚えているんですよ(笑)

K:
それは、うれしいですね(笑)

熊谷さん:
ちょうどお迎えの時間なので、一緒にいってみましょうか。

K:
ぜひ、お願いします!




*熊谷さんのお子さんと、ご自宅近くの公園で『Gulliver Frame』を使って”ひとめ惚れ”しそうなものを探してもらいました。
「今日はいないけど、虫が面白いんだよ!」と教えてくれたり、気になるものを見つけては「なんだこれ!」と覗いてみたり。興味は尽きません。

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K:
親子で一緒に探したり、同じものをじっくり見たりするのも楽しいですね。
熊谷さんご自身は、どのような使い方を考えていますか?

熊谷さん:
玄関に置いて、外で何気なく拾ってきた松ぼっくりや落葉など、季節を感じられるものを置いたりするのがいいかなって考えています。「茶室の花」みたいなイメージですね。

K:
いいですね。季節を身近に感じられる暮らし、素敵です。

熊谷さん:
それに、飾りたいモノを「ぽんっ」と置くだけだから、子どもにもできるので。
家族で日替わりにして、それぞれが見つけたモノや、その日の気分を伝え合うようなことも楽しめるかもしれない。

K:
確かに、自分の好きなモノを飾るだけではなくて、このフレームを通して「誰かになにかを伝える」ということもできそう。いろいろな方が、その人なりの『Gulliver Frame』の使い方を見つけてくださることが楽しみですね。
本日は、貴重なお話をありがとうございました。

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+d |Gulliver Frame

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*その他の +d “ひとめ惚れ” シリーズはこちら


+d | Kinome
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+d | Beaver Dumbbell

 

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Design Story Beaver Dumbbell



2020年に開催された「h concept DESIGN COMPETITION」のテーマは、”ひとめ惚れ”。

人との出逢いはもちろん、モノとの出逢いにも、デザインや機能、アイデアやバックストーリーなど思わず心惹かれてしまう”ひとめ惚れ”が存在します。

そんな”ひとめ惚れ”してしまう生活用品として応募されたデザインは、総数362点。
その中から選出された3点が2021年秋、+dの新製品として発売されます。

この通称+d「ひとめ惚れシリーズ」から、今回は『Beaver Dumbbell』のデザイナーであるDOOGS DESIGN(ドーグス デザイン)のお二人にお話を伺いました。

・この取材は2021年10月下旬に行ったものです。
・新型コロナウイルスの感染リスクを減らすため、最小限の人数で取材・撮影、スタッフのマスク着用などの対策を行っています。
お二人には撮影時のみマスクを外していただいております。

 

Beaver Dumbbell の製品ページはこちら >>


「触ってみたい」という感覚

木工家具職人、インテリア設計事務所勤務、家具メーカー勤務などを経て、活動されているお二人。
ご夫婦ならではの息の合った掛け合いと、温かい空気感の中、話は進んでいきます。


*「Beaver Dumbbell」 のデザイナーDOOGS DESIGNのお二人(左:中島 麻友子(なかじま まゆこ)さん、右:中島 保久(なかじま やすひさ)さん)

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KONCENT STAFF(以下、K):
こんにちは。本日はよろしくお願いします。
今回、「h concept DESIGN COMPETITION(以下、アッシュコンペ)」にご応募いただいたことがデザインのきっかけになったと思いますが、テーマの”ひとめ惚れ”について、どんな印象を持ちましたか?

中島 保久さん(以下、保久さん):
最初は「一目見ただけで好きになる」ことだと思っていましたが、考えていくうちに、ときめきだったり、ちょっと気になることだったり「好きになる一歩手前」なのかな、ということにたどり着きました。

中島 麻友子さん(以下、麻友子さん):
そこから、二人にとっての「好きかもしれない」状態について、いくつかキーワードを上げていくところから始めて、その時に出たのが、「触り心地」や「素材」の良さについてでした。

K:
視覚よりも、触覚での”ひとめ惚れ”というのが、新鮮ですね。

麻友子さん:
自分たちが惹かれるのは「触ってみたい」という感覚が一番大きいですし、木でできたものが好きなので、木の触感というのは最初からどこかにあったかもしれないです。

保久さん:
ものづくりをはじめた原点が、二人とも「木」にあるので、普段から「木」に対しては愛着をもって接していますね。

K:
その「木の触感」から、ダンベルを作ることになったきっかけは、どのようなものでしょう。

保久さん:
もともと、運動不足解消のために鉄アレイ等を使っていたんですけれど、あまりにも「スポーツ用品」という見た目で、表に出しておくと雑然とするし、毎回収納していたんですよね。すると、だんだん「今日はいいか」って思ったりして(笑)

麻友子さん:
見えないと、存在を忘れちゃうんですよね(笑)

保久さん:
そこで「ダンベルが木でできていたら、インテリアとしても馴染むし、手に取りたいって思えるのでは」と考えたのが、きっかけですね。


*オブジェのような佇まいでインテリアに溶け込みつつ、思わず手に取りたくなるようなデザインが特徴

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K:
なるほど。「触り心地」のひとめ惚れと、「運動器具を木で作りたい」という想いが、つながったということですね。
ところで、なぜ「ビーバー」なのでしょう?

麻友子さん:
まず、木でダンベルを作るにあたって、持ち手の形状はもちろん、触り心地の良さもポイントになると考えて、つるっとしたものよりも、ごつごつした「なぐり加工」のテクスチャが面白いそう、という話をしていて。

保久さん:
その時に、子どもの頃に図鑑で見たビーバーを思い出して、この「なぐり加工」が、「ビーバーのかじり跡に似ている!」という発想に結びつきました。

麻友子さん:
それに、ビーバーは住む環境を整えたり、先代から引き継いだ家をメンテナンスして使い続けたりと、ちょっと人間と同じようなところがありますし、英語で「Work like a Beaver」という諺があるように「働き者」ということが、運動器具でのワークアウトとつながりを感じました。

K:
今回のデザインは旦那様からのご提案だったということですが、普段は作業の役割分担などされていますか?

麻友子さん:
そうですね。今回の原案は夫からですが、いつもモノを作る時はお互いにアイデア出しをして、二人で「いいかも」って納得したデザインで進めていく方法を取っています。

保久さん:
(発泡スチロールの模型をだしながら)ちなみに、今回「こんなのどう?」って提案したのはこれです。。

麻友子さん:
夫は、夜な夜なモノを作ることが多くて、気が付くと「シャコシャコ」削っていたりするんですけれど(笑)
今回も、手が先に動いてこの形を作っていましたね。

保久さん:
「持ち手が木をそのまま削ったみたいにして、上は年輪で、かわいらしいし、いいよね」って。僕がまず彼女に提案するところから始まりました(笑)

麻友子さん:
ここが一番難関(笑)
でも、ビーバーの話も、木の削り方についても知っていたので、今回はすんなりと円満に進みました。


*奥様へのデザイン提案で作られたという発泡スチロールの模型。製品とほぼ同じデザインであるのがよくわかる。

 

デザインプロダクトであり、工芸品の要素もある

K:
こうしてみると、最初の模型とほぼ同じデザインで製品化が進んだようですが、サイズ感もはじめから、この大きさや重さ(500g)で想定されていましたか?

保久さん:
やっぱり「手に取ってみたい」というのが大事なので、中に入れる重り等を計算しながら理想的なサイズを探して、最終的にこの大きさに辿り着きました。

実は、製品化にあたって「1kg」の大きいサイズのご提案もいただいたのですが、試作品ができた時に、思った以上に主張が強かった。

K:
確かに。リビングに「馴染む」というよりは、「存在感」が出そうですね。

麻友子さん:
その存在感によって「手に取ってみたい」という気持ちから離れてしまう可能性もありますし、500gはフォルムとしてしっくりくるという助言もあったので、結果的にはもともとのサイズで進めていただくことになりました。


*左:製品(500g)、右:試作(1kg)/ 中に入れる重りが増す分、サイズも大幅にアップし、存在感が強調されてしまったため、「最初のデザインの“ひとめ惚れ”する感覚。かわいい!と直感したサイズ感を信じた」というお二人。

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K:
ちなみに、500gは数字上では500mlペットボトルと同じ重量なので、それほど重くないと思っていましたが、何気なく『Beaver Dumbbell』を手に取った時に「おっと(意外と重い)」となりました(笑)

保久さん:
体が記憶している重さと違いますよね(笑)

麻友子さん:
その「見た目以上の重み感」が大事で、500gという実際の重さ以上に満足できることもあるだろうし、「ちょっと手に取って、体を動かしてみようかな」という気持ちにつながればいいなって思います。

K:
色についてはいかがでしょう?

保久さん:
森に立っている木立(こだち)をイメージしていたので、最初にデザインしたのはグレーみがかっている色の木と、濃い茶色の木という2種類。塗装があることで「木そのものを齧った」という表現が伝わりやすいと思ったので、持ち手は木地のままで、一部分だけ塗装をすることを考えていました。


*アッシュコンペ応募時のデザイン(提供:DOOGS DESIGN)。当初はインテリアに馴染む落ち着いた自然な色合いの提案だった。

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K:
もともとのマットな仕上がりから、木目がはっきりした塗装に変わりましたね。

麻友子さん:
タモ材ならではの木目ですよね。
自然の木に近い形で表現してもらえたので、こっちのほうが良かったなって思っています(笑)

K:
タモ材を使うことも、デザインの段階で想定されていましたか?

麻友子さん:
加工に向く木、向かない木というのもありますし、色目のイメージや木目の出方を意識しながらデザインすることもありますが、今回は、はじめからタモ材だったわけではないです。

保久さん:
そうですね、製品化の段階でタモ材をご提案いただきました。削られた試作品を見て、木目が面白く出ていたので、すごくいいなと思いました(笑)


*左:製品(塗装あり)、右:試作(塗装なし)/ 塗装を施すことにより、木目と「ビーバーの齧り跡」がはっきりとわかるようになった。

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K:
ちなみに『Beaver Dumbbell』は、職人の方に手作業で彫りを仕上げていただいています。
最初の模型を夜な夜な削って作られていたということですが、製品化の際も「手彫り」を想定されていましたか?

保久さん・麻友子さん:
(声を揃えて)まさか!!!

保久さん:
釿(ちょうな)で行う「なぐり加工」のような仕上がりイメージではありましたが、それを機械で表現するものだと思っていましたから、職人の方の手仕事で1本1本仕上げていただけるというのは、本当にうれしかったです。

麻友子さん:
人の手によって、想像以上の製品が出来上がったことに感謝していますし、デザインプロダクトでありつつ、工芸品の要素も含まれているということも魅力のひとつに加わって、自分たちは幸せ者だなって思います(笑)


*出来たてほやほやの製品パッケージを手にした瞬間のお二人


気持ちいいから、続けたくなる

K:
ところで、お二人は普段の生活で運動をする習慣はありますか?

麻友子さん:
私は週に15キロ走っています!

