今回はGENTA DESIGN(ゲンタデザイン)の金山元太さん、金山千恵さんをご紹介します。
■ デザインされた商品について、思いついたきっかけやコンセプトなどをお聞かせください。
金山元太さん:ポップアップスリッパは、EVAという非常に軽くて柔軟な素材で何か製品を開発できないかというのがスタートでした。実はポップアップスリッパの製造メーカーさんにアイデアの原型となるビーチサンダルがあったのですが、それを携帯できる室内用のスリッパにリデザインしました。表面にメッシュ素材を貼って、さらっとした履き心地に。底面同士を合わせて金具で留められるようにしました。
金山千恵さん:フロシキバッグ2では初代よりさらにデザインに柔軟性をもたせたつもりです。極力シンプルな作りにすることは共通したポイントであり、苦労したところです。
(右の写真は、作業中の金山千恵さんです。
■お二人がデザインに興味を持たれたきっかけは?
金山元太さん:高校生の頃はカーデザイナーになりたかったのですが、その当時にカーグラフィックという雑誌に連載されていたイタリア在住のデザイナーの細江勲夫さんのコラムを
読んで、プロダクトデザインの奥の深さを知ってそういう職種に就きたい思いました。
その後、細江さん本人にお会いする機会があって、そのことを伝えたらすごく喜んでいただけました。
■ 最近凝っていることはなんですか?
金山元太さん:『ほげー。』いつもそんな感じなので。
K:この質問初、擬音語によるご回答をいただきました。笑
■ 休日の過ごし方は?お気に入りの場所などはありますか?
GENTA DES
IGN:今、住んでいる所が海とか河に囲まれた街で、
■ 尊敬するデザイナーやアーティストはいますか?
金山元太さん:すぐに思いつきませんが、アルヴァロ・シザの建築や空間構成は好きです。
K:ベネツィアビエンナーレで金獅子賞を受賞された著名な方ですよね。
■ 今後の展開について教えてください。
GENTA DESIGN:現在は生活用品などのプロダクトデザインを中心に、食品のパッケージデザインから計測機器などのデザインまで幅広く取り組んでいます。今までに手がけた仕事は表面的な造形を整えるだけのデザインではなく、デザイン自体が製品の機能やコンセプトに直結しているものが多かったように思います。時代の要求に答えた斬新さと高いユーザビリティの両立、さらにロングセラー商品の実現という高いハードルを目指して、一つ一つの仕事を大切に取り組んでいきたいと思っています。
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