KONCENT非公式トーク!! 第1回 h tag 『bath towel』

台東区の駒形にあるアッシュコンセプト本社では、日々、さまざまな部署のスタッフが集まって、製品の企画や開発、販売戦略などに関する会議が行われています。その現場に極秘潜入して、こっそりと話を聞いてみようというこの企画。初回となる今回は、2021年7月に「h tag(アッシュタグ)」より発売された『bath towel』に関するディスカッションがされているようです。では入り口のドアをそ〜っと空けて、会議室に入ってみましょう……。どんなお話がされているのかな?

.<今回の参加者>
KONCENT Staff Aさん:広報担当
KONCENT Staff Bさん:製品開発担当
KONCENT Staff Cさん:製品開発担当
KONCENT Staff Dさん:KONCENT Web shop担当
KONCENT Staff Eさん:KONCENT 店舗担当

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【テーマ1】たどり着いた「横幅120cm」がもたらすもの。

 KONCENT Staff A(以降:A):事前に「h tag(アッシュタグ)」の『bath towel』を皆さんにお渡しして、使用していただいたと思います。今日はその感想などを率直にお話していきましょう。
その前にこの『bath towel』は開発に至った経緯はどういったものなのですか?

KONCENT Staff B(以降:B):もともとKONCENTで扱っていたタオルは、JAPAN BRANDでつくった「今治生まれの白いタオル」という商品だったよね。それを10年以上にわたって販売してきたんだけど、とある展示会であるタオルに出会ったんだ。

KONCENT Staff C(以降:C):バスタオルってお肌がいちばん敏感な状態になっているお風呂上がりに使うものだから、そのタオルが肌に対する影響を考えて、糸から織り方まで造るのはすごいなって感じたのが、きっかけでしたよね。

B:うん。そこから色々と調査をしていると、意外とお風呂上がりにバスタオルではなく、フェイスタオルを使っている人が多いことが分かったんだ。みんなで議論をしていると、「何日使ったら洗濯をするか」とか「サイズが小さいと干しやすい」、あと男性からは「やっぱり女性にはバスタオルを体に巻いた状態でお風呂から上がってきてほしい」みたいな意見も出てきて(笑)。僕自身、目から鱗が落ちるような発見や気づきがある中で「これは新しい、今の生活にあったバスタオルをつくるべきなんじゃないか」と思ったのがきっかけかな。

あなたはバスタオル派? フェイスタオル派?? それとも……。

 

A:ではやっぱりポイントとなるのはサイズ感ですか?

C:そうですね。従来のバスタオルより小さいけど、それでいて心地よいボリューム感はほしい。そこにはこだわりました。

KONCENT Staff D(以降:D):私はこの商品をサンプルでもらう前から、フェイスタオルとバスタオルの中間くらいのサイズのものを、わざわざネットで探して使っていました。その大きな理由としては、できるだけ頻繁に洗いたいにもかかわらず、一人暮らし用の小さな洗濯機だと、バスタオルだけですぐに洗濯機がいっぱいになっちゃうから。

A:一人暮らしで、週に何度も洗濯をしないといけないのは、ストレスになりますよね。実際に使ってみた感想はどうでしたか?

D:もともと私が使っていたタオルは、もう少し小さいんです。すると髪の毛がビチャビチャに濡れている状態で使うと、全身を拭くにはちょっと物足りなく感じていました。でもこの『bath towel』は、ちょうどいいんですよ。

B:開発段階で調べてみると、似たようなタオルはあるけど、長辺が80センチとか100センチのものが多かったんだよね。『bath towel』の120センチっていうのは意外になくて。

D:そもそも「バスタオルって何%くらい濡れるか」っていう話ですよね。ビチャビチャになるのっておそらくバスタオルの30%くらいで、残りの70%は濡れていないにもかかわらず洗濯をするわけです。でも一般的なフェイスタオルをお風呂上がりに使うと、80%〜90%くらいがビチャビチャになって、使っていて気持ち悪い。その点この『bath towel』は、60%くらいが濡れた状態になると思います。
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しっかり拭けて、濡れすぎない。その絶妙な加減をぜひ試してほしい。