保久さん:
僕は、あんまり、、、。

K:
なるほど。『Beaver Dumbbell』に同梱される、トレーナーの方からのアドバイスを元にしたエクササイズ方法がありますので、ちょっとお試しいただいても、よろしいでしょうか。


*エクササイズをはじめる前に、まずはじっくりと読み込むお二人。



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麻友子さん:
重さを感じるのが心地いい。(ダンベルを)持っていない時と、全然違いますね。

保久さん:
すっごい伸びますね。肩甲骨が開いていく感じがする。気持ちいいから、またやりたくなる。

K:
確かに「やらなきゃいけない」ではないから、毎日続けられそうですよね。

麻友子さん:
説明書に書いてある以外にも、自分のオリジナルストレッチを作れるかも。

保久さん:
あと、肩たたきをするにも、重さ的にちょうどよさそう(笑)


*エクササイズ方法が同梱されているので、誰でも気軽にすぐ「Work like a beaver」が可能です。

 

本能的にわかるシンプルさ

K:
“ひとめ惚れ”というテーマから生まれた『Beaver Dumbbell』ですが、お二人はどんな人が “ひとめ惚れ” してくれると思いますか。

麻友子さん:
遠目から見ても「木」というのはわかるので、インテリアが好きな方や「木製プロダクト」を選択肢のひとつとして持っている方の目に留まってくれたらな、と思っています。

保久さん:
あとは、運動があまり得意ではない方とか、本格的に鍛えてはいない方に「これだったら私も続けられるかな」と、手に取っていただければ。

麻友子さん:
それから、生まれたてのビーバーの赤ちゃんと同じくらいの重さ(約500g)だったり、ビーバーが木を齧り倒すのと同じくらいの時間がエクササイズにちょうどよいことだったり、そういうサイドストーリーにも魅力を感じてもらえると、うれしいです。

保久さん:
発想はすごく単純なところから始まったので、このシンプルさは子どもにも伝わるのかもしれない。

麻友子さん:
ここ(持ち手)を持つ、というのは本能的にわかるかも。

K:
その「本能的にわかる」というのが、最初に仰っていた「触ってみたい」という触覚の“ひとめ惚れ”につながっているのかもしれないですね。

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K:
ところで「DOOGS DESIGN」の「ドーグス」は「道具」という意味でしょうか?

保久さん:
はい。複数形の「s」をつけて「道具s」。ロゴは「猿」なんですけれど、猿が初めて道具を持った時の喜びを伝える、という意味合いを込めています。

麻友子さん:
住空間や家具、小物も含めて広義で「道具」という捉え方で、心になにか働きかける道具作りを大切にしたいなと考えています。
ただ、電話で「ドーグスデザインです」って伝えると「動物デザインですか?」って聞き返されるんですよね。(笑)

保久さん:
ビーバーを作ったことだし、これを機に、、、

麻友子さん:
「動物デザイン」に変えちゃいましょうか(笑)

K:
今後の展望はいかがでしょうか。

麻友子さん:
今、職人の方と一緒に製品を開発することもやっているので、木に限らず、様々な素材でいろいろな方に使ってもらえるようなものを作っていければと思います。

保久さん:
あとは、使っている人をできるだけ近い距離で感じられる、自分たちのデザインしたモノを直接届けられるような場所を作りたいという最終目標はありますね。

K:
使っている人の顔が見えるというのは、うれしいですよね。
お二人の活動の幅がますます広がることに期待が高まります。
本日は、貴重なお話をありがとうございました。
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Design Story Kinome


2020年に開催された「h concept DESIGN COMPETITION」のテーマは、”ひとめ惚れ”。

人との出逢いはもちろん、モノとの出逢いにも、デザインや機能、アイデアやバックストーリーなど思わず心惹かれてしまう”ひとめ惚れ”が存在します。

そんな”ひとめ惚れ”してしまう生活用品として応募されたデザインは、総数362点。
その中から選出された3点が2021年秋、+dの新製品として発売されます。

この通称+d「ひとめ惚れシリーズ」から、今回は『Kinome』のデザイナーであるwah(ワ―)のお二人にお話しを伺いました。

・この取材は2021年10月中旬に行ったものです。
・新型コロナウイルスの感染リスクを減らすため、最小限の人数で取材・撮影、スタッフのマスク着用などの対策を行っています。
お二人には撮影時のみマスクを外していただいております。

 

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毎日出会ってちょっとうれしい、ひとめ惚れ

普段は会社(メーカー)勤めをしながらデザインユニットとして活動されているお二人。
この日も、お仕事の後にインタビューに臨んでいただきました。
お二人の人柄や関係性がよくわかる、笑いの絶えないにぎやかな雰囲気の中、話は進んでいきます。


*『 Kinome』 のデザイナーwahのお二人 / 左:脇坂政高(わきさか まさたか)さん、右:八田 興(はった たかし)さん

KONCENT STAFF(以下、K):
こんにちは。本日はよろしくお願いします。
今回、「h concept DESIGN COMPETITION(以下、アッシュコンペ)」にご応募いただいたことがデザインのきっかけになったと思いますが、テーマの”ひとめ惚れ”について、どんな印象を持ちましたか?

八田 興さん(以下、八田さん):
抽象的なテーマより “ひとめ惚れ” という強いキーワードのほうが、いろいろ発想が展開すると思うので、考えやすいテーマだなと感じました。

脇坂 政高さん(以下、脇坂さん):
そうですね。商品のデザインを考える前に、二人で「”ひとめ惚れ”って何だろう」「愛って何だろうね」とか話して、キーワードやアイデア出しをしていましたね。

八田さん:
“ひとめ惚れ”って「出会った時にとりつかれるような大きな衝撃」を思い浮かべやすいけれど、日用品においては、そういう「一生に一度あるかないかのような衝撃」よりは「毎日出会ってちょっとうれしい」くらいのほうがいいよね、というのを二人で話していて、そういうモチーフを探していました。

K:
そのモチーフは、どのように見つかったのでしょうか。

脇坂さん:
仕事やアイデアに煮詰まると散歩をすることがあって、その中で「道端でがんばっている花」に出会ったんです。そこから、植物が発芽した瞬間のうれしさや、慈しむ気持ちを体験できることが、毎日の”ひとめ惚れ”につながるのでは、と考えて「植物」をテーマにすることにしました。

K:
なるほど。「植物」から、コーヒーに繋がったのは、なぜでしょう?

八田さん:
コロナ禍でコーヒーを毎日自分で淹れるようになって、その時間が自分の中ではすごく退屈だなと感じていて。なにか楽しくできるアイデアはないかなと考えていた時に、アッシュコンペの「植物」というモチーフとかけ合わさって「これはいけるんじゃないか!」と。たまたまシナプスがつながった感じです。

K:
コーヒーを淹れているときに、むくむくっと想像の芽が生まれてきたんですね。
でも、もともとお二人は、どっぷり「コーヒー派」というわけではなかったんですよね。

八田さん・脇坂さん:
(声をそろえて)そうですね(笑)

脇坂さん:
毎日のように飲んではいたんですけれど、豆から挽く、というようなことまではしていなかったです。

八田さん:
逆にコーヒー通じゃないから、この淹れる時間のめんどくささや、退屈さというネガティブな気持ちをポジティブなものに変えようと考えられたのかもしれない。

脇坂さん:
そう。やっぱり好きでその道にどっぷりはまっていると、もっと機能性の高い道具を求めて、この遊び心(アイデア)は育たなかったと思います。


*アッシュコンペ応募時のデザイン(提供:wah)。コーヒー豆を土に見立て、新芽を育てるというイメージがしっかり伝わりました。

 

デザインとおいしさ、両方を追い求める

K:お二人で活動されているということですが、役割分担などはありますか?

脇坂さん:
普段は明確な役割分担とかはないですね。今回は、八田がスケッチを描いたので、図面も起こしてもらって、それをもとに「もう少しこうしたほうがいいんじゃないか」と話し合いながら進めました。

八田さん:
製品化にあたってのデータ作りも僕がメインでしたが、会社の休憩時間とかに二人で話し合っていました。気が付けばこの一年ずっとコーヒーのことばかり考えていて(笑)。さまざまな形状にトライをしました。

K:
アッシュコンペで応募いただいた時から、サイズ感や素材も一部変更されましたが、デザインの上でこだわったポイントは、どこでしょうか。

左:アッシュコンペ応募時のデザインを元にしたモックアップ。右:『Kinome』製品。(カップはARITAJIKI の mug(WH) を使用)

脇坂さん:
自分達の中では優先順位をつけていて、今回の一番大事な部分は「芽(栓)」。2番目が「鉢(フィルター)」。その次に「土台(スタンド)」。

K:
「芽」は、当初からの「植物」というデザインの要ですものね。

脇坂さん:
最初は、やわらかすぎると、へたって元気のない植物に見えてしまうことを懸念して「硬くしたい」と考えていましたけれど、アッシュコンセプトさんから植物の持つやわらかさを提案していただいて、色合いも含めて、いい塩梅になりました。

K:
コーヒーの粉やお湯がちょっとかかった時に「芽」が “ぷるぷるっ”と動くのが、愛らしいです。


*「芽」の試作(一部)。色・大きさ・柔軟性など、植物らしさへのこだわりが詰まっています。

八田さん:
それからフィルターは「芽」を目立たせるために「植木鉢」に近い形状がいいだろうと考えました。素材は、質感のある焼き物であり、サステナブルな素材ということを目的としていたので、セラミックフィルターの採用を想定しました。ただ、実際にコーヒーを淹れてみると、底が真平な形状では、目詰まりをしてうまくドリップできなかったんです。

K:
そういえば、一般的なセラミックフィルターは、円錐形や側面に凹凸がついていることで、コーヒーがスムーズに落ちるような流れになっていますよね。

脇坂さん:
フィルターの裏面に脚をつけたり、溝を何本入れるかなど、何度も試行錯誤しました。
もちろん見た目(デザイン)へのこだわりもあるけれど、底面の形状やコンマ数ミリの厚みの違いで、味がまったく変わるということを知って「ちゃんとおいしいコーヒーを淹れられる道具にしよう」って考えるようになりました。

八田さん:
コーヒー豆とフィルターの関係がここまで深いものだとは思っていなかったので衝撃を受けましたね。バリスタの方にもご協力いただいて、かなり細かく設定を詰めていきました。

*「鉢 (フィルター) 」底面の試作(一部)。隠れた部分にデザインと味の両立を追求した軌跡が見受けられます。


*『Kinome』(製品) からコーヒーが抽出される瞬間をとらえた様子。

K:
優先順位的には下位の「土台 (スタンド) 」ですが、今見ている限りでは、一番試作品が多そうです。
もともとは、シリコーン素材で検討されていましたよね。

八田さん:
そうですね。加工性や機能面、また「鉢」との視覚的統一感にが生れることについても検討し、素材を磁器へ変更しました。デザインも一度ゼロベースから直し、一番悩んだ部分です。「鉢」を固定する爪や、コーヒーの抽出具合がわかるようにする「のぞき穴」の形状なども含め、「鉢」とのデザインの相性や実際に機能性が向上するかなどチェックしながら、細かい変更を何十回も行いました。

脇坂さん:
この「土台」の意味って何だろうって話をした時に、「芽」や「鉢」を際立たせる部分だからこそ、適当なデザインにしていいものじゃないと考えて、最後までこだわりました。

ただ、僕たちとしては、「土台」があることによって”鉢植えが飾ってある”ことが伝わるデザインを大切にしたかったので、土台の「のぞき穴」をあまり大きくせず小さめのデザインを提案していましたが、アッシュコンセプトさんからは「機能もデザインの大事な要素だから、見せましょう!」と。かなり、せめぎ合いました(笑)

八田さん:
穴じゃなくて、すき間から見えるようなデザインを出したりして(笑)

K:
もはや円形ではなくワイヤーのような線状のものもあったりと、闘いの跡が見えますね(笑)


*「土台」の試作(一部)。「鉢」を支える爪や、のぞき穴の形状など多種多様なデザインの提案がありました。


*『Kinome』(製品) の土台部分。C型にすることで、コーヒーの抽出具合が見える機能性と、磁器の持つ意匠性を両立する仕上がりになった。

K:
最終的には「C型」のデザインになりましたが、決め手などあったのでしょうか。

脇坂さん:
製品開発中に開催された展示会(h concept×LIFE STYLE SALON)で、試作品をユーザーやバイヤーの方に見ていただく機会があって、そこでユーザー目線での意見を伺い、抽出具合が見えることの重要性を感じたことが大きいです。

八田さん:
デザインをするときは客観性が大事なはずなのに。見失っていたよね(笑)

脇坂さん:
結果的に、使い勝手も見た目もいい製品になりました。パッと見では、ポップなデザインだけれども、職人の方などの高い技術力により、しっかりと機能面も持ち合わせることができました。
自分達だけでは絶対に到達しなかったなって思います。関わっていただいた方々に感謝しています。



.
誰かと一緒に「芽」を育てているように

K:
すでに最終試作をお使いいただいていると思いますが、今日は、改めてお二人に『Kinome』でコーヒーを淹れていただこうと思います。

脇坂さん:
ここは八田に任せよう!

