今回はLeafのデザイナー熊谷英之さんにお話を伺います。
1979年大阪生まれ。
設計事務所勤務を経て株式会社T3デザイン入社。
「第7回シャチハタ・ニュープロダクトデザインコンペティション原賞」受賞、「グッドデザイン賞」受賞、「日本タイポグラフィ年鑑2011」入選など。
「新しい価値観が生まれたり、コミュニケーションのきっかけとなるようなモノをつくる」をテーマに、小さなモノから、大きなモノまで何でもござれのデザイナーとして活躍中。
Contents
デザインした商品について、思いついたきっかけやコンセプトなどをお聞かせください。
熊谷さん:震災後の電力不足による節電のときに、会社でエアコンの設定温度は何度までみたいに決められた時があったのですが、そのとき室温をとても意識しました。
すると、冬は暖め過ぎで、夏は冷やしすぎたりと違和感を感じました。
数値で見たら気づくのですが、ずっと部屋にいると案外気づかないものなので、それを感覚的に感じられるようにしたいと思い、季節の移ろいのように温度で色が変わる葉っぱの温度計を考えました。
KONCENTスタッフ(以下K):
感覚で気づく事ができるという点がとても素敵ですよね。部屋のインテリアとしてさり気なく飾っておけるので、無理なく節電ができます。
Leafのおすすめの使い方はありますか?
熊谷さん:KONCENTのモニターさんの記事を拝見したのですが、
みんな素敵に使ってくれてます。自分以上に。なのでこちら■を参考にしてください。
強いて他の使い方を言うならば、メッセージカードとして添えると喜ばれます。
裏面は白いので書けますし。
K:本当にKONCENTのモニターさん、とても楽しくレポートしてくれています。いつもありがとうございます!
KONCENTショップで印象に残っているものがあれば教えてください。
熊谷さん:「アニマルラバーバンド」と「soilシリーズ」。
アニマルラバーバンドは、初めてみた時ビビりました。色とか形がかわいくて。(まだアッシュさんができたての頃と思う)
soilシリーズは、シンプルで好き。いくつか持ってる。
K:アッシュコンセプトの原点であるアニマルラバーバンドを気に入って下さって嬉しいです!soilシリーズいくつかお持ちのこと、ありがとうございます。私もドライングブロックは気に入って使っています。ちょっとしたプレゼントにも喜ばれますよ。
デザインに興味を持ったきっかけはなんですか?
熊谷さん:一番最初に興味を持ったのは、建築をやっていた父親の影響かもしれません。意識はあまりないけど、たぶん。
実家は父親の設計なんですが、その家やオーディオ機器、車などへのこだわりや、デザインが良い悪いとかの話を小さい頃からよく聞かされてました。
K:やはり一番身近なお父様の影響は強いのでしょうね。
それにしても、立派なご実家です!
最近凝っていることはなんですか?
熊谷さん:「株」と「熊モノ集め」。株は、政治や経済、いろんな企業について知るきっかけになる。デザイナーには、そういう知識も必要です。ということで。熊モノ集めは、名字に熊がつくので、よく熊モノをプレゼントされます。なんかとりあえず、熊あげとけばいいやろ的に。けど、実際好きなので自分でもいろいろ集めてます。(写真は一部)
K:熊モノ!いいですね!いくつか見たことがある熊さんがいます。
自分を一言で表すと?
熊谷さん:楽観的な心配性
K:なんとかなる~と思いながらも、内心すごいハラハラしている…といった感じでしょうか。笑
休日の過ごし方は?お気に入りの場所などはありますか?
熊谷さん:何か創作してるか、寝てるか、本読んでるか、飲みに行くか。お気に入りにの店は、赤羽の「まるます家」です。なんか好きでよく行きます。朝っぱらからおっさんたちが飲んだくれている素敵なお店です。
K:鯉ですか!珍しいですね。街になじんでいるようなこういったお店はとても貴重ですね。楽しそうです。
是非、熊谷さんの作業場(アイデアが生まれる場所など)見せてください!
熊谷さん:アイデアを考えるのは、風呂とか電車とか、合間の時間が多いです。作業をするのは、家のデスクか、会社のデスクです。
K:やはり植物がモチーフの物が多いのですね~Leafもパソコンにさり気なくついてますね。
尊敬するデザイナーやアーティストはいますか
熊谷さん:奥村昭夫さん、ブルーノ・ムナーリさん。
奥村さんは、グリコのロゴなど作った方ですが、アイデアもデザインも、シンプルで好き。おもしろいし。
ムナーリは、遊び心がある楽しいデザインや考え方が好き。いろんなジャンルのことをやっているところもいい。
K:あの有名な牛乳石鹸も奥村さんなのですね。両者ともデザインに遊び心があります。
長年愛される理由はそこにあるのかもしれません。
今後の展開について教えてください。
熊谷さん:昨年から会社で「おもしろ事業部」を立ち上げて(まだ部員2名しかいませんが)、活動を始めたのですが、モノのデザイン単発で終わらない、広がりのある面白いことを、モノを土台にやっていきたいと思ってます。
K:おもしろ事業部でのご活躍も楽しみにしております!
今回は楽しいインタビューをありがとうございました!
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