今回は白シャツがお似合いのお二人、 イドさんにお話を伺いました。 +d(プラスディー)より新商品の「Haco」のデザイナーです。
大木さんは2011年に同ブランドより発表した鳥の形のペーパーナイフ「Birdie」を手がけたデザイナーでもあります。
(前回のインタビューはこちら) http://koncent.net/interview/460
ご自身がデザインした商品について、
思いついたきっかけや コンセプトなどをお聞かせください。
大木 : ポケットティッシュが余っていたり、半端な状態で鞄の中にあったりするので、 もっと有効活用できないかと考えました。貧乏性なんだと思います。 そう思って現状を調べてみたら、スタンダードなポケットティッシュケースが 見当たらなかったことも、きっかけの一因です。
KONCENTスタッフ(以下K):ティッシュケースは沢山あってもポケットティッシュケースは確かに中々ありませんでしたね。 ポケットティッシュが家に沢山ある方は多いのではないでしょうか。そんな方に是非使って頂きたいですね。
Hacoのおすすめの使い方やポイントはありますか?
大木 : 来客時に出したり、車の中での使用であったり、 サブ的な使用例が思い浮かぶかと思いますが、 思い切ってメインのティッシュとして使用すると面積も小さく、 部屋の中がすっきりするかもしれません。
小栗 : ポケットティッシュは繋がっていないので1枚ずつ取ることになります。 無駄にたくさん取ってしまうことがないのも良いところだと思いますね。
K:実はポケットティッシュの大きさと、普段使っているティッシュの大きさって同じなんですよね! なので、普段使いができるのも魅力のひとつです。
デザインをする上で大切にしていることはなんですか?
大木 : 受け取る人や関わる人の想いを大切に、 より良いものにする為に、ポジティブに頑張ることです。
K:ポジティブにという所が大木さんらしくて良いですね。
最近凝っていることはなんですか?
大木 : 料理に手を出し始めました。とにかく、まずは料理に馴れようと。 味付けよりも、材料をきれいに切るとか、手際よく作業をするとかに意識がいってしまいます。
K:男の料理!と思いきや、とても繊細なのですね笑
小栗 : 整理整頓です。モノと空間の関係性の研究は大学院の頃から続けています。
K:整理整頓、大事ですね。頭も整理されます。
休日の過ごし方は?お気に入りの場所などはありますか?
大木 : 家にいる時は猫の側にいることが多いです。 寝てるところを呼びかけたり、鼻とか目の汚れ取ってやったり、 撫でたりしてるので、鬱陶しいなと、思われてると思います。
K:かわいい…!!動物は癒されますね!
小栗 : 休日はいつも泳いでいます。プールの中は景色も音も静かで気に入っています。
K:水の中は落ち着きますよね。夏は特に気持ち良さそうです!
是非、idさんの作業場(アイデアが生まれる場所など)見せてください!
大木 : 鉛筆がいっぱいあるので鉛筆を使ってます。やっぱり貧乏性なんでしょうか。
K:白で統一された綺麗な空間ですね。お二人のこだわりが垣間見えます。
今後の展開について教えてください。
大木・小栗 : 空間から始まり、中で使用するプロダクトや付随するグラフィックのデザインや、 逆にグラフィックから始まり、プロダクトや空間のデザインまで、広い視野でトータルに デザインを手がけられるといいなと思っています。
K:お二人のお仕事をこれからも楽しみにしております! インタビューのご協力、ありがとうございました!
製品詳細はこちら▼
Haco
Mini Tissue Case
[ +d ]
イド 小栗誠詞 大木陽平 / id inc. (Seiji Oguri, Yohei Oki)
デザインオフィスnendoを経て、2013年「イド」を設立。 誰の心にもある大切な重いや考えを井戸水を汲み上げるように丁寧に をコンセプトに グラフィック、プロダクト、インテリア、建築まで一貫した視点で澄んだデザインを行う。 2011年、+dより鳥のしっぽで手紙を開けるペーパーナイフ「Birdie」を発表。 Design Plus Award、Red Dot Design Award 他、受賞歴多数。
URL : http://www.id-inc.jp/[外部リンク]