八田さん:
えぇ、恥ずかしい(笑)。では、2杯分淹れますね。

K:
この「芽」の目盛りも、もともとは一杯分だけでしたよね。

脇坂さん:
そうですね。二人分淹れられるように、二本線を追加しました。
一人分はもちろん、友達や家族と一緒に淹れてもらうことを想定しています。

K:
確かに。誰かと淹れていると、一緒に「芽」を育てているような気持ちになりますね。
ドリップ中も会話や笑顔が自然と生まれるので、コミュニケーションツールとしても活躍してくれそうです。


*「芽」の試作(左:アッシュコンペ応募時のモックアップ / 右:『Kinome』製品)コーヒー豆の目安となるガイドラインを1本から2本に変更した。

八田さん:
よし!淹れ終わりました。いい香り!

脇坂さん:
では早速、いただきましょう!

K:
“ひとめ惚れ”というテーマから生まれた『Kinome』ですが、お二人はどんな人が “ひとめ惚れ” してくれると思いますか。

八田さん:
コーヒーが好きな人はもちろん、(ドリップに)興味があるけれど、なかなか手を出せないでいる人の始めるきっかけになれば。あとは、植物を育てるのが好きな人や、植物を育てたいけれど、いろんな事情で育てられない人とか。そういう人の生活に潤いを与えられる存在になってほしいなと思っています。

脇坂さん:
“ひとめ惚れ” の状態は長く継続しないかもしれないけれど、使っていない時にも目に届く場所に置いて、その人の日常に色を加えたり、ほっとしたり、明るい気持ちにできればと思います。それから、家族で食事をする場にこの子がたたずんでいる姿が、毎朝の生活の習慣になってもらえたら、うれしいです。

K:
最初プレゼントするとしたら、誰に贈りますか。

脇坂さん:
まずは、両親に。コーヒー好きな家族なので、日常使いをしてもらえるっていうのはいいですよね。

八田さん:
僕も両親や親族に。
今勤めている会社では、生活用品として買える製品がないので。自分で買ったり、誰かに贈ったりできるものがあるというのも、うれしいです。

脇坂さん:
両親に使ってもらったこととか、無いものね(笑)

八田さん:
デザイナーとしては、まったく知らない人が使っているのを見てみたい。
Instagramなどに、ぜひ使っている様子を投稿してほしいです。迷わず「いいね」を押します!

脇坂さん:
コーヒードリッパーではあるけれど、別の使い方に挑戦する人も出てきそう(笑)

八田さん:
本当に植物を育てたりね(笑)

 

使うことでちょっと幸せになれるデザインを

K:
ところで、出来立てほやほやのパッケージ付製品(最終試作)が届きましたので、ご覧いただきましょう。

脇坂さん:
めちゃめちゃ、いいじゃないですか。完璧ですよ!

八田さん:
(テーブルに置いて)置いた様もいいですね。

K:
パッケージは、外からも「芽」が見えるように窓が付いています。

脇坂さん:
確かに、この子(製品)の良さを伝えるには、窓みたいなものがあるといいですよね。最初に「芽」が見えるっていいですね。ワクワクします。

八田さん:
これまでパッケージについてあまり考えたことがなかったので、今回は勉強になりました。パッケージもちゃんと愛されて作られているんだ、と感動しました。

脇坂さん:
パッケージの透明の部分にメッセージを書いて贈る、とかもできそうですね。

K:
某コーヒー店のように、自分の名前やメッセージが入った状態で渡されると、うれしいですよね。

八田さん:
ついでに、僕らのサインも入れておこうか(笑)

脇坂さん:
いらないでしょ。売れなくなっちゃうよ(笑)

K:
まだ、芽吹いたばかりの『Kinome』ですが、今後の展開などお考えでしょうか。

八田さん:
今回は1~2杯用ですが、家族や大人数用としてもう少し大きいサイズも検討できればと思ってます。

脇坂さん:
「鉢」の磁器形状を変えるだけで、だいぶ味が変わるということも分かったので、ブラッシュアップもできますよね。

K:
ちなみに、「芽」だけを失くしてしまう方もいらっしゃると思うので、「芽」のバリエーションを考えていただくというのは、いかがでしょう。

八田さん:
いいですねー。四葉のクローバーとか。

脇坂さん:
季節限定で、小さなクリスマスツリーとか。いろいろできそうですね。
(八田さんに)図面、よろしくお願いします!

八田さん:
えー(笑)

K:
ちょっとずつ改良しながら、息の長い製品になりそうですね(笑)
『Kinome』以外で、wahとしての展望はいかがでしょうか。

脇坂さん:
wahのコンセプトとして、人や社会にちょっとした喜びを与えられることを目指しているので、プロダクトデザインに限らず、僕たちの製品やデザインを使うことでちょっと幸せになれるとか、そういった新しい価値を提供していきたいですね。

八田さん:
家具・グラフィック・空間デザインやブランディングなど、カテゴリを横断したデザイン活動を行っていきたいです。

K:
ますますwah Worldが広がっていきそうですね。今後のお二人の活躍が楽しみです。
本日は、貴重なお話ありがとうございました。

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KONCENT非公式トーク!! 第3回 EAトCO『Oros』&『Hake』

台東区の駒形にあるアッシュコンセプト本社では、日々、さまざまな部署のスタッフが集まって、製品の企画や開発、販売戦略などに関する会議が行われています。その現場に極秘潜入して、こっそりと話を聞いてみようというこの企画。
3回目となる今回は、「EAT + COOKING」をテーマにさまざまなクッキングツールを展開する『EAトCO (イイトコ) 』から何点か製品をピックアップしているようです。ん? なんだか中からシャカシャカと金属がこすれるような音がします。入り口のドアをそ〜っと空けて、会議室に入ってみましょう……。

<今回の参加者>
KONCENT Staff Aさん:広報担当
KONCENT Staff Bさん:広報担当
KONCENT Staff Cさん:製品開発担当
KONCENT Staff Dさん:製品開発担当
KONCENT Staff Eさん:KONCENT 店舗担当

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【テーマ1】“あなどられて”いたのは、2つの用途で使える隠れた名品。

KONCENT Staff A(以降:A)
今日は新潟県にある株式会社ヨシカワとアッシュコンセプトがコラボすることで生まれた『 EAトCO (イイトコ) 』から、グレーター(おろし金)シリーズの『Oros (オロス) 』,『Oros S』,『Oros L』,『Oros Handy(以下:Handy)』さらに『Hake (ハケ) 』をピックアップして、いつもの通り事前にみなさんに使っていただきました。

KONCENT Staff E(以降:E)
はっきり言って、『Hake』はあなどっていましたね。こんなに使いやすいと思っていなくて。

KONCENT Staff B(以降:B)
私もまったく同感です。正直言って、これを買おうと思わないですもんね……。

KONCENT Staff D(以降:D)
え! あり得ない発言!!(笑)

B:すいません……。でも今回つかってみて、ビックリしました。

E:『Hake』は1,320円(税込)ですよね? 使ってみるまでは、ちょっと高いというか……。生活の必需品になるとはなかなか思わないので。

B:そうなんです。月に1回、必ず何かをおろすっていう人ならまだしも、年に1回くらいしかおろさないからすると……ねぇ?

KONCENT Staff C(以降:C):う〜ん、ナメてる! 本当にナメてるなぁ。


*用途やお好みに合わせてサイズが選べるのがうれしいポイント!(左から『Oros L』『Oros 』『Oros S』『Oros Handy』『Hake 』)

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A
:まあまあ(笑)。そもそもこのEAトCOの『Oros』グレーターのシリーズはどういった製品なんですか?

D:最近のおろし金ってプラスチックのものが多い中で、これはステンレス製。またキッチンだけではなくて、食卓にそのまま置いても美しいサイズとデザインを追求することで生まれた製品なんですよ。

C:そうだね。一見すると単純なつくりに見えるけど、実際の製造はすごく難しい。立体成形されている土台の部分に、均一に目立てをつけていくのは、「金物の町」として有名な新潟の燕三条においても、限られた工場でしかできない技術なんだ。目立ての工程に関しては、門外不出の技術ですからね。

A:なるほど。独自の技術で目立てをつけていっているということですね。何点かアイテムがありますが、どういう順番でつくられていったんでしょうか。

D:まずはワサビをはじめ、色んなものをおろすことを想定して『Oros』ができて、その後「大根などをおろす時には、もっと大きな面がいいね」という声から『Oros L』ができました。その次にさらに特化させて「小さなワサビや生姜用に」というニーズから『Oros S』が完成。この『Oros S』はご家庭にひとつというより、家族の全員がひとつずつ持っていてもいいイメージですね。さらにチーズをおろす時には、地面と並行に持つと少し目詰まりしやすいので、縦に持って削り落とせるように『Handy』ができました。これも置いていても美しく見えるように、ディティールまでこだわっていますよ。

 C:『Oros L』に関しては、長方形の長辺と短辺で、側面の立ち上がりの高さを変えることで、大根の汁を流しやすくしているのもポイントだね。

E:おお、すごい!


*狙った場所にきちんと注げるのは、ディティールまで細かくデザインされているから。

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B
:では今回、みんなが注目している『Hake』はその後に?

D:そうです。おろしたものをお皿やお鍋に入れるためにつくられました。

C:そういう場合にもっとも使われているのは竹製のハケなんだけど、あれって竹自体も削られているはずだから、厳密にいうと竹も一緒に食べてしまうことになるよね。その点、これはステンレスだから削られることはなくて健康面の心配がないし、洗いやすいから衛生的。あと程よく重いので、道具としての使い勝手もいいよね。

D:そうなんです。『Oros』はそもそも目立ての技術が高いので、水でさっと流すだけでおろしたものが洗い落とせるんですが、それでもやはり少しは詰まってしまうことがあります。それをとるための道具がほしいという声もあって『Hake』が生まれたんですよね。

B:たしかに『Hake』は『Oros』を洗う時に本当に便利でした。だっておろし金ってすごく洗いにくいから。ゴシゴシするとスポンジがボロボロになっちゃうので「チョン、チョン、チョン」ってするだけ、みたいな。「これ、ちゃんと洗えてるの?」って思っていました(笑)

A:ということは『Oros』以外でも、スポンジでは洗いにくいものを洗うのにも使えるってことですね。当然、ある程度の硬さがないとキズがつくので注意が必要ですけど。

D:そうですね。でもこんなにいい商品なのに、これまでずっとスタッフにまでナメられていたなんて……悲しい(涙)

E:すみません(苦笑)。やはり一般的なハケと比べてサイズが小さいので、少し頼りなく感じていたのと、道具としての馴染みのなさですかね。


*幅を合わせてつくられた『Oros』と『Hake』の相性の良さは、使えばすぐに分かります。

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【テーマ2】大根に生姜。だけじゃない! あなたなら、どう使う??

