今回は、プラスディー「花付箋」のデザイナー、
黒澤夏子さんをご紹介致します。
黒澤さんはグラフィックデザイナーとしてフリーランスでご活躍されています。
黒澤さん:花付箋は、動作の中に生まれる、儚さだったり楽しさを作りたいと思い、花びらを一枚
黒澤さん:Photo Hangerは、見てすぐにどのように使うのかがはっきりとわかる、とてもいい商品だと思いました。それに、どんな店にも投入できる市場への間口の広さに脱帽しました!
K: どうもありがとうございます。Photo Hangerには、抜群の伝わりやすさがあるんですよね。何気ないシンプルなデザインですが、見てすぐにわかることって大きな魅力になりえますよね。
■ デザインに興味を持ったきっかけは?
黒澤さん:子供の頃から絵を描いたり、よくわからないものを創作していて、漠然と物を作る人になるだろうと思っていました。
当時は『できるかな』のノッポさんが心の師匠で(笑)。
正直、デザインという分野をはっきりと目指したわけではなく、発想を形にすること、人の気持ちと気持ちを繋ぐことを目指し、デザインの道に進みました。
K:好きなこと、興味のあることがつながって職業になっていくのは素晴らしいですね。ちなみに、来月ノッポさん初主演のミュージカルがありますよ!歌って踊るノッポさんです!御年75歳!
■ 最近凝っていることはなんですか?
黒澤さん:器や硝子、木工品やアクセサリーなど、職人さんや作家さんの手で作られた物に触れる事です。地方の窯元や市、作家さんの企画展などによく行っています。
私が、手で物を作り上げる事への憧れがあるのと、工場生産のものであっても、ぬくもりが感じられる物作りをしたいので、とても勉強させてもらっています。
K:手仕事って、やはり忘れてはいけないことですよね。作る側のこころが自然と作品に残っていて、見る側・使う側が無意識にそれを感じとることができると、愛着につながっていく気がします。
■自分をひと言で表すと?
黒澤さん:楽天家。いろいろ考えていても、最終的になるようになるBOXにすべて放り込まれます。笑
それをただ先延ばしするのではなくて、その時やることを焦らず前に進めていきたいです。
K:最終的になるようになるBOX、私もいろいろ放り込みたいです!笑
■ 休日の過ごし方は?または、お気に入りの場所などはありますか?
黒澤さん:逗子の海岸やCOYAというフードコーデイネーターの方が営んでいるCaféでそこの店の猫を愛でながらぼんやりすることですね。とにかく海が好きで、都会に疲れるとフルチャージしに行く感じです。江の電の長谷駅。
K:海っていいですよね。何もしないで見てるだけで落ち着きます。
■ 尊敬するデザイナーやアーティストはいますか?
黒澤さん:近藤一弥さんです。
現代美術やコンテンポラリーダンス等のアート関連のグラフィックデザインを拝見する度に鳥肌が立ちます。作品のイメージを、それ以上ない程に抽出されていて、とても尊敬しています。
それから、アーティストである内藤礼さんの儚く、強い作品もすごく好きです。
張りつめた糸が切れる寸前のような緊張感に惹かれます。
K;近藤一弥さんは、失礼ながら今回のインタビューで初めて知りましたが、繊細なお仕事をされる方なのですね。内藤礼さんは雑誌やホームページなどで拝見して、静かで存在感のある方だなと気になっていました。残念なことに、実はまだ一度も作品を生でみたことがないのです。
黒澤さんのデザインが持つ、やさしくて透明感のあるイメージとどこかつながりますね。
■ 今後の展開について教えて下さい。
黒澤さん:これからも、たくさんの人が楽しみを作り出せるようなアイディアを形にしていきたいです。
どうもありがとうございました。
黒澤さんは穏やかですてきな方でした。これからの活動も楽しみにしています。
黒澤さんのデザインはこちらから
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