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KONCENT Staff E(以降:E):僕も家で使っているんですが、脱衣所にタオルをかけるバーみたいなのがあるじゃないですか? うちのはその幅がちょっと狭いのか、バスタオルを広げてかけることができなくて。そうするとクシャッとなった状態でかけるしかないから、衛生的じゃないし、乾きも遅くなるんです。でもこの『bath towel』は、サイズが小さいから2枚をかけることができましたよ。

D:そうそう。サイズが小さいと、洗濯の時だけじゃなくて、収納する時にも省スペースになって便利なんですよね。
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乾いた後にコンパクトになるから、収納時にかさばりません。

 

【テーマ2】お風呂にジム、レジャーや習い事まで。

D:私は大きなお風呂に浸かりたいので、家の近くの銭湯に行くことが多くて、これまではバスタオルをリュックに入れて持っていっていたんですが、それだとすごくかさばります。でもこの『bath towel』なら、使い終わったあともクルクルっと巻いてコンパクトになるから、携帯するのにもとてもいいんですよね。

A:なるほど。じゃあジムに通っている人やスポーツをやっている人、あとこれからのシーズンはプールや海に遊びに行く時なんかにとてもいいですね。帰りにカバンがかさばらないのはすごく嬉しいかも。

E:そうなんです。うちは子どもをスイミングに通わせているんですけど、スクールで決められたレッスンバッグがあって、大きなバスタオルだと入りづらいサイズでした。この『bath towel』はちょうどいいサイズだから入れやすくて。あと肌が割と弱い子なので、ちゃんとしたものを使わせたいなと思って子ども専用にしています。

B:『bath towel』は、子どもにガサっとかぶせても床に引きずらないサイズだから、そういう点でも使いやすいよね。
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優しい肌触りと床に引きずらないサイズ感は、お子さまにもピッタリ。

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D:サイズが小さいってことは、本当にたくさんのメリットがあります。さっき言ったように、収納時には省スペースだし、乾くのが早いから時短になって、あと洗濯物の量が減るから節水にもつながるんですよね。つまりメリットばかりで、逆にいうと、なんでデメリットしかない大きなバスタオルを使うんだろうって(笑)。みんな固定概念にとらわれているだけだと思います。「コーヒーはコーヒーカップで飲まないといけない」って思っているようなものですよね。

A:なるほど。「乾きやすい」っていうのもポイントのようですね。

D:そう思います。私がもともと使っていた小さなタオルは、吸収性の高さを謳っていて、確かによく水分をよく吸うんですが、その分、乾きにくくて。この『bath towel』は本当にすぐ乾きます。1枚しか持っていなくても、朝に洗えばその日の夜には使えるんじゃないかな。梅雨の時期に部屋干ししても大丈夫じゃないかなっていうくらい乾きやすいですね。

C:肌に優しくするために、糸のねじれを少なくしていて、それが乾きの早さにもつながっているのかもしれませんね。

E:編み方が関係しているんですね。確かにこの『bath towel』って、何回洗濯しても全然ゴワゴワにならなくて、それもいいですよね。サンプルをいただいてからもう10回以上は洗濯をしていますけど、柔らかさがまったく失われないような気がします。

 

一般的なハンガーにもかけられて、乾きも速いスグレモノ。


 
【テーマ3】“当たり前”を疑うことでうまれる生活の便利さ。

B:もともと“定番を見直す”というのが「h tag」のコンセプトでもあるから、タオルっていう、毎日の暮らしの中でこれだけ当たり前のように使われてきて、サイズもいろいろとある中で、みんながそうやってメリットを感じてもらえるものがつくれたのは、とても嬉しいな。

C:生活者の視点で、本当にピッタリくるものが意外となかったんですよね。これからも当たり前と思っていることを疑うことで、新しい商品が作れるかもしれません。

E:そうですね。今後KONCENTに来てくれるお客様に「普段どんなタオルを使われていますか?」といった聞き方をすると、ほとんどの人が「それが当たり前になっているから」っていう固定観念だけで「バスタオル」って答えると思います。そこで「洗濯物の量、多いですよね?」「乾くのに時間かかりますよね?」みたいな話をしながら、「これだと清潔に使えるし、時短にも節水にもなりますよ」ってメリットを伝えることで、新しい選択肢を与える提案をしていきたいなと思いますね。

A:みなさん、ありがとうございます。たくさんの人の生活を豊かにできると嬉しいですね。

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