A:ちなみに皆さん、どういった食材に使いましたか? やはり大根がメインでしょうか。

E:僕は大根に加えて、生姜と玉ねぎを。

B:私は人参もおろしましたね。キーマカレーに入れるために。

A:わぁ、なんてオシャレな生活を!

B:その時に感じたのも、やはり『Hake』の使いやすさでしたね。人参を細かくおろした後、それをきれいにお皿へと流せるんです。

D:『Oros』とサイズを合わせてつくられているので、幅がピッタリなんですよね。

B:あと『Handy』はパスタやグラタン、シーザーサラダなんかをつくる時に、チーズをおろすのに使うのはもちろんですけど、あとはレモンの皮なんかにも使えますよね。

A:またまたオシャレ!

E:グラタンだったら、凍った食パンをおろすのもいいかも。


*チーズ以外にも、アイデア次第で『Handy』の使い方は無限に広がります。

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E
:これ、飲食店でもぜひ置いてもらいたいですよね。ワサビがかたまりのまま出てきて、自分で擦りおろすお店があるじゃないですか。

D:うん、お蕎麦屋さんなんかであるよね。あとはゴマとか。「擦りながらお待ちください」みたいに言われて。食べる直前におろすことで、香りが一気によくなるから。

A:私は生姜をおろす時に『Oros』を使うんですけど、それまで使っていたプラスチック製のおろし金と比べて、目立てが細かくて、歯が固いので、繊維が残りにくく、食感がとてもいいんですよね。

C:洗いやすさなどの使い勝手だけじゃなくて、実際の味にもいい影響があるってことですね。あと離乳食とかにはどうなんでしょう。

B:私は子どもがいるので、梨をおろすのに使いましたね。もちろん使えないことはないのですが、サイズが小さいので、ボールの上でやらないといけなくて。そこが少し不便だったかな。

E:その不便さは私も感じました。私の夫の実家が北海道にあって、先日、大量にジャガイモが送られてきました。なので“じゃがいも使用推進週間”だったんです(笑)。たくさんおろす必要がある時は、何度もお皿に移し替えないといけません。そういう場合は自動で下に溜まっていくタイプが使いやすいですね。ちなみに今ある『Oros L』よりさらに大きなタイプをつくる予定はないんですか?

C:我々も何度か検討をしているんですが、やはり販売価格がとても高くなってしまうんですよね。なぜなら、面が大きくなると目立ての数も多くなるし、さらに“擦りおろす”という作業は、持っている部分が不安定になりやすいので、持ちやすい形にするのか、もしくはグリップの部分にシリコンなどの別素材を用いるのか、そういったことを考慮していくうちに、どんどんとコストが上がってしまって……。現時点では大きなものは断念している状態です。

D:小さいからこそ、そのまま食卓に置いても美しいっていうメリットもあるからね。サイズ的に少ししかおろせないことを「奥ゆかしい」ととるか、「不便だ」ととるかは難しいところですね。


*おろし立てのワサビが持つ豊かな香りが、今にも匂ってきそう!

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A
:皆さん、ありがとうございます。ということで、開発担当が想定していた以上に、さまざまな使い方がされていると分かりました。そして何より『Hake』が使いやすいと。それが伝わって今回はよかったです。

B:はい。お皿にシャッシャッと落とす時、そして洗う時、その両方で『Hake』は本当によかったです。

E:あなどっており、本当にすいませんでした。

D:うむ。分かったのであればよろしい(笑)
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EAトCO | Oros S/Hake

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EAトCOシリーズ

KONCENT非公式トーク!! 第2回 あやせものづくり研究会 『Sumi Toaster』

台東区の駒形にあるアッシュコンセプト本社では、日々、さまざまな部署のスタッフが集まって、製品の企画や開発、販売戦略などに関する会議が行われています。その現場に極秘潜入して、こっそりと話を聞いてみようというこの企画。2回目となる今回は、予約してでも手に入れたい!という人が続出の人気商品、 あやせものづくり研究会 『Sumi Toaster』に関するディスカッションがされているようです。ん? なんだか中から香ばしくていい匂いがしてきたぞ!? 入り口のドアをそ〜っと空けて、会議室に入ってみましょう……。

.<今回の参加者>
KONCENT Staff Aさん:広報担当
KONCENT Staff Bさん:広報担当
KONCENT Staff Cさん:製品開発担当
KONCENT Staff Dさん:製品開発担当
KONCENT Staff Eさん:KONCENT 店舗担当

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【テーマ1】無謀な実験は成功となるか!? 食べ比べ、スタートです!!

KONCENT Staff A(以降:A):今日は店頭でもWeb shopでも大人気の、あやせものづくり研究会『Sumi Toaster』で焼いた食パンは本当に美味しいのか。なんと一般のトースターで焼いたものと食べ比べをすることで、検証してみたいと思います。皆さん、よろしくお願いします!!

KONCENT Staff B(以降:B):食べ比べ、いいですね。でも一般のものとして用意されたこのトースターも、「美味しく焼ける」と有名なやつじゃないですか! 大丈夫ですかね……?(笑)

A:そこは大丈夫だと……信じています(笑)

KONCENT Staff E(以降:E):そもそもこの『Sumi Toaster』はどういった経緯で生まれた製品なんですか?

KONCENT Staff C(以降:C):あやせものづくり研究所会と一緒につくっている『Sumi』シリーズには、もともと『Sumi Nabe』というお鍋があって、失敗しらずの万能調理鍋として、とても素晴らしいものだったんだけど、少し値段が張ることもあって、なかなか爆発的なヒットにはなっていなかったんだよね。そんな中で『あやせものづくり研究所』の代表でもある嶋さんから、同シリーズの『Sumi Ita』は「パンを焼いてトーストにするのも美味しい」と教えてもらって。

KONCENT Staff D(以降:D):そうでしたね。しかも大きな素材が必要なお鍋と違って、トーストを焼くだけのサイズであれば、価格も抑えられるということから商品化がスタートしました。


*あやせものづくり研究会『Sumi Toster』。いさぎよさ”を感じさせるシンプルなデザインが目を惹きます。

E:これってカーボンの塊を削り出すことで、この形が出来上がっているんですよね。

D:そうです。遠赤外線を発するので、炭で焼いたみたいに美味しく仕上がるんですよ。

A:はい、そう言っているうちに、両方とも焼き上がりましたよ! ではみなさんで食べ比べてみましょう!!


*余熱で2分焼くのがポイント。その間も漂う美味しい香りがたまりません。

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E
:すごい!『Sumi Toaster』で焼いた方は、本当に香ばしい!!

C:そうそう。香りがぜんぜん違うよね。

B:はい。鼻腔をくすぐる匂いがまったく違います。

D:一般的なトースターは、電熱線で外から無理やり焦がしているというか。
『Sumi Toaster』は直接焼くことで焦げているので、香りが違います。

E:お米のお焦げの部分が美味しいのと感じが似ていますよね。

B:あと、“もっちり感”もすごい。

C:外から加湿しているわけではなくて、もともとパンが持っている水分をそのまま活かすから、絶妙なもっちり感が生まれるんだよね。


*パンが持つ水分を最大限に活かすことで生まれるモッチリ感を存分に楽しんで!

 

【テーマ2】常温も冷凍も。さらにパン以外も美味しくするスグレモノ!

A:続いて2枚目にいってみたいと思います。次は冷凍されてカッチカチの食パンを焼いて、比べてみましょう。

E:最近、食パンを冷凍保存する人が増えていますよね。

C:そうそう。『冷凍モード』があるトースターも出ているくらいだから。

A:そうなんです。だからその状態から焼いた時に、どれくらい美味しくできるのか、けっこう大事ですよね。

B:実は私も高級食パンにハマってしまって、“1斤買い”をすることが増えました。そうなるとやはり冷凍保存をすることになります。そこで最近、この『Sumi Toaster』を買ったんです。私の家ではIHで使っていますよ。

C:そう。IHでも使えるのが嬉しいよね。

B:実際に使ってみると、食パンをのせて待っている間、とても豊かな気分になるんですよね。あと途中でひっくり返さないといけないから、“料理をしている感”というか、それも楽しくて。先週もフレンチトーストをつくりましたよ。

E:確かに豊かだなぁ、それは。

C:そうそう。一度『Sumi Toaster』を使うと、普通のトースターは待っているだけだから、ちょっと面白みがないように思えてしまうよね。

B:豊かな気持ちになれるという点では、キャンプで使うのも良さそうですね。

D:それもすごくいいですね。炭火には使えないので、今日と同じようにカセットコンロなどを用意する必要はありますけど。

A:はい、そんなことを言っている間に、冷凍状態のものも焼き終わりました! さっそく食べてみましょう!!


*左:Sumi Tosterでやいた冷凍食パン 右:一般的なトースターで焼いた冷凍食パン

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B
:今回も『Sumi Toaster』は香ばしさが違いますね! あと、すごくふっくらしている。

C:ふっくら加減の違いは、見ればすぐに分かるね。やっぱり外から水分を加えるわけじゃないから、これだけふっくら仕上がるんだ。

E:あと食べて分かるもっちり感も違います。一般的なトースターで焼いた方は、パリッと切れるんですけど、『Sumi Toaster』はそうじゃない。

D:そうですね。もっちりしている方が好きかどうかは、好みの問題だと思いますが……。

E:確かに固いパンが好きな人もいますよね。ただ日本人はもっちりが好きな人が多いと思います。やっぱりお餅の文化があるからじゃないかな。

A:ということで、冷凍したパンとも相性抜群だということことがわかりましたね。

C:それで言うと相性がいいのはパンだけじゃないんだよ。

B:私も先日、スーパーで買ってきた焼き鳥を家で温め直すのに使いました。本当に美味しくなるんです。

E:僕も買ってきた手羽先を温めましたよ。確かにパン以外で使ってもすごく美味しい。

C:一度冷めてしまったコロッケなんかも、これで温めると美味しいんだ。ぜひ試してほしいな。


*そのまま食卓に並べるのに相応しい上品な佇まいが嬉しい。
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A:みなさん、ありがとうございます。実際に食べ比べた上で「美味しい」という感想をいただけてホッとしております。パンはもちろん、それ以外でもさまざまな食材を焼いたり、温めたりするのに使っていただきたいですね。

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あやせものづくり研究会|Sumi Toster

【h concept × LIFESTYLE SALON】TALK Session 2 『地方創生のブランディング』

2021年6月30日より3日間にわたって浅草橋ヒューリックホールで開催されたアッシュコンセプトの新作発表イベント『h concept × LIFESTYLE SALON』。初日となる6月30日に実施されたトークセッションのレポート第2弾です。

(株)GKデザイン機構の代表である田中 一雄(たなか かずお)氏を迎えた第1弾に続く今回は、『地方創生のブランディング』とテーマを掲げ、(株)スマイルズのプロジェクトマネージャーである吉田 剛成(よしだ たけなり)氏と、旭工業(有)の代表取締役であり、アッシュコンセプトとの共同プロジェクトである『あやせものづくり研究会』の会長も兼任する嶋 知之(しま ともゆき)氏に、名児耶を加えた3名によるプレゼンテーションと鼎談が行われました。


*画面左より:スマイルズ・吉田 剛成氏 / 旭工業・嶋 知之氏 / アッシュコンセプト・名児耶

 

 

違いを探し、磨き上げ、外に伝える。

最初にプレゼンテーションを行ったのは、スマイルズの吉田氏です。まずは『スープストックトーキョー』をはじめとした同社の幅広い事業展開と、「生活価値の拡充」「世の中の体温をあげる」といった理念や大切にしている価値観の紹介があり、それに続いて今回のトークセッションのテーマに合わせて、事例が説明されました。


*最初の登壇者は『スープストックトーキョー』の店長経験もある(株)スマイルズの吉田氏。

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まず1つ目の『江東区のものづくりブランディング』は、ガラスや鉄、紙などさまざまな商材を扱う40社を超える企業のブランディングとPRを担当したプロジェクト。それら多岐にわたるジャンルの企業と協業しながらも「江東区のものづくりに共通する価値はなにか」という点を、スマイルズなりに徹底的に考えたと吉田氏は話します。そして生まれたのが『近くて、早くて、何でもできる』というコンセプトです。

江東区は当然ながら、東京都内にあるものづくり現場なので、依頼する企業からすると、ちょっとした相談でもすぐに会いに行ける「近い」場所にあるという地理的なメリットがあり、それが故に、当然「早い」というスピード的な優位性もあります。前述の通り、一つの業種に特化しているわけではなく、多種多様な業種の集積地であり、また伝統的な歴史を持つ企業でないと入り込めない地域でもないので「何でもできる」という“縛りのなさ”もコンセプトに込められているとのこと。プロジェクトの立ち上げ時には、「江東区が何かモノづくりをしたいと考えるクリエイターや企業の方が頼れる基地になれるといい」といった話をしたと語ってくれました。

具体的な取り組みとして、このトークセッションの会場でも来場者全員に配られた1冊のブックレットがあります。1社1社にキャッチコピーをつけるなど、手間を惜しむことなく、各社の良さが際立つものに仕上がっており、吉田氏は「各社の名刺がわりになるよう心がけた」「これに掲載されることを誇らしく感じてもらえるようにつくった」と語っていました。さらに公式サイト『江東区ものづくり団地』では、自分たちの技術力や商品展開を発表できる場として展開しているそうです。


*会場でも配布されたブックレットは、まるで写真集のような立派な仕上がり

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2つ目の事例は、「モノよりも人」をコンセプトにプロジェクトを進めている『福島県の地域商品を扱うECサイト』。吉田氏自身の「いいものは、作っている人が面白いはず」という仮説のもとに、「モノ」ではなく「人」にフィーチャーしたECサイトをプロデュースしたと話します。そこには商品力で勝負しても、大きな資本力を持つ競合や、先にやっている競合には勝てないという判断があったとのこと。
コンセプトは「それは、遠くて近い 愛らしくて、知らない人」。ここには、親戚からの仕送りのような感覚で、購入した福島の地域商品が届く、という意図が込められています。また「モノがほしいから買うのではなくて、人を応援したくて買う」「エレクトロニック・コマースの略である『EC』を、“エモーショナル・コマース”という造語に読ませて、情緒や人間関係の取引ができないか」といった、既存のECサイトとは“逆張り”のアイデアやアプローチを大切にしてきたことに言及。

「商品やブランドにある特徴や他との違いを探し、それをきちんと拾い上げて、磨くことで価値に変え、外に伝えることができれば、ブランディングができると信じている」というまとめの言葉を残して、弊社の名児耶にマイクが渡されました。

 

最高のエールは送る。だけど、答えは出さない。

続いて登壇した名児耶は個別の案件を紹介していく前に、デザインプロジェクトへの向き合い方の話からプレゼンテーションをスタートさせます。最初に名児耶が強調したのは「プロジェクトには答えがない」ということ。仮に答えがあるのであれば、プロジェクトをやる必要はなく、経営者の判断で自らが行動をしていけばいいという主張でした。


*「答えがない」「答えを出さない」と力強く語るアッシュコンセプト代表の名児耶。

そのように霧の中を進む船の道案内をする上で、もう一つ大切にしていることは「外部であるアッシュコンセプトが答えを出してはいけない」ということ。答えを与えてしまうと、継続性がなくなってしまうというのが名児耶の考え方です。その為、経営者や開発担当、技術者、営業、品質管理、広報、デザイナーなど、さまざまな人が同じプラットフォームの上に集まり、一生懸命に考えて、最終的にはユーザーが楽しんで使う姿をイメージするのが重要だと話します。その中でアッシュコンセプトが担うのは、デザインというツールを用いて、具現化や視覚化のお手伝いをすることであり、さらにコストをかけずに、小さな失敗をしやすくすることだと説明しました。

さらにもう一つ語られたのが、“21世紀型のデザイン”について。つまり“カタチをデザインする”昔ながらの手法ではなく、価値をつくるためのトータルのプロセスをデザインすることが21世紀型であるということ。カタチや素材、色だけでなく、プライシングや、どういうデビューのさせ方をするのか、どういう売り方をするのか、どうやってメディアを集め、どうやって流通させるのか。それらすべてができてこそ、価値が生まれると語気を強めます。

モノが溢れ、もはや物質的な満足度は求められていない時代。ユーザーたちは、より精神的な部分を満たすためにモノを買いたいという欲求を持っています。それを満たすために必要な要素が3つあると名児耶は説明。その1つ目は「理性」。プライスや品質を指す要素です。次に「感性」。これはデザインや色、センスと呼ばれるような部分になります。そして最後は、今の時代に重要とされる「知性」です。これは「再生資源が使われていて、環境にいい」といったバックストーリーや、つくった人の思いの部分を指します。この3つすべてが必要であると宣言し、個別の案件の紹介へと進んでいきます。

まずは、「洗濯しなくていい、敷きっぱなしでいい、バスマットの革命」と称した、石川県の(株)イスルギとチームを組んだ『soil』からスタートし、その美しい加飾を「これはもう現代工芸です」と絶賛した墨田区の吉田テクノワークス(株)との『ornament』。「見せていい掃除道具を」いう思いから始まった、清掃用品のトップメーカーである(株)テラモトと協業する『tidy』。石川県の山中漆器をルーツに持つフードウェアカンパニー(株)竹中と組むことで、タフで楽しくてクリエイティブな新しいライフスタイルを提案するために生まれた『tak』。日本の90%以上の手袋をつくり出す香川県に位置するルボア(株)と組んで、同社の林 周二(はやし しゅうじ)社長の「h」、デザイナー宮城 壮太郎(みやぎ そうたろう)氏の「m」、そして名児耶の「n」、そして「あなた」を意味する「You」のそれぞれ頭文字をブランド名とした『hmny』と、ミニマムな革製品を提案する『CORGA』。さらに北海道旭川市の家具メーカーである(株)匠工芸と、家具が売れない時代を迎え、百貨店でも家具売り場がなくなっている現状を打破するべくつくった『h × TAKUMI』。そしてこのトークセッションにもゲストとして登壇いただいている旭工業(有)代表の嶋 知之氏が会長を務める『あやせものづくり研究会』がリリースした「Sumi」「Tetsu」「Ori」「Sekiei」の4つの製品を一気に紹介。
限られた時間の中、非常に駆け足ながら、とてもたくさんの事例が、プロジェクトを進める中でのエピソードや、名児耶本人が感じた思いなどとともに、説明しました。


*名児耶のプレゼンの中で紹介された多くのブランドが、別フロアで行われた新作発表会で展示されていました。

最後にはアッシュコンセプトのオリジナルブランドとして展開している『h tag』と、障がい者の方々のものづくりを支援することを目的に立ち上げられた『equalto』に触れて、名児耶によるプレゼンテーションは終了します。
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成功への長い道のり。大切なのは情熱と強い意志。

続いて行われたのは、『あやせものづくり研究会』の会長である嶋知之氏を含めた3名による鼎談です。まずは嶋氏がマイクを握り「やっと出番が来ました」と会場を和ませ、さらに簡単な自己紹介とあやせものづくり研究会の説明を行います。


*普段は作業着で、顔に黒い炭がついていると話す嶋氏も、この日はクールでスタイリッシュな装い。

『あやせものづくり研究会』は、神奈川県綾瀬市でものづくりに携わる4つの企業が集まり「綾瀬市」をPRするためにアッシュコンセプトと手を組んで進めているプロジェクト。嶋氏は市の担当者から「デザインをするだけでなく、すでに販路も持っている」とアッシュコンセプトを紹介してもらい「じゃあこっちはつくるだけで、大ヒットだな」と感じたにもかかわらず、最初はまったく売れなかった、という笑い混じりの思い出話を紹介し、それには名児耶も大爆笑。2人の関係性の良さが伺いしれます。

そこから嶋氏と名児耶の2人が出会った時の回想録や、製品が生まれるまでの苦労の歴史を語られていく中で、スマイルズの吉田氏と名児耶が共感し合うポイントが出てきます。それは「コンサルティングとして外部の企業が携わったとしても、なかなかすぐには成功しない」ということ。吉田氏はスマイルズでは外部のプロデュースだけでなく、自社事業も展開しており、成功への道のりの長さはその両方で痛感していると語っていました。例えば自社事業における代表的なブランドである『スープストックトーキョー』においても、ある程度の知名度が得られたにもかかわらず、赤字期間はあったと告白。「やりたいことをやっているから、10年は粘って、11年目から良くなってきたらいいね、くらいの感覚」と、かなり長期的な目線で事業を進めていることを教えてくれました。

もう一つ、吉田氏と名児耶が同じ意見を持っていたのは、「プロデュースされる側の企業の方々が、“自分ごと”としてプロジェクトを考えてくれるかどうか」ということ。その点で、あやせものづくり研究会では、嶋氏をはじめとした参加企業の方々が「何をつくっていくか」を、一緒になって一生懸命に考えてくれる、と名児耶。


*この鼎談をきっかけに、新しいプロジェクトが立ち上がるかも!?

.スマイルズやアッシュコンセプトのような外部の企業は、応援団となって最高のエールは送れるものの、やはり実際に事業を進めるのは本人たちであり、これまでの地方創生ブランディングに関わる成功例のすべては、プロデュースされる側の情熱や強い意思があったからだと総括しました。

嶋氏もそれに応え「アッシュコンセプトの存在は、パートナーとして本当に心強いので、これからもガンガンやっていきたい」と熱い思いを語り、吉田氏が「楽しそうなので、僕も仲間に入れてください!」と2名の笑いを誘ったところで、3名による鼎談が終了しました。


*穏やかな笑顔の中に隠されたものづくりへの情熱は、相当なもの。


「ほしい」と「売れる」をどう両立させる?【来場者による質問】

続いて、来場者からの質問が3人に向けられます。このレポートで紹介するのはブランディングやプロデュースを手がける側である吉田氏や名児耶に向けた「自分が買いたいと思うものと、実際に売れる製品との折り合いはどのようにつけるのか」という問い。

その鋭い質問に対して、先にマイクを取ったのは吉田氏です。回答として語られたのは「自分は普通の人間だと思っているので、自分がいいと思ったら、自分と親しい人は同じようにいいと思ってくれるという仮説のもとに成り立っている」ということ。その上で、いろいろな人に見てもらって「どう思う?」「いくらだったら買う?」というリサーチも欠かさないと教えてくれました。


*吉田氏は外部ではなく“同じ会社の人”として、製品開発やブランディングを進めていると語ります。

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名児耶の回答も近いもので、まずは自分が「ほしい」「買いたい」と思えなければ、プロジェクト自体に熱が入らないと強調。その上で、製品化へと進むプロセスの中で、しっかりとモニター調査は行っていると答えます。特に「こういう人に買ってほしい」というターゲットを細かく設定し、その属性に該当する人たちを集め、実際にものを見てもらいながら、意見交換を行い、ヒントを得ることで、改良につなげるのが通常の方法と説明。とはいえコロナ禍の影響で多く人を集めることが難しくなった今は「僕にとっての一番のモニターは、妻」「僕にとって、一番おっかない人だから」とお茶目な発言も。


*「できない理由よりも、やれる方法を」。これからも無数のデザインプロジェクトが進んでいくでしょう。

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最後に名児耶から改めて語られたのは、自分自身がやる気を持って行動しないと、何も生まれないということ。そして、誰かがやってくれると思っているうちは絶対に成功しないという強い主張でした。それはこのトークセッションで扱われたような、事業やビジネスとしてのブランディングやプロデュースだけに限らず、自分の人生をデザインする必要がある人、つまりこの世に生きるすべての人に当てはまる考え方であり、みんなが前向きに一歩踏み出してほしいと話します。さらに「できない理由を語るよりも、やれる方法を探す方が大好き」と自身の信条ともいえる言葉を残し、本トークセッションが締めくくられました。

【#ネコカップチャレンジ2021】Youtube LIVE配信 を行いました!

ネコカップ 無限ネコ製造機
2020年8月から開催している参加型SNSイベント「コネコカップチャレンジ」。
第3回目を迎える今夏は、+d『コネコカップ』にとどまらず『ネコカップ』も対象に加え、グレードアップした「#ネコカップチャレンジ2021」として開催!

おかげさまで、沢山のご参加をいただくことができました。
チャレンジいただいた皆さま、本当にありがとうございます!

2021年8月28日(土) に KONCENT公式Youtubeチャンネルにて、
皆さまのチャレンジをご紹介するLIVE配信を行いました。
当日のLIVE配信の様子と「ベスト オブ ネコカップ」受賞作をお伝えいたします。
*「#ネコカップチャレンジ2021」の概要につきましては、こちらからご覧いただけます。

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8月25日(水)23:59 #ネコカップチャレンジ 受付終了!!

7月15日から始まった「#ネコカップチャレンジ2021」も、いよいよ参加締切を迎えました。
応募総数は約350作品! 第1回・第2回以上の盛り上がりに、STAFF一同、喜びにふるえていました。

*皆さまのチャレンジのごく一部を抜粋。



8月28日(土)「ベスト オブ ネコカップ」決定!!

「ベスト オブ ネコカップ」決定のため、デザイナー・森井ユカさんがご来社。
どれも魅力的な投稿ばかり。今回も1作1作にじっくり向き合っていただきました。

*予想を超えるチャレンジ数のため、社内の様々な場所に作品を掲示。森井さんにも移動していただきながら、選定していただきました。



午後2時30分 #ネコカップチャレンジ2021@Youtube LIVE配信スタート!!

KONCENT公式アカウントにてYoutube Live配信の開始です。
森井さんには引き続きゲストととして、ご出演いただきました。
まずは森井さんへ「ネコカップ」「コネコカップ」のデザインについてお話しを伺いつつ、
前々回、前回の「#コネコカップチャレンジ」をふりかえります。

*今回も、森井さん(左)のメイクもばっちり決まっています。
   配信時には、感染症対策として、手指の消毒、常時換気、アクリルパネルの設置・マスクシールドの着用を行いました。



続いて「ベスト オブ ネコカップ」の発表です。

”ぶるんぶるんネコ” など 社会現象を巻き起こした 楽しく、すばらしい作品ばかりでしたが、
・「ネコカップと夏と」というテーマにそった「夏らしい」作品。
・「みんなで真似したくなる」ような作品。
・「創造性にあふれている作品」。
という3つの観点から、チャレンジいただいた皆様の代表として、選定いたしました。

また、今回は予想を超える応募数のため「KONCENT賞」に加え、急きょ「森井ユカ賞」を増設。
各賞 3部門 (「子ネコ料理部門」「子ネコ造形部門」「ねこも一緒部門」)、合計 6作品 をご紹介します。

まずは、「KONCENT賞」です。
ネコ料理部門に選ばれたのは、こちら。

@allhail2ichi さん 『片ハチワレ柄ゼリー』

森井さん:
後ろのネコさんと斜めに柄がそろっていたり、黒のゼリーも上と下とで色合いが違うものを使っていたりと、本当に絶妙。夏なので、ゼリーのご応募がすごく多かったのですが、この作品はお料理として完成されていて「自分もやってみたい!」ということで、選ばせていただきました。

@allhail2ichi さん(LIVE配信後コメントをいただきました)
白黒片ハチワレのイチさんのカフェ「イチ・カフェ」のイチオシメニューをテーマに、片ハチワレ柄ゼリーにしました。ネコカップで楽しい時間を過ごせました。おまけに賞までいただけて大変うれしいです。

イチさんは元捨て猫です。ネコさんは可愛いけど、20年は生きるし、とっても手とお金がかかります。人生を捧げる覚悟でおうちに招いてくれたら、イチさんも喜びます。


そして、ネコ造形部門の「KONCENT賞」に選ばれたのは、こちら。

@ei_ohono さん 『ねこじゃらし氷ネコ』

森井さん:
氷の中に植物をいれて凍らせるという、目から涼をとれる作品です!

ネコカップは大きいので、このまま冷凍庫にいれて製氷するのも、空気の泡が入らないよう、きれいに固めるのも大変なはず。何回か氷ネコ製造にに挑戦していただいたのではないかと思います。氷の作品も沢山あったのですが、その中の代表ということで、選ばせていただきました。

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@ei_ohono さん
(LIVE配信後コメントをいただきました)

ポイントは、ネコジャラシのしっぽ。
我が家の猫がいつも散歩している小さな庭に、今年はネコジャラシがすくすく育ちました。夏の日の思い出に「ネコジャラシネコ氷」を作ってみようと思いました。思いがけず光栄な賞をいただき、とてもいい思い出ができました。ありがとうございました。


さらに、猫もいっしょ部門の「KONCENT賞」に選ばれたのは、こちら。

@ akiiiiikaさん 『ビョーン!』

森井さん:
何気ない日常のひとコマですが、ベランダにゴムホースや朝顔があったり、手前にたらいがあったりと、見るからに「夏!」という、夏感満載の作品です。寒い時期にこの作品をみて夏を感じたい、と思いました。

黒のネコカップ・コネコカップと黒猫さんの瞬間的なポーズが、絶妙に切り取られていて素敵です。

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@akiiiiika さん(LIVE配信後コメントをいただきました)
ねこと一緒に撮るのは中々難しかったのですがカメラを向けていたらたまたま撮れた写真です。
しまい忘れていたホースも夏らしさを引き立たせてくれました…
毎シーズンとても楽しく参加しています!前回まではねこがいなかったので今回から一緒に参加出来て嬉しかったです。


以上の方が「ベスト オブ コネコカップ・KONCENT賞」を受賞されました。
おめでとうございます!!

こちらの3名の方には、KONCENTより
「KONCENT Web shopお買い物券」をプレゼントいたしました!



続いて、「森井ユカ賞」の発表です。
まず、ネコ料理部門に選ばれたのは、こちら。

@kaori_nii_hosokawa さん 『朝日を浴びるパスタコネコ』

森井さん:
よく見ていただくと、麺を固めて作られているんですね。

「こういう使い方もあるんだ!」と、デザインした私自身が度肝を抜かれた作品です。
そして、背景が夏のお庭を演出されていて、涼やかで、これは試してみたい!と思いました。

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@kaori_nii_hosokawa さん(LIVE配信後コメントをいただきました)
網戸越しに夏の朝日を浴びてるコネコです。
今回麺類で作ってみよう!と思いついてから、どう形にするか、どの器に盛ろうか、どの場所で写真を撮ろうか…イメージを実現させるために考えたり試したりする時間もすごく楽しくて、そんな大満足の1枚で賞をいただけたことを本当に嬉しく思います。


そして、ネコ造形部門の「森井ユカ賞」に選ばれたのは、こちら。

@arisantosyutoratumuさん 『ネコカップと川遊び』


森井さん:
写真を4点ほど、組み合わせている作品ですね。
海や砂場でネコを量産いただいている方も多いのですが、川でのネコカップはあまり見たことがなく、新鮮さを感じました。また、写っている方の躍動感と動かないネコカップとの、静と動のコントラストが演出されていて、ものすごく夏の楽しさが伝わってきました。

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@arisantosyutoratumuさん(LIVE配信後コメントをいただきました)

毎年夏休みに遊びに行く川にて撮影しました。
たくさんのねこちゃんを手前に川遊びを楽しんでる様子を入れたいなぁと思っていた所、中学生の息子がスキムボードを楽しんでる所と、小学生のねこ大好き娘が浮き輪で遊ぶ様子がバッチリハマり、いい写真が撮れました。我が家の作品を選んで頂きありがとうございます!


そして、ねこも一緒部門の「森井ユカ賞」に選ばれたのは、こちら。

@chouchou_cherie_caroさん 『氷ネコとブランさん』

森井さん:
「ねこも一緒部門」も本当に沢山の方にご応募いただいて、かわいくて、気持ちの良い作品ばかりで、見ているだけで泣きそうになっていました。その代表としての「ベスト オブ ネコカップ」です。

この作品は、ネコカップで作った氷ネコで涼やかな演出をされているんですが、その氷ネコが乗っているまな板も、ねこ。さらに本物の猫さんの後ろにも、沢山の猫たちが!こちらのお宅の、無限に猫がいるような雰囲気がすばらしくて、選ばせていただきました。

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@chouchou_cherie_caroさん(LIVE配信後コメントをいただきました)

氷ネコと綺麗に並んでカメラ目線で撮れるように頑張りました。
まさか選んでいただけると思っていなかったので嬉しいです。2022年ももしあれば、またチャレンジさせていただきたいです。



以上の方が「ベスト オブ コネコカップ・森井ユカ賞」を受賞されました。
おめでとうございます!!
こちらの3名の方には、森井ユカさんより「オリジナル作品」をプレゼントいたしました!


*森井ユカさんのオリジナル作品(非売品) 左から「オレンジ」「1号」「2号」「3号」。



午後2時50分 ネコネコ抽選会!!

そして、ここからは、チャレンジに参加していただいた方全員にチャンスがある、森井さん特製「ポストカードセット」の抽選会です。
この抽選会では、投稿順に割り当てられた番号を書いた”ネコくじ”を使用。
森井さんに”ネコくじ”を引いていただき、その場で該当の番号の方の画像をご紹介しました。

まずは、おひとりめの当選者の方はこちら。


@e.cannoさん(LIVE配信後コメントをいただきました):
福島県会津の夏のイベントでコネコカップを使用したこちらのカレーを考案しました。
会津に伝わる妖怪「猫魔の化け猫」を表現しています。
怖さと少し可愛さを感じる表情作りにこだわりました。
ホラーな雰囲気を出すため画像加工もしています。選んでいただけて嬉しいです。
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つづいて、おふたりめはこちら。


@ala_blanca_さん(LIVE配信後コメントをいただきました):
腸活を意識している自分だけでなく、家族も楽しくなるようにネコカップを使ったところです。

今度はブロッコリースプラウトもネコカップにして投稿したいと思います!
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3人目の方はこちら。


@nako.suu_さん(LIVE配信後コメントをいただきました):
しみじみと過ぎゆく夏の風景を見つめる猫の親子です。

選ばれてとても光栄です。ありがとうございます
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4人目の方はこちら。


@nkaeko_さん(LIVE配信後コメントをいただきました):
少しでも涼しさが感じられるように、ブルーのゼリーにフルーツを加えて、海辺に寝そべる猫ちゃんを想像して作りました。まさか当選するとは思いもよらず、ビックリしました。
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ラスト5人目の方はこちら。

@ niyantai90 さん(LIVE配信後コメントをいただきました):
我が家のキジトラシロのにゃん太くんそっくりのねこゼリーを作りたくて2層にしました!
耳はもげましたが、味は最高!おいしかったです。夏休みのチャレンジが実を結びました!!!
ネコカップもゲットしたので、また作りたいと思います。

 

以上の5名様に「ポストカードセット」をプレゼントいたしました。
お部屋に飾ったり、猫好きのご友人へのお手紙などにご活用ください!


*森井ユカさんのオリジナルポストカード。2枚1組のセットでプレゼントいたしました。



15時00分 #ネコカップチャレンジ2021 全作品 一挙紹介!!

つづいて、「#ネコカップチャレンジ2021」にご参加いただいた、すべての作品を森井さんのコメント付きでご紹介!
チャレンジをされた方は、ぜひ、Youtubeの映像をチェックしてみてくださいね。


*画像は、森井さんのご友人の愛猫・モモタとネコカップチャレンジをしていただいた時の様子(森井さんのSNSでご覧いただけます)


最後に森井さんより「#ネコカップチャレンジ2021」についてコメントをいただきました。

森井さん:
本当にたくさんの方にチャレンジいただき、ありがとうございました。
猫のシルエットをみるだけでも、「きゅんっ」とするのですが、今回は300以上のネコ達を見ることが出来て、胸がいっぱいです。
皆さま、これからも、ぜひぜひネコを量産して、SNSなどにで投稿していただければ嬉しいです。





改めまして「#ネコカップチャレンジ2021」に
ご参加いただいた皆さま、応援いただいた皆さま、ありがとうございました!
これからも「ネコカップ」「コネコカップ」と過ごす毎日”を楽しんでいただけると幸いです。

なお、LIVE配信につきましては、下記URLより再視聴いただけます。
●再視聴用URL:https://www.youtube.com/watch?v=SErLfBnSz-0
(KONCENT公式Youtubeチャンネルにつながります)


#コネコカップチャレンジ2020


#コネコカップチャレンジ2021冬

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【#ネコカップチャレンジ2021】森井ユカさんよりお知らせ

現在、KONCENTでは、参加型SNSイベント「#ネコカップチャレンジ2021」を開催中!

第3回目を迎える今夏は、これまでの+d『コネコカップ』に『ネコカップ』も対象に加えグレードアップしたため、
前々回・前回を上回る勢いで、さまざまなチャレンジを、ぞくぞくご投稿をいただいております!

皆さまの熱いチャレンジをご覧になったデザイナー森井ユカさんより、うれしいご提案をいただきました。

なんと、
森井さんのオリジナル作品をご提供いただけることに!
後姿も とってもキュートな『オレンジ1号・2号・3号』です。
こちらの作品は”森井ユカ賞”として、「ベスト オブ ネコカップ」を受賞された方に贈呈いたします!

また、チャレンジにご参加いただいた方の中から、抽選で5名様に森井さん特製のポストカードをプレゼント。
*プレゼントの抽選・発表は、8/28(土)のライブ配信内で行ないます。

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ネコカップ・コネコカップを既にお迎えされている方も、これからお迎え予定の方も、
ぜひぜひ思い思いのチャレンジをお楽しみください。

ご投稿お待ちしております!

「あぁ、いい雰囲気だな」と思える灯りを – 後藤照明 –

「あなたの部屋は、どんな灯りですか。」

と聞かれて、自室の照明をはっきりと思い浮かべられる人は、どのくらいいるでしょうか。
近頃では、間接照明など、灯りにこだわりを持つ方もいらっしゃいますが、天井の照明そのものを付替えたことがある人は、それほど多くないのでは。

東京・墨田区で120年以上続く、後藤照明株式会社。
代表の後藤榮紀(ごとうえいき)さんは「照明器具は部屋との調和」と語ります。

今回は、長い歴史の中で培われた確かな技術と安全性、そして照明器具への想いを伺いました。


*後藤照明株式会社 代表取締役 後藤 榮紀(ごとう えいき)さん

*この取材は2021年6月中旬に行ったものです。
*新型コロナウイルスの感染リスクを減らすため、最小限の人数で取材・撮影、スタッフのマスク着用などの対策を行っています。

後藤照明 の製品ページはこちら >>


- 硝子食器から照明器具へ

KONCENT Staff(以下、K):
こんにちは。今日はどうぞよろしくお願いします。

後藤照明株式会社 後藤さん(以下、後藤さん):
よろしくお願いします。

K:
120年以上の歴史と伺いましたが、創業はいつごろですか。

後藤さん:
明治28年(1895年)です。

K:
当初から、照明器具を扱われていたのでしょうか。

後藤さん:
いえ、最初は、硝子製品の焼き付け加工を行っていました。
食器屋さんから依頼を受けて、花などの絵柄を筆で描いたものを販売していたようです。
祖父から父へ代替わりした頃から、だんだんと照明器具を取り扱うようになっていきました。

K:
その頃は、どんな照明器具だったのでしょう。

後藤さん:
「火屋(ほや)」と呼ばれる(筒型の)硝子製のものですね。
その中に、蝋燭や電球を入れて使うんです。

K:
なるほど。同じ硝子製品を取り扱う流れで、照明器具に移り変わったんですね。

後藤さん:
そうですね。昔は「硝子を制するものは、照明を制する」という言葉があるくらい、照明器具も硝子製がメインだったんです。
それが、昭和30年頃から、蛍光灯やプラスティック製のセードが一般家庭でも普及し始めた。
硝子製の照明器具にとっては、大変な時代でしたが、なんとか乗り切ることができて、現在も硝子製のセードも多く扱っています。


*後藤照明の硝子セード。手吹きならではの味わいのある表情が特徴です。

K:
硝子製以外に、アルミ製のセードも扱われていますよね。
こちらは、いつ頃からでしょう?

後藤さん:
もう70年くらいはやっていますね。
一般的に「P1(ピーワン)」と呼ばれる型のものですが、硝子に比べるとアルミ製は比較的安価で、何より割れないのが特徴です。

K:
このアルミ製のものは、後藤さんの会社で製造されているのですか?

後藤さん:
いえ、墨田区の職人の方にお願いしています。
「へら搾り」と言われる技法で、一枚の平な板を回転させながら、「へら」でぐーーーっと曲げていきます。
照明器具以外にも、ロケットや新幹線の先端など大きい物にも使われている方法なんですよ。

K:
世界に誇る、下町のものづくりの力ですね。


*へら絞り:平面状の金属板を回転させながら、「へら」と呼ばれる棒を押し当てて変形させる加工技法。へらに伝わる感触を頼りに、押し当てる力加減を微調整するそうで、熟練した技術がを求められるまさに職人技。

- お寿司屋さんでもあり、コーディネーターでもある

K:
そのほかの部品も、色々な工場や職人の方が作っていらっしゃるんですか。

後藤さん:
そうですね、うちは、お寿司屋さんみたいな感じなんです。

K:
お寿司屋さん!?

後藤さん:
お寿司屋さんのカウンターに座るとケースの中にトロやエンガワなどの「ネタ」が並んでいるでしょう?
そのネタをシャリと一緒に握って、お寿司として出してくれる。
それと同じように、「コード」というシャリと「セード」というネタを組み立てて、照明器具を作っているんです。
だから受注生産でも比較的、短い期間で納められますし、その分、ネタやシャリの仕込み、つまり、部品の品質と管理はしっかり行っています。

K:
部品の種類がかなり多いようですが、後藤さんがデザインされているんですか?

後藤さん:
いえいえ。僕自身はデザインの才能はあまりないと思ってます。
けれど、子供の頃から手仕事を間近で見ていて、技術だけではなく、いいセンスを持っている職人さんが多いなということを知っていて。
そこで「こんな感じの木の飾りを5個くらい」「ヘラ搾りでセードを5種類くらい作ってください」ってお願いするんです。そうすると、5個×5種類×5色など、100通り以上の組み合わせになる。
そこから、色や形の一番いい組合せの照明器具を考えるんです。

K:
なるほど。お寿司屋さんでもあり、コーディネーターでもあるわけですね。

後藤さん:
格好いい言い方をすると、そうですね(笑)。

K:
ところで、カタログを拝見すると、オリジナルの電球も販売されているようですが。

後藤さん:
これですね。『浪漫球(ロマンキュウ)』。


*後藤照明のオリジナル電球『浪漫球』

K:
(パッケージを読む)「いつの夜(世)も 家族団欒 浪漫球」。

後藤さん:
それ、僕が書いたんです(笑)。
昔は、おじいさんもおばあさんもいて、家族みんなで食卓を囲んでいたという雰囲気を詠んでみました。

K:
まさに家族団欒の情景ですね。
いつ頃から販売されているのでしょうか。

後藤さん:
30年前くらいから。ちょうどバブルが弾けた頃に「大正ロマン」や「昭和レトロ」が流行っていた頃ですね。
これは、新潟の職人さんにお願いしていて、1個1個、口で吹いて作っているんですよ。
それから、中を真空にしているので独特のやさしい灯りが生れます。
LEDのものと、ちょっと比べてみましょうか。



*上:真空製法の浪漫球 下:LEDの電球


K:
全然違いますね。
真空製法の「ほわん」としたやわらかい印象に対して、LEDは「はっきり」した直進的な灯りですね。

後藤さん:
そうなんです。時代の流れで「LED」を取り扱わざるを得ない状況ではあるけれど、両方点けてみて「浪漫球(真空製法)の灯りがいい」って言ってくれる方もいて。そういう時は、やっぱりうれしいですね。
それと、LEDは「球(たま)が切れる」というイメージがあまりないと思いますが、真空製法の場合、「黒化現象」といって、最後には球の中が真っ黒になって消えていく。僕は、その姿が格好いいと思っています。

K:
「終わりの美学」ですね。

.
- 安心・安全につながる丁寧な仕事


K:
先程、部品は様々な工場や職人の方が作られているというお話がありますが、
組立て作業はこちらで行っているんですよね。

後藤さん:
はい。うちでは、「品質の管理」「検査」「組立て」「点灯試験」「梱包」「発送」を一貫して行っています。

K:
「点灯試験」もされるんですね。

後藤さん:
やはり、安心・安全に使ってもらうためにも、電気系統の部分は一番気を使っています。
もちろん、電気用品安全法(PSE)の技術基準適合試験も受けていますし、取扱説明書もそれぞれの製品に合わせたものを付けています。

では、作業の様子を見てみましょうか。

K:
皆さん、黙々と作業を進めていらっしゃいますね。
机の上に貼ってあるのは、、、メジャー?

後藤さん:
コードの長さも指定があるので、すぐに計って切断しやすくするための工夫ですね。
様々な部品があるので、注文に応じて組立てていきます。

K:
要望にあわせて細かく対応されているんですね。
おおよそ、どのくらいの工程で完成するのでしょうか。

後藤さん:
そうですね、コードを切断したり、吊具やペンダントを取り付けたり。
組立作業は、10工程以上はあります。その後に点灯試験、ダブルチェックもした上で、最終的に梱包・発送を行います。

K:
安全性への取り組みや、1点1点組み立てる手作業の丁寧さから、信頼のできる製品だということが、よくわかりますね。


*注文内容に応じた部品の組み立てを行った後、1点1点、手作業で点灯チェック。ていねいな仕事から信頼の厚さを感じられる。

.

- 「あぁ、いい雰囲気だな」と思える灯りを

K:
120年以上の歴史のある家業ですが、
後藤さん自身が照明器具を創り続けているのは、なぜでしょう?

後藤さん:
やっぱり、「好き」なんですよね。
部品の組合せをすることも楽しいですし、自分が考えたものが実際に使われているのを見ると、うれしくなりますね。

K:
個人宅だけではなく、カフェなどの店舗で使われていることも多いですよね。

後藤さん:
はい。街を歩いていて見かけると、自己満足かもしれないけれど、
「あぁ、やっぱりいい雰囲気だな」って思います(笑)

K:
後藤さんにとって、照明器具の一番大切なことは何でしょうか。

後藤さん:
「部屋との調和」ですね。
照明は灯りを点けるためものですが、消した時にも室内とのバランスが取れているものがいいと思います。
あとは、(部品の)組合せをする時にも「どういう所につけるか」ということは必ず考えます。

K:
シンプルで、スッキリとしたデザインが多いのも、そういった点からでしょうか?

後藤さん:
そうですね。照明だけが目立ちすぎるのではなくて、座った時に「なんか落ち着くな」という感じ方が大事だと思います。
例えば、本当にいいウイスキーならバカラのグラスで呑むのもいいけれど、手ごろな価格のものなら普通のシンプルなグラスで呑む方が、味わいがあるんじゃないかなって思う。

K:
その空間で「生活する人」が主役なんですね。

後藤さん:
まあ、なかなか難しいですけれど(笑)。
でも、照明器具って、そんなに頻繁に変えるものではないから、「お、いいな」って思えて比較的長く使えることが、その人にとっていいモノなのだと思います。

K:
なるほど。空間にあった照明器具を選ぶことで、豊かな生活へとつながりますね。
本日は、貴重なお話ありがとうございました。

下町ならではの、まわりへの気遣いがさりげなく感じられ、やさしく部屋を照らしてくれる後藤照明の灯り。
作っている方の想いを知ることで、よりいっそう安心や魅力を感じることができました。
いつもの生活に「新しいけれど、どこか懐かしい」手作りの照明器具を取り入れて、ほっとする時間や場所を過ごしてみませんか。

後藤照明 の製品ページはこちら >>

【h concept × LIFESTYLE SALON】TALK Session 1 『デザインの未来を考える – 明日を切り拓くデザインの力』

2021年6月30日より3日間にわたって浅草橋ヒューリックホールで開催されたアッシュコンセプトの新作発表イベント『h concept × LIFESTYLE SALON』。そのメインコンテンツの一つとして行われたのが、初日となる6月30日に実施されたトークセッションです。

今回はその1回目、“醤油瓶から新幹線まで”のデザインを手がけ、日本の、そして世界のデザイン界を牽引してきた(株)GKデザイン機構の代表を務める田中 一雄(たなか かずお)氏と、アッシュコンセプト代表、名児耶とのトークセッションをレポートします。


*画面左:アッシュコンセプト・名児耶 / 画面右:GKデザイン機構・田中一雄氏

拡張しつづける『デザイン』を整理し、再定義する。

イベント初日の13時から行われたこのトークセッション。
事前予約制がとられたにもかかわらず、会場は満員となり、多くの来場者の熱気が室内を包みます。

この2人によるトークセッションは「対談形式」と銘打たれたものの、名児耶による冒頭のあいさつで「なにより僕自身が、田中さんのお話を聞きたい」という告白もあり、まずは田中氏によるプレゼンテーションが進められることとなりました。壇上に座る名児耶も、来場者と同じようにノートにメモを走らせながら田中氏が展開するデザイン論を真剣に聴く姿が印象的です。


*押しも押されもせぬ重鎮でありながら、田中氏の語り口はとってもマイルド。時に会場の笑いを誘いながら話は進んでいきます。

 

『デザインの未来を考える – 明日を切り拓くデザインの力』というタイトルがつけられた田中氏のプレゼンテーションは、2020年9月に上梓された自身の著書『デザインの本質』(ライフデザインブックス)の内容に基づいたもの。大きく以下の4つのテーマに分けて話は進んでいきます。

1)GKデザイン概要 / 名刺代わりに
2)広がるデザイン /d』と『D』
3)デザインの力とは / 五つの能力
4)デザインはどこに行くのか / 心の時代へ

『デザイン』という言葉が持つ意味がどんどん広がって、訳が分からなくなっている状況の中で、それを整理して本にした結果、名児耶さんからその話をしてほしいとお願いをされた」というイントロからプレゼンテーションはスタート。まずは“名刺代わりに”ということで、GKデザイン機構がこれまでに手がけてきたデザイン事例を紹介するためのムービーが会場前方のスクリーンに映し出され、そこから約40分に渡って、さまざまな示唆や気付きを与える話が展開されます。語られたのは、いわゆる職業としてのデザイナーのみに響くものではなく、経営という観点や、ものづくりという観点からも有意義で、かつ、人や生活とデザインとの関係性までを再定義するような価値ある内容でした。


コロナ禍が浮き上がらせた本当に大切なもの。

4つのテーマにそって進められた田中氏のプレゼンテーションが終わった後、今度は名児耶とのディスカッションがスタートします。名児耶の1つ目の質問は、やはり今一番の関心事とも言える「アフターコロナにおけるデザインがどういう方向に進んでいくのか」ということ。
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それに対して田中氏は「コロナ禍によって、人間にとって本来的に大切なものを、もう一度、見直すきっかけになった」と話し、また同時に「世の中のデジタル化を急速に進めた」という側面に言及します。その例として紹介されたのが、GKデザイン機構のロサンゼルス支社の代表との会話の中で出てきたトピックスです。それは「Technology」と「Acceleration」を融合させたTecceleration(テキサラレーション)という考え方について。そこでは10年かかっても進まなかったテキサラレーションが、コロナ禍の影響でこの2年で一気に加速し、すべてが変わったという会話がなされたとのこと。それくらいテクノロジーを進化させたのがコロナ禍であり、またその影響で、人と人との関係性が変わり、結果として “リアル”がクローズアップされたと話します。
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その解答に名児耶も共感を得たようで「技術や道具が進化した今、逆に改めて『』の大切さに人々が返っていることの不思議さ」に触れます。それに対して田中氏は「好き嫌いを超えて、変わらざるをえない状況」と指摘し、さらに「変わった結果として、本当に大事なものが浮かび上がって来る」と語りました。その“本当に大切なもの”というのが、『』であるという点において、2人は共通の見解を持っていたことが分かります。
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*名児耶は田中氏が発する言葉の多くに共感と気づき、そして感動を得たと話します。

 

デジタルの功績は大きく、しかし万能ではない。

続く、トピックスは、この新作発表イベントに関して。まずはコロナ禍の影響でこれまで行ってきた大きな会場を使用した展示会が2年連続で中止に追いやられる中、それでも「なんとか新製品を発表したい」という思いから「自分たちでできることをやろう」という判断に至ったという経緯を名児耶が紹介。そして今後は規模を落とすことで、サロン的な発表会が主流になっていくのではないかという推測と、マスに対する動きではなく、本当に来てほしい人に向けた発信に力を入れて、“価値のある行動力”を追求するのがいいのではないかという持論を展開します。

.*“価値ある行動力”の結果、展示会場には、多くの方にご来場いただくことができました。

 

それに対して田中氏は「コロナ禍によって、満員電車と超高層ビルの必要性が減った」と回答。しかもこれはコロナ禍が終わっても、すべては戻らないと推測します。また東京という大都会に会社があり、電車に乗って定時に出社するといった働き方は20世紀のあり方だと提唱。これからは家にいながら、上はジャケットで下はパジャマで働いてもいいと冗談混じりの話をし、さらに平日に昼寝をしていてもいいし、その代わりに土日に働くといったような、個人のスタイルに合わせた自由な選択も可能になっていくだろうと語りました。

また田中氏は、テクノロジーを活用することで、暮らし方や働き方が変わっていく中で、それでも「リアルじゃないとできないこともある」という考えを示します。例えばデザイン賞の審査をはじめ、今回のアッシュコンセプトの新作発表会など、やはり実際にモノを見ないとできないこともあるというのが、田中氏の主張です。

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*田中氏と名児耶の息のあった掛け合いに、時に会場から大きな笑い声が響きます。

 

それを受けて「どうせモノをつくるなら、恋人みたいなモノをつくりたい」「それくらいのモノをつくらないと価値がない」と、周りにいる人たちといつも話していると語った名児耶。そしてそんな製品がつくることができたとすれば「恋人なんだから近くにいたいし、触っていたい」「やっぱり恋人がバーチャルなのは嫌だ」と続けました。

そんな名児耶の言葉に、田中氏は「コロナ禍の中で人間がより本質的で大事にすべきものを見つけた」と改めて言及。そして「デジタルによってより便利な世の中になったとしても、より忙しくなったり、よりすり減ったりするのであれば、なんの意味もない」とこの話題をまとめます。

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*最後には来場者からの質問にも丁寧に答えていただきました。


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『アート』とはつまり? そして『デザイン』とはつまり?

そして名児耶からの最後の質問が投げられます。それは「『デザイン』を日本語で表すなら、何?」というもの。

田中氏は、一般的に日本では『意匠』と訳され、中国では『設計』と書かれることを説明しながらも、それでは答えにはなっていないと解説。その上で「心の豊かさをつくる行為」ではないかと答えます。

その解答に対して「ジーンと来た」と話す名児耶は、つづけて「『アート』が自己表現、自己発信であるのに対して、『デザイン』は使ってくれるユーザーがいる」と主張します。その使ってくれるユーザーのことを一生懸命に考えてカタチをつくる、つまり『心』のあるモノづくりこそが『デザイン』であり、コロナを経た今、改めてものづくりに携わる人や企業は、そのことと向き合うべきだと自身の考えを述べました。
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1時間にわたる濃密なプレゼンテーションとディスカッションを締めたのは、田中氏のこんな言葉。「『デザイン』を日本語にすると?」という名児耶からの質問に対して、ある人の言葉を引用することで、もうひとつの解答を与えます。

まず説明されたのは、東京藝大の学生ベンチャーを源流に持つGKデザイン機構のGKについて。これはGroup of Koikeの頭文字をとったもので、「Koike」とはGKデザイン機構の創設者である榮久庵 憲司(えくあん けんじ)氏が師事した東京藝大の小池岩太郎(こいけ いわたろう)先生の名前を指していると説明。さらに小池先生が受け持った最初の生徒が榮久庵氏で、最後の生徒が田中氏本人だったという印象的なエピソードを紹介した上で、その小池先生の放った言葉を紹介し、トークセッションは会場からの大きな拍手とともに終わっていきました。その言葉は……

「デザインは、愛です。